ぱんさのサボテンランド/栽培種プロフィール

多肉植物
−ベンケイソウ科・キク科−
 
ベンケイソウ科の多肉植物は、一部を除いて露地植え(屋外で栽培)です。
寒冷地ではありませんが、冬季の最低気温は−3.5℃の霜も雪も降る地域です。
適切な場所とちょっとした防寒で平気です。
ベンケイソウ科の多肉植物の露地植えについては、

サボテン・多肉植物の露地植えについて

を参照のこと。


雪に埋もれる多肉



 
 
◆◆ベンケイソウ科◆◆

Pachyphytum パキフィツム属
紫麗殿(しれいでん)
Pachyphytum cv. SHIREIDEN

ベンケイソウ科パキフィツム属 原種はメキシコ原産

 青味のある白磁のような葉を持ち、締まった姿をもつ良種。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):



温室内地植えの様子

オビフェルム
月美人(つきびじん)
星美人(ほしびじん)
Pachyphytum oviferum

ベンケイソウ科パキフィツム属 原種はメキシコ原産

 白磁のような美しさがある。
 不思議なもので、葉挿ししようとするとうまくいかないが、葉はポロリと落ちやすく、自然に落ちた葉を放置するとよく増える。
 「星美人」、「月美人」には、和名の混乱がある。
 パキフィツム属の
・オビフェルム Pachyphytum oviferum
・ブラクテオスム Pachyphytum bracteosum
のやや姿の異なる2種類に対して「星美人」と命名され、「星美人」という名称で両方が流通した経過がある。
 一方で「月美人」は、Pachyphytum oviferumのひとつのタイプ(園芸品種)であったのではないかと考えられるが、その経過も原種との差異も厳密な管理区別がなされているわけでもないので、今となってはどれがどれだか分からない状況になっている。
 誰かが、これは「月美人」だ!と決めつければ、たちまち「月美人」となり、子子孫孫「月美人」で流通する。途中でだれかが、「星美人だろう」ということになるので、そこから「星美人」となる。
 2種をどこかで買ってきて2つ並べて、「やっぱり違いがある・・」なんて思うのは自己満足。札を外して、余所で1年も栽培して、戻ってきて「さて、どちらが月美人でしょう?」と聞かれたら、区別はできない。その程度のもの。
 この植物については、「Pachyphytum oviferumの方の星美人」=「月美人」と表記した。
 

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:


【ハウス等内地植え】

ハウス内地植えの様子

【露地植え】

露地植え

雪に埋まる

 
Graptopetalum グラプトペタルム属
ブロンズ姫(ぶろんずひめ)
Graptopetalum paraguayensis cv.BURONZUHIME

ベンケイソウ科グラプトペタルム属 原種はメキシコ原産

 わが国に帰化したのではないかとも思える「朧月(Graptopetalum paraguayensis)」の一品種と考えられている。
 朧月よりもデリケートではある。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):

 

雪をかぶる


 
Crassula クラッスラ属
星の王子(ほしのおうじ)
Crassula conjuncta

ベンケイソウ科クラッスラ属 南アフリカ原産

 冬季最低温度−3.5℃程度の地方なら、露地植えで越冬する。
 クラッスラは、開花すると株が弱るので、芽先を取ってそこらへんにてきとーに挿しておくこと。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:



1. 露地植え-夏-

2. 露地植え-冬-:雪に埋まる

3. 露地植え-春-:成長が始まる

4. 露地植え-春-:花

5. 露地植え-秋-:
開花後は根元が弱るので、芽先を土にてきとーに挿して株を更新する

火祭(ひまつり)
Crassula americana cv. Flame

ベンケイソウ科クラッスラ属 原種はアフリカ原産

 火祭というものが、形が変化して成長する植物であることを知らない人が多い。店先で見ることができる丸葉で真っ赤に色付いているのは、一時的な冬の形態。一年の形の変化は、以下の写真を参照のこと。
 室内などで栽培すると徒長し、色着きも悪いので、別な種類だと思いこむ人もいる。それは、栽培環境が悪いだけ。
 冬季最低温度−3.5℃程度の地方なら、露地植えで越冬する。
 クラッスラは、開花すると株が弱るので、芽先を取ってそこらへんにてきとーに挿しておくこと。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:



1. 露地植え-初夏-

2. 露地植え-秋-:花が咲く

3. 露地植え-秋-:紅葉
この状態の芽先をカットして挿木したものが、よく売られているもの。

4. 露地植え-初冬-:さらに紅葉

5. 露地植え-冬-:雪に埋もれる

6. 露地植え-春-:
開花後は根元が弱るので、芽先を土にてきとーに挿して株を更新する

7. 露地植え-秋-:更新された株

 
Sedum セダム属
秋麗(しゅうれい)
Sedum cv. SYUREI

ベンケイソウ科セダム属 園芸品種

 とにかくよく増え強健。注意しないと他の植物を圧倒する。
 冬季最低温度−3.5℃程度の地方なら、露地植えで越冬する。
 グラプトペタルム属の「朧月(Graptopetalum paraguayensis)」とセダム属の何かの属間交配種が起源といわれている。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:



1. 露地植え-春-:成長が始まる

2. 露地植え-春-:花

3. 露地植え-冬-:紅葉

4. 露地植え-冬-:雪に埋まる

黄麗(おうれい)
Sedum sp.

ベンケイソウ科セダム属 メキシコ原産

 冬季最低温度−3.5℃程度の地方なら、霜・雪除け程度で露地植えで越冬する。
 昭和初期に導入された「銘月(Sedum adolphii)」に非常によく似ていて、「黄麗」はやや小型、丸っこい葉といった区別がされているようだが、「銘月」の変種、元にした交配種、あるいはまったくの別種等、両者の関係はよく分かっていない。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:


露地植え-秋-
露地植え-冬-:紅葉

乙女心(おとめごころ)
Sedum pachyphyllum

ベンケイソウ科セダム属 メキシコ原産

 とにかくよく増え強健。注意しないと他の植物を圧倒する。
 冬季最低温度−3.5℃程度の地方なら、露地植えで越冬する。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:



1. 露地植え-初夏-:成長期の様子

2. 露地植え-冬-:紅葉

3. 露地植え-冬-:雪に埋まる

4. 露地植え-春-:花咲き乱れる

 
Kalanchoe カランコエ属
朱蓮(しゅれん)
Kalanchoe longiflora var. coccinea

ベンケイソウ科カランコエ属 南アフリカ原産

 かなり大きくなる植物。
 寒さにやや弱く、当地、冬季最低温度−3.5℃程度の地方では枯死する。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):


1. 露地植え-夏-
2. 露地植え-冬-:紅葉
3. 露地植え-春-:完全に枯死
4. 予備株(枯れる前に挿木したもの)から作り直し
5. 露地植え-冬-:今度は苗帽子で露地植え再挑戦

 
Cotyledon コチレドン属
熊童子(くまどうじ)
Cotyledon tomentosa
Cotyledon ladismithiensis

ベンケイソウ科コチレドン属 南アフリカ原産

 熊童子は寒さに強く、ここらあたりなら露地植えで越冬し、春には引き締まった素晴らしい姿を見せてくれる。その姿を見たら、鉢植えのしょぼいモヤシのような熊童子がアホらしくなる。ただし、露地植えはどうしても梅雨・夏季の高温・多湿を越えることができないのが惜しい。
 この暑さの課題がクリアできれば、鉢植えのしょぼい熊童子を見ずに済むのだが。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):


露地植え-春-:株はよく締まり爪が紫に色付く
梅雨に枯死したため、予備株(枯れる前に挿木したもの)から作り直し

福娘(ふくむすめ)
Cotyledon orbiculata var. oophylla

ベンケイソウ科コチレドン属 原種は南アフリカ原産

 冬季最低温度−3.5℃程度の地方なら、霜・雪除け程度で露地植えで越冬する。梅雨・夏季の暑さに耐えれるかどうか疑問であったが、以外に強健。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):
露地植え後:


露地植え-初夏-:がっちりとした株に育つ。
露地植え-夏-:灼熱の太陽のもと花を咲かせる。

 
Echeveria エケベリア属 エケベリアについては「魅惑の園:エケベリアランド!」へ。

 
◆◆キク科◆◆

美空鉾(みそらほこ)
Senecio antandroi

キク科セネシオ属 マダガスカル原産

 温室内地植えにしたところ、雑草のごとく生い茂って他を圧倒したために、ほとんど抜き捨ててほんの少し残した。
 花は地味であるが、非常に臭い。大量に咲くと腐敗臭のような臭いがする。この花が咲いたとき、この花の臭いと気付かず、ネズミか何かの死骸でもあるのではないかと思った。私だけがそう感じるのかと思って友人にも嗅がせたら同じ感想だったので間違いない。一般的な栽培環境では、こんなにも大株にならないし、あまり咲かないのでそう気にならないとは思う。
 極めて丈夫な植物だが、耐寒性があまりないので、ここらでは露地植えはムリ。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):


オトンナ・アルミアナ
Othonna armiana

キク科オトンナ属 南アフリカ・ケープ州原産

 冬型の多肉は、灌水を忘れちゃうことが多いので、ハウス内地植えにしちゃいました。これで、冬は放置しておける。
 夏の休眠期は土壌湿度が高すぎて越えられそうにないので、春には掘り上げないといけないかなというところ。
 花は、成長期の始まる11月頃に咲いてる。いかにもキク科ってな花。

ぱんさと過ごした日々(栽培期間):


地植え直後

地植え3か月後

 

 
『ぱんさのサボテンランド』に戻る
Return