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Pantha's Labyrinth ぱんさのカニのいる生活 −大型陸生のカニの飼育− |
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この飼育方法に該当するカニは、亜熱帯・熱帯の海に遠くない下流、森、山地に棲む大型のオカガニ(Cardisoma hirtipes、Land-Crab)、ミナミオカガニ(Cardisoma carnifex、オオオカガニ、ギターサオカガニ)、外国産では、レインボークラブ(レインボー・ランドクラブ、Rainbow Land-crab、Cardisoma armatum)、ハロウィンクラブ(ハロウィン・ランドクラブ、Halloween Land-crab、Gecarcinus quadratus)等オカガニの仲間(オカガニ科)の陸生のカニです。
わが国において、このカニの飼育についてのデータはほとんどありません。したがって、よく分かっていないことがほとんどです。現在、私の経験上分かったことをまとめていますので、内容が更新される(場合によっては180度変わる)可能性があります。 わが国では、オカガニの飼育に関する情報は、ほとんどありませんが、海外では、レインボークラブ、ハロウィンクラブがよく飼育されています。飼育方法については、このオカガニに関する海外サイトRainbow Crabs!の記事も参考にしています。 【日本産オカガニ類のプロフィール】
【外国産オカガニ類のプロフィール】
オカガニは、初めて見る人には、とても凶暴に写りますが、とても臆病です。臆病なため人影に逃げまどっても、デカいので暴れまわっているようにしかみえないのです。飼育においては、とにかく落ち着かせて、環境に慣らすことを最優先にしてください。飼育ケースを叩いたり、カニをつついたりするのは論外です。覗き込むこともできるだけ控えてください。ある程度、環境に馴れれば、人影に驚いたりすることはなくなると思います。 他のカニと同じく夜行性ですが、環境に馴れ、落ち着くと昼間でも多少活動します(個体差あり。)。 なお、このタイプのカニは、同じケースで複数匹は飼育できません。もともとサイズ的に無理なこと、闘争する習性もあり、また、一匹が、脱皮をしてやわらかくなると、他のカニに食べられとても悲惨な状態になる可能性があるからです。
オカガニ類は土に穴を掘り穴居する性質があります(右図)。同じ環境を飼育環境でも作るとなると、細かい砂又は土を、最低でも数十cm程敷くことになります。そのためには、大型個体のオカガニのサイズからは、水族館クラスのかなりの大きさの水槽又は飼育ケースが必要ということになります。 掃除等メンテナンスの点も含めて、それは、実際上不可能に近いと思います。したがって、飼育ケースそれ自体が、巣穴であるような落ち着ける環境作りをしてあげる必要があります。 |
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最低限の飼育環境(全陸方式)
ここでは、基本的な飼育方法として、「最低限の飼育環境(全陸方式)」を説明します。飼育環境は一つではありません。考えられる飼育環境については、別ページとして「大型陸生のカニの飼育環境」にまとめていますので、参考にしてください。 ![]()
とにかく大型なので、飼育ケースには、幅30cm以上、できたら40cm以上のLLサイズ、3Lサイズのプラ飼育ケースを利用します。 ◆水入れ
このカニは、水浴びが大好きです(個体差あり)。1日に何度も水浴びをする場合もあるので、清潔な水を常時、たっぷりと用意します。容器は陶器でもプラスチックでもかまいません。ただ、水入れの幅・奥行きよりも高さがあったり、あまり軽いものだとひっくり返される場合があります。
理想的には、水入れにろ過装置を設置します。 低水位、かつ汚れの多さから、ろ過装置としては、「低水位用簡易ろ過装置『ぽっとくん』」を利用します。
直接、敷砂の上に餌を置くと痛みやすいので、餌皿を用意する必要があります。餌皿は、軽いものだとひっくり返されますので、重量のある陶器がいいと思います。百円ショップで探してみてください。 ◆隠れ家(シェルター)
【駄温鉢の植木鉢】
◆敷砂(床材)
オカガニは土に穴を掘り穴居する性質があります。本来は、細かい砂等を、最低でも数十cm程敷くべきかもしれません。しかし、前述しましたが、大型個体では、屋外に飼育小屋を作るくらいでないとそれは不可能です。
カニが、逃げ出さないようにフタは必須です。
(右写真はGEXの小動物用の水槽用のフタ(40cm水槽用のみなので、大きいカニには不向き。)で、しっかりしたつくりで愛用していますが、とても残念なことに生産中止となってしまいました・・・問屋に在庫があるかもしれませんので、欲しい方はホームセンターに注文してみてください。)
この種類のカニは、最低でも15℃(レインボークラブ、ハロウィンクラブは22℃)が必要です。
あなたがガーデニングも趣味であれば、植木鉢に植物を育ててカニのゲージに設置することもできます。(カニのゲージが明るいところにあることを前提として。)
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飼育管理 ◆温度・湿度管理 飼育ケースを、直射日光にあてるなどすれば、高温になりすぎるため、一年を通して日陰にケースをおきます。夏は、できるだけ風通しの良い場所がいいでしょう。
さらに冬季は、よほどの暖地でない限り、それだけでは温度を保てません。更にケースを断熱できるもので覆う必要があります(右図参照)。 オカガニも低温に注意すべきですが、更に外国産オカガニ、ミナミオカガニの方が低温に弱いので、特に注意してください。 湿度は、敷砂を若干湿らせることにより保ちます。オカガニは、水入れがしっかり設置されていて、オカガニの必要に応じて水浴びができれば、敷砂は、ベタベタに濡らす必要はないようです。
以下は、東京及び名古屋の最低・最高気温のグラフです。たとえ家の中であってもそう大きく違いはありません(家の中は、暖かいと誤解をしている人が多い。)。自己の地域の最低気温が、いつ頃15℃を切るかぐらいは知っておきましょう。
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◆水換え
水入れの水は頻繁に換えてあげましょう。大型の上に、水入れに餌を引き込んだり、糞をしたりする個体もあり、早く汚れます。汚いように見えなくても、1日おきに換えてあげましょう。
この種類のカニは、雑食性です。動物質・植物質をバランスよく与えましょう。
【食べさせてはいけないと思われる餌】
◆飼育ケースの掃除
ケースを不潔にしていると長生きできません。よごれていると思ったら、カニも含めすべて出して掃除します。
自然界において、オカガニは、自分の巣穴の入り口を土で締め切り、巣穴奥の水溜りで脱皮をするとの報告があります。ある程度体が固まる間は、暗い巣穴の底で、溜め込んだ餌や自分の抜け殻を食べて過ごします。
Rainbow Crabs!のBBSでは、すべての脚を失ってしまった(!)カニが、飼い主の懸命な介護によって(次の脱皮に)完全に脚を取り戻したという、報告があります。
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