Arthrocereus アルトロケレウス属
早朝に撮影したもの
夜間にフラッシュ撮影しているため花色が色飛びしている。
アルトロケレウス・ロンドニアヌス A
Arthrocereus rondonianus 'Type A'
ブラジル・ミナスゼライス州原産

 本種には、2つのタイプが存在する。こちらのタイプAは肌は緑か薄緑で、金色の刺を密生する細身の柱サボテン。直立したり倒れたり群生し叢生となる。
 花は、夜開性で、外弁はモスグリーン、内弁はピンク、花径は5cm、良い香りをもつ。原種のサボテンの中では最も美しい花と言える。夜開性の花は、白がほとんどで、本種のような色があるものは珍しい。仕事が忙しくて、昼間に咲く多くのサボテンの花が見られなくて悔しい思いをしている人向き。
 海外では非常に有名な柱サボテンであるが、我が国ではほとんど栽培されていない。
 栽培的には特に難しくはない。本種を咲かせるためにはコツが必要で、大きめのポットを使い、肥沃な用土を用いる。小鉢を用いたり、一般的な痩せたサボテンの用土ではいつまで経っても咲かない。自然に群生させて、だいたい茎が60~70cm位になると花を付け始める。



夜間にフラッシュ撮影しているため花色が色飛びしている。 アルトロケレウス・ロンドニアヌス B
Arthrocereus rondonianus 'Type B'
ブラジル・ミナスゼライス州原産

 本種には、2つのタイプが存在する。こちらのタイプBは、赤褐色の刺を密生し、タイプAより細身。直立したり倒れたり群生し叢生となるのは同様。
 花は、タイプA同様夜開性であるが、タイプAと比べて外弁の幅が狭く、花径はやや小さい。