■モーツァルト作品解説■    [HOME]   [年代別目次]

ロンド イ短調

K511

 モーツァルトと短調曲の関係は、何か意味づけられることが多いが、このころの、親友、あるいは父の死(5月28日)がこの短調につながるものであるといわれる。そして、中間部のイ長調のモティーフがグルックの死のオペラ「オルフェオ」の、アモールのアリアと類似しているが、このアリアは絶望しているオルフェオに勇気を与えるよう歌われるものである。
作曲年代 1783年年3月11日。
基本資料の所在 自筆楽譜はスイスの個人蔵。
出版 ウィーン、ホフマイスター、1787年。〔全集〕旧全集20(9)。

 アンダンテ、イ短調、8分の6拍子。この曲は他のロンド2曲と違って比較的明らかなロンド形式をとっている。