エキノプシス交配種の栽培のポイント |
ここでは、エキノプシス交配種を健康的に育て美しく咲かせるためのポイントを整理しました。 ●最も重要なポイントは日光です
美しい花を咲かせるために最も重要なポイントは、十分な日光に当てることです。冬季休眠期であれば、室内の明るいところで管理しても問題はありませんが、春、夏、秋の成長期は、室内での栽培では日光が不足します。
一般的に市販されているサボテン・多肉植物の専用培養土は、肥料分がほとんどなく排水がよすぎるため、使用すると育ちも悪く、花付きもあまりよくありません。赤玉土や腐葉土を多く混合した用土を使用するとよいでしょう。場合によっては、通常の草花用の培養土の方がいい場合があります。
ある程度耐寒性はあります。冬季に暖かくしすぎるとだらだらと成長し、徒長したり花付きが悪くなります。冬季は、0℃~5℃程度の寒さに当てて、潅水を控えて、ゆっくりと休眠させるとよいでしょう。
成長期には盛んに成長しますので灌水の頻度も増えると思いますが、成長期の灌水は植物の頭から掛けてください。体の砂埃が落ちますし、ハダニの発生も少なくなり、健康的に育ちます。
エキノプシス交配種に限らず、どんな植物の交配品種も「札(品種名)」が命です。札落ち(品種名が分からなくなる)が起きると価値がなくなり、すぐれた品種も散逸してしまう可能性があります。札落ちさせないようにしてください。 |