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演奏会用アリア「私の胸は喜びにおどるの」

K579

作曲年代 おそらく1789年8月、ウィーン。
演奏時間 2分。

 「フィガロの結婚」のソプラノ用挿入アリアで、1789年のウィーン上演の際、スザンナ役を歌ったフェラレーゼ・デル・べーネのために新しく作曲されたものと思われる。挿入の場所については諸説あり、アインシュタインは第3幕の冒頭、ケッヒェル6版と新全集では第2幕第8場のスザンナのアリアの代わりとしている。歌詞はダ・ポンテ(1749-1838)の作とみられるが、イェーガーのドイツ語訳でも愛唱される。
 曲はアレグレット・モデラート、ト長調、8分の3拍子の通作形式で、元来オーケストラ伴奏付であったが、現在ではピアノ伴奏で歌われることのほうが多い。
〔歌詞大意〕私の胸は喜びにおどり、夜も明けて陽も射してくる。やがて私の悩みは喜びに変るだろう。悩みが必ずしも愛をもたらすわけではないが。