露地植え向きオプンチア Opuntia for outdoor garden
オプンチア亜属 Subgenus Opuntia
立性 (立ち上がり高さが1mを超える)
Opuntia ficus-indica
Opuntia ficus-indica
無防寒
オプンチア・フィクスインディカ
大型宝剣
無花果団扇
Opuntia ficus-indica
メキシコ原産

 食用サボテンとして有名な本種は、食用、家畜の餌用、あるいは観賞用に世界中に栽植されている。茎節や果実(Tuna(ツナ)と呼ばれる)が食用とされる。メキシコでは、非常にたくさんの品種があるようだが、我が国ではあまり区別しない。
 茎節は楕円、長さは30~40cm、厚みは2cmほどになる。明るいグリーン。はじめは叢生するが次第に立ち上がり2mを超える。トゲは目立たないが、芒刺はあるので、不用意に触らないほうがよい。
 当地での露地植え栽培実績は10年を超える。耐寒性は高いが、強い寒波が到来した場合、茎節に傷みがが生じることがある。防寒は不要。
Opuntia 巨人団扇
Opuntia 巨人団扇
無防寒
巨人団扇(きょじんうちわ)
=大丸盆(おおまるぼん)
Opuntia 巨人団扇

 本種は「巨人団扇」と呼ばれるものだが「大丸盆」と同種。学名はハッキリしない。それについては「ウチワサボテン「大丸盆」について」を参照。
 茎節はやや楕円から円、長さは50cmを超える、パウダーブルー。立ち上がり2mを超える。トゲは中トゲが長く鋭く、目立たない芒刺がある。
 姿形が美しく、露地植えでは引き立つ。
 当地での露地植え栽培実績は3年を超える。耐寒性は高いが、強い寒波が到来した場合、茎節に傷みがが生じることがある。防寒は不要。
 ただ、茎節が大きくなるためかなり風を受ける。場所により台風などの強風で折れてしまうことが多いので、支柱をしっかり立ててる方が安心できる。
叢性 (あまり立ち上がらず地面に広がる)
Opuntia engelmannii
Opuntia engelmannii
Opuntia engelmannii冬季の休眠状態
無防寒
オプンチア・エンゲルマンニイ
Opuntia engelmannii
合衆国南部~メキシコ原産

 分布が広いために色々なタイプがあるが、本種は「ユタ州Natural Bridge」タイプ。茎節は楕円、長さは10~15cm、褐色~グリーン。叢生し拡がる。トゲは中トゲが長く鋭く、目立つ芒刺がそれを取り巻く。花は黄色で底紅。
 当地での露地植え栽培実績は5年を超える。耐寒性は高く、冬季には褐色でやや萎み休眠する。防寒は不要。
Opuntia stricta
無防寒
オプンチア・ストリクタ
仙人団扇(せんにんうちわ)
Opuntia stricta
北アメリカ原産

 「侵略的外来サボテン」として有名。元々北アメリカが原産であるが、ヨーロッパやアフリカ、オーストラリア、ユーラシア等世界中に帰化し「世界の侵略的外来種ワースト100」の1種にもされている。日本花は黄色。
 当地での露地植え栽培実績は5年を超える。耐寒性は高く、防寒は不要。

まだ続きます。作成中です。