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飼育環境のモデル
これらのオカガニ類を飼育するために考案される飼育環境には、以下の3つのモデルが考えられます。それぞれに長短があります。
下記のいろいろな方式を実際に試してみましたが、いろいろな点で問題が発生し、現在のところ、若い小型個体であれば「モデル3−3 半水半陸方式その3」がベストと感じています。
モデル1 全陸方式
ゲージすべてを陸部として、敷砂(床材)を敷き、別に水入れを設置する方法です。
| 長所 |
○経費がかからない。
○ゲージの大きさを有効利用できる。装置等を必要としないので、ケージをあまり大きくしなくても済む。スペースをとらない。
○水の交換が簡単。(水入れをゲージの外に出してジャ〜と捨てればよい。)
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| 短所 |
○水入れの水は、1日おきに換える必要がある。
○敷砂(床材)は、頻繁に掃除する必要がある(ヤシガラチップ利用の場合は、頻繁ではない。)。
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爬虫類・小動物の専用水槽(天井メッシュ、横開き)を用いた全陸方式の環境例
モデル2 全水方式
ゲージすべてを水部として、石や流木をを置き、陸を作る方法です。もともと、オカガニは水棲のカニではないので、あまり良くないと思う。
| 長所 |
○経費がかからない。
○ゲージの大きさを有効利用できる。装置等を必要としないので、ケージをあまり大きくしなくても済む。スペースをとらない。
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| 短所 |
○オカガニ類の生態からはかけ離れている。ストレスはないだろうか?
○水の交換が大変(ポンプアップ?)。とてもじゃないので、なんらかのろ過装置は必要になる。
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モデル3−1 半水半陸(傾斜)方式
ゲージの半分を水部、半分を陸部として、陸部には傾斜を付け巣穴掘りを可能にさせる方法です。いろいろな海外サイトで紹介される方法です。
○巣穴崩れを防ぐため、微細粒のサンドを使うことが必要です。
| 長所 |
○経費がかからない。
○オカガニ類の生態に最も近い。
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| 短所 |
○かなり大きなゲージが必要(甲幅5cmのカニで最低60cm水槽は必要。)。砂の崩れが水部を潰さないようにするため、ゲージの余裕が必要。
○水の交換が頻繁で大変(ポンプアップ?)。とてもじゃないので、なんらかのろ過装置は必要になる。
○砂の崩れが水部を潰す。同じ形で維持しにくい。
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モデル3−2 半水半陸方式その2
前述の半水半陸方式の改善案で、「土留め」と「ろ過装置」を加えています。

| 長所 |
○オカガニ類の生態に最も近い。
○ろ過装置によるが、水換えの頻度が少なくてすむ。
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| 短所 |
○それなりの大きさのゲージが必要(甲幅5cmのカニで60cm〜は必要。)。土留めとろ過装置を加える必要があるため。
○土留めがずれない工夫、サンドが水部に漏れない工夫がとても難しい。
○低水位が可能でかつ性能のよいというろ過装置が少ない(*)。
(*)今のところ水中式フィルター(水中ポンプ式のこと。エアー式は、あまりにも能力がないので不可)を横倒し利用くらい。トリオ・アクアマイクロフィルター、Nisso・フリーフロー、カミハタ・リオフィルターセット、GEX・e〜ROKA等。かなり大きいゲージであれば、パワーフィルターが利用できる可能性がある。
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モデル3−3 半水半陸方式その3
前述の半水半陸方式その2の改善案です。
半水半陸方式その2では、どう土留めするかが一番の問題で、以下は、ゲージの小型を考慮した2つの土留め方法を記載しています。


| 長所 |
○オカガニ類の生態に最も近い。
○ろ過装置によるが、水換えの頻度が少なくてすむ。
○工夫すれば、そんなに大きなゲージがいらない。
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| 短所 |
○低水位が可能でかつ性能のよいというろ過装置が少ない(*)。
(*)今のところ水中式フィルター(水中ポンプ式のこと。エアー式は、あまりにも能力がないので不可)を横倒し利用くらい。トリオ・アクアマイクロフィルター、Nisso・フリーフロー、カミハタ・リオフィルターセット、GEX・e〜ROKA等。かなり大きいゲージであれば、パワーフィルターが利用できる可能性がある。
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「半水半陸方式その2」方式の環境例1
- 底を抜いたタッパーで枠を作って土留めし水部を確保。
- 小型水中ポンプ式ろ過装置としては、GEXの「e〜ROKA」等を横倒しで利用しました。「e〜ROKA」を利用する場合は、若干注意点がありますので、e〜ROKA利用の実際を参照してください。
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「半水半陸方式その2」方式の環境例2
- 園芸用育苗箱(ザルのようなもの。通水用の穴があいている。大きすぎるのが難点。)を用いて土留めし水部を確保。
- 小型水中ポンプ式ろ過装置としては、GEXの「e〜ROKA」等を横倒しで利用しました。「e〜ROKA」を利用する場合は、若干注意点がありますので、e〜ROKA利用の実際を参照してください。
- ゲージの大きさに余裕があるので、植木鉢に植えた植物(ガジュマル)を配してみました。
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モデル4 底面ろ過付加半水半陸方式(アクアテラリウム方式)
予め水中ポンプ式底面ろ過を設置した上に、水部と陸部からなる環境を作るものです。
底面ろ過板の上には、中粒のサンドを敷きろ過部とし、その上に、水がオーバーフローする容器による水部と細粒の陸部を組み立てます(目詰まりするので微細粒の砂は利用できません。)。
底面ろ過の問題は、細かいサンドの場合は目詰まりを起すので、ろ過部とその上とは、ウールマットと潜り込み防止アミで遮断します。
この方式も実際に試してみましたが、底面ろ過装置の目詰まりが起きて、あえなく1年で崩壊してしまいました。
| 長所 |
○水換えの頻度が少なくてすむと考えられる。
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| 短所 |
○それなりの大きさのゲージが必要。
○長い間(半年?1年?)にはウールマットの目詰まりが起きる可能性がある。
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