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ディヴェルティメント 変ホ長調

K289(271g)

 大司教宮廷の食卓音楽(ターフェルムジーク)として作曲されたと思われる、6曲の「管楽ディヴェルティメント」の最後の作品。一連の作品を締めくくるにふさわしく、小型の作品とはいえ6曲中では一番大きく、メヌエットを除く3つの楽章にはソナタ形式が採用されている。その一方で、メヌエットのトリオを含め全楽章が主調に統一されており、バロック時代の組曲との関係も示されている(関連事項はK213の概説を参照)。
作曲年代 おそらく1777年初夏。
基本資料の所在 自筆譜は消息不明(おそらく英国で個人蔵)。
出版 旧モーツァルト全集第9篇、第30番として。
演奏時間 約15分。
楽器編成 オーボエ2、ホルン2、ファゴット2。

第1楽章 アダージョ 4分の3拍子−アレグロ 変ホ長調 4分の4拍子。ソナタ形式。
第2楽章 メヌエット 変ホ長調 4分の3拍子。
第3楽章 アダージョ 変ホ長調 4分の2拍子。ソナタ形式。
第4楽章 フィナーレ プレスト 変ホ長調 2分の2拍子。ソナタ形式。第1楽章と同じくイタリア的に軽妙なフィナーレ。