■モーツァルト作品解説■    [HOME]   [年代別目次]

3つの行進曲(第2曲)

K408(K385a)

 1782年の夏、モーツァルトは父に依頼されて「第2ハフナー・セレナーデ」を大急ぎで書き上げなくてはならなかったが、その曲の開曲用に作曲されたのがこの行進曲と思われる。完成は全曲の最後になり、8月7日に父宛に送られた。セレナーデが4楽章の交響曲となったときはずされて、「3つの行進曲」の第2曲として伝えられてきた。
基本資料の所在 自筆楽譜はパリ国立図書館所蔵。筆写譜はベルリン国立図書館(Mus.Ms.4,15348,Ms.5,15348/1)
出版 〔初版〕第1曲と同様。Liv.I/2 出版番号1661。〔全集〕旧・新モーツァルト全集ともに第1曲と同様。
演奏時間 約3分半。
楽器編成 オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、トランペット(クラリーノ)2、ティンパニ、ヴァイオリン2部、ヴィオラチェロ、コントラバス。

 ニ長調 4分の4拍子。簡単なソナタ形式による。第1曲と同様、行進曲のリズムによる第1主題とセレナーデ調の穏やかな第2主題が対置されている。展開部は一瞬暗い陰りが示されコントラストを作り出している。再現部の第1主題は省略されている。