Pereskiopsis ペレスキオプシス属
ペレスキオプシス属は、外見上木の葉サボテンに似ているが、ウチワサボテン亜科に属する。
キリンウチワキリンウチワの花
麒麟団扇(きりんうちわ)
ペレスキオプシス・スパチュラタ
Pereskiopsis spathulata
メキシコ・ハリスコ州原産

 古くは麒麟団扇、瑠璃葉麒麟団扇、青葉麒麟団扇という分け方もしたが、現在ではすべてPereskiopsis spathulata。やや厚みのある葉と鋭いトゲが特徴。
 成長旺盛で暑さ、多湿に耐え、サボテン科の台木としてもよく利用される。放置するとかなり繁茂して、近寄るもの皆傷つけるので、あまり大きくせず、近づかないのが身のためと思う。トゲがいやらしくてあまり利用したくはない。
 花はめったに咲かないといわれるが、古株であってかなり虐めて育てるとたいして大きくしなくても咲く。黄色でなかなかかわいらしい花。
 寒さには強くはないが、完全断水して休眠状態にすれば数℃くらいまで耐えられる(枝先は枯れるが)。
 繁殖方法は、挿し木で、成長期に水の入ったコップに枝をさせば1週間程度で発根してくる。トゲがいやらしいので注意。