
旧ディディエレア科は、サボテン科にもっとも近いとされている。多くの場合、この科の植物の特徴は、幹に成長(伸長)しない短枝がびっしりと着き、成長期にはその先端から葉を出すこと。
このページは、ぱんさの栽培する多肉植物から、旧ディディエレア科の植物をまとめています。
旧ディディエレア科の植物の栽培は、そんなに難しくなく、休眠期は灌水を控え、成長期には多灌水、多肥で栽培する(といっても限度はあるが。)。
根がよく発達する植物が多いので、余裕のある鉢を用いるとよい。
新梢には、コナカイガラムシが付きやすく、付くと成長が阻害されるので、粘液(カイガラムシの排泄物)が垂れているのを見つけたら早めに防除すること。
基本的にコナカイガラムシの予防は至極簡単。コナカイガラムシは風と雨に弱いので、成長期には屋外の軒下などで健康的に育てるとほとんど発生しない。
旧ディディエレア科の分類・種類、「旧ディディエレア科」の呼称についてはこちらを参照ください → 旧ディディエレア科の分類・種類


ディディエレア属 Didierea |
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ディディエレア・マダガスカリエンシス Didierea madagascariensis
成樹は高さ20mに達する。成長期には、刺だらけの茎にやや厚みのある細長い葉を出す。
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ディディエレア・トロリー Didierea trollii
成樹は高さ10mに達する。成長期には、刺だらけの茎に長楕円の葉を出す。 |
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ディディエレア・ペティグナティ Didierea petignatii マダガスカル原産(固有種)。マダガスカルのPetignat氏の発見で、未記載種。南西部のかなり限定された地域に自生する。
他のディディエレア属の種と比較し、枝は細い等の特徴がある。祖先系または属間交配種との意見があり、起源はわからない。 |

