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 このページは、ぱんさの栽培するエキノプシス交配種をまとめています。

更新情報

 
はじめに
 古くは、ジョンソン(米)氏、伊藤芳夫氏等により美しい花を咲かせるサボテンの作出が行なわれ、旧エキノプシス属、旧ロビビア属、旧カマエケレウス属等を親にして、多くの花サボテン交配種が作出されました。しかし、その後、そうして作られた優れた品種も、散逸や札落ちなどで、多くの品種が失われてしまいました。(というより、札落ちのままどこかの栽培家の片隅に残っているのかもしれません。)
 交配種においては、札落ちになることが最も憂慮されるべきことで、札落ちすれば流通価値を失います。つまり、札落ちすればタダ同然ということです。

 なお、旧来「ロビビオプシス(ロビビア属+エキノプシス属属間交配、趣味家での略称は、ロビプシス、ロビオプシス)」等の属名称が使用されていましたが、現在では、分類学上旧エキノプシス属、旧ロビビア属、旧カマエケレウス属等は、エキノプシス属に大統合されていますので、「ロビビオプシス、ロビプシス、ロビオプシス」は、年寄りの思い出話に出てくる名称です。このため、このページでは「エキノプシス交配種」と表記しています。

 多くの場合、ひとつの花は2日間のみ咲き、2日目はかなりヨレヨレになります。写真を撮るなら初日でしょう。蕾はいくつか上がり同時に咲くと見事ですが、見過ごしてしまったときの精神的ダメージが大きいです(笑)。日を開けて順番に咲いてくれた方が嬉しいです。
 基本的に春が花期ですが、種類によって大きな株になると春から秋まで次々と咲かせる場合もあります。この場合、夏の花は色あせて小さいのですが、夏が過ぎて涼しくなってきた頃に咲かせる秋花は非常に美しい場合があります。
 旧エキノプシス属の原種は夜咲きが多いのですが、エキノプシス交配種は昼咲きに改良されています。
エキノプシス交配種の区分
エキノプシス交配種  玉型の旧エキノプシス属、旧ロビビア属などをベースにした交配種で、小型のものでは本体は直径10cm未満から大きいものでは直径20cm未満、高さも直径と同じ程度から、古い大株では数十cmになることがあります。
大型系エキノプシス交配種  新エキノプシス属に統合された旧トリコケレウス属のテレゴナ、フアスチャ等の血統が入ったもので、高さ50cmあるいはそれ以上の柱状、株立ちになる交配種です。「花の美しい中型柱サボテン」と言えるでしょう。とてもゴージャスで海外では人気がありますが、スペースのあまりない日本では人気は今一つです。
カマエ系エキノプシス交配種

旧カマエケレウス属 白檀(原種)
Echinopsis chamaecereus
 旧カマエケレウス種(白檀)の血統が入ったもので、本体の直径は数cm、ころころと仔吹きして群花します。