イラクサ科オベチア属
Obetia
 イラクサ科の植物は、世界中の温帯から熱帯まで多くの種類が分布しており、マダガスカルには16属、そのうちオベチア属には3種が所属する。
Obetia ficifolia

Obetia ficifolia 冬の姿
オベチア・フィキフォリア
Obetia ficifolia

 レニユニオン島原産(固有種)。レニユニオン島はマダガスカル島の東に位置するマスカリン諸島のひとつ。マダガスカルから東へ800kmの位置にある。

 本種は数mに達する樹木で、基部がやや膨らむいわゆるボトルツリー。葉は掌状。葉には、細かい毛状のトゲが生えていて、皮膚の敏感な部分が触れると腫れることがある。
 非常に狭い島の固有種で、個体数も多くなく絶滅が心配されている。


旧ガガイモ科スタペリアンサス属
Stapelianthus
Stapelianthus decaryi

Stapelianthus decaryi

スタペリアンサス・デカリイ
Stapelianthus decaryi

 マダガスカル原産(固有種)。マダガスカル南東部のトリアラ州アヌシ圏トラニャロ

 小型種で群生する。