花の写真は加工してありません。花色は、植物の状態や撮影時の光の当たり具合、カメラやディスプレイの性能によって、実際とは違って見える場合があります。

 
大型系エキノプシス交配種
 新エキノプシス属に統合された旧トリコケレウス属のEchinopsis thelegonaEchinopsis huascha等の血統が入ったもので、高さ50cmあるいはそれ以上の柱状、株立ちになる交配種です。「花の美しい中型柱サボテン」と言えるでしょう。とてもゴージャスで海外では人気がありますが、スペースのあまりない日本では人気は今一つです。
赫麗丸(かくれいまる)
Echinopsis '赫麗丸'

園芸交配種
 古くからあるクラシカルな交配種であるが、Echinopsis huaschaの血統を受けているか、かなり背が高くなり群生するので、「大型エキノプシス交配種」に入れた。
 花は朱赤の中輪で、昼開性カップ咲き(最後には全開する)。花付きよく群花する。
 体はEchinopsis huaschaによく似て、だいたい高さ30cm程度になる。

オレンジ・カリフォルニア
Echinopsis 'OrangeCalifornia'

園芸交配種
 名前はオレンジだが、花は大輪、中心が黄色で外に向かうとピンクになる素晴らしいグラデーション、昼開性。花はめっぽう綺麗だが、花付きあまりよくなく、咲かせるには一苦労。
 体のトゲは黄色、肌色はグリーン、高さ80cm程度になる。

エロー・カリフォルニア
Echinopsis 'YerrowCalifornia'

園芸交配種
 花径14cm丸剣弁大輪、黄色、昼開性。花付きはよい。
 体のトゲは黄褐色、肌色はグリーン、高さ40cm程度で群生する。

テレゴヌス×ケルメシナ
Echinopsis thelegonus × kermesina

園芸交配種
 母株はEchinopsis thelegonusで、南米の大型の這い回るサボテン(夜開性)、父株は旧ロビビア属の美花のサボテン(昼開性)。
 この親の血統を見事に受け継いで、花は大輪、紫赤色、夜から咲き始め、残念なことに昼までには閉じる半昼開性。成株になると花付きは悪くない。
 体のトゲは黄褐色で長め、肌色はグリーンでややぼんやりとした斑が入る。高さ1m程度、無理やり支柱で立てているが、おそらく、大型の這い回るサボテンになるのではないかと思う。