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ピアノ・ソナタ ヘ長調

K332(300k)

 このヘ長調K332(300k)の作品も、1778年の夏、パリで作曲されたと考えられている。1780年以降説も出てきている。規模も大きく、作り方も重厚である。とくにフィナー、レは、自由で幻想的な性格をもっている。「ハ長調」K330(300h)および「イ長調」K331(300i)とともに、1784年ウィーンのアルタリアからまとめて出版された。

第1楽章 アレグロ ヘ長調 4分の3拍子。ソナタ形式。
第2楽章 アダージョ 変ロ長調 4分の4拍子。ソナタ形式。展開部を欠いたソナタ形式と考えられる。
第3楽章 アレグロ・アッサイ ヘ長調 8分の6拍子。ソナタ形式。ひじょうに意欲的なフィナーレで、すでに円熟したモーツァルトの手法を思わせるもの。