マダガスカルに自生する塊茎性のゴマ科植物。雨季が来ると葉を展開し成長する。
 
ウンカリナ属
Uncarina
成株
成株

幼株(成株と葉型が違うことに注意)
ウンカリナ・デカリー
Uncarina decaryi

 マダガスカル南部原産(固有種)。

 成葉はもみじ葉。紡錘形の塊茎から枝を伸ばす。
 花は黄色で、中心が濃い紫色。

純黄色のタイプ(夏花壇にて)
花筒が紫色(底紫)のタイプ
果実

ウンカリナ・ロエオエスリアナ
(ルーズリアナ、ルーゼリアーナ)
Uncarina roeoesliana

 マダガスカル原産(固有種)。

 球状~紡錘形の塊茎から枝を伸ばす。
 葉は葉縁にギザのあるハート形。花は黄色。果実には鋭い刺がある。
 花色には、純黄色のタイプのタイプと、花筒が紫色のタイプの2タイプが存在する。花筒が紫色のタイプは、珍しい。
 夏には成長旺盛で、春から秋までだけ露地植えするとよく肥えて次から次へと花が咲く。夏花壇には最適かもしれない。冬はどうするかって?秋になったら掘り上げて新聞紙に包んで家の中にしまって置けばよい。

ウンカリナ・サカラベ
Uncarina sakalave

 マダガスカル北西部原産(固有種)。

 細身の紡錘形の塊茎から枝を伸ばす。
 葉は葉縁にギザのあるハート形、葉脈が白く目立ち美しい。花は黄色。
 自生地を見ると分かるが、かなり寒さに弱く、冬季最低気温5℃では枯死の可能性が高く、10℃は必要。

ウンカリナ・グランディディエリ
Uncarina grandidieri

 マダガスカル南部原産(固有種)。

 いわゆる「シャンプーの木」。自生地では7、8mに達する中木。コーデックスというよりボトルツリー。
 ウンカリナの中では、ホームセンターなどで目先の変わった鉢ものとしても見られる。