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セレナーデ 第3番 付「行進曲」ニ長調

K189(167b)

 宮廷音楽家の職を求めてウィーンに滞在していた頃つくられた最初期のセレナーデ。この作品は俗に「アントレッター・セレナーデ」と呼ばれているが、これは注文主の名に由来していて、おそらくザルツブルクのユダス・タッデウス・フォン・アントレッターが〈フィナール・ムジーク〉として注文したものとされている。ザルツブルクでは最終試験を終えた哲学部の論理学と物理学専攻の学生がミラベル宮殿や大学で教授達にセレナーデ(通俗フィナール・ムジーク)を奏するのが慣例となっていたのである。この曲の演奏の場合、行進曲K189(167b)がつけ加えられたと考えられる。
作曲年代 1773年6月、ウィーンで着手。遅くとも8月上旬完成。
初演 1773年8月上旬、ザルツブルク。
基本資料の所在 自筆譜は個人所蔵。
出版 新モーツァルト全集第4篇、第12作品群、第2巻。
演奏時間 39分。
楽器編成 オーボエ(フルート)2、ホルン2、トランペット2、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、バス。

行進曲 アンダンテ ニ長調 4分の2拍子。2主題の簡単なソナタ形式。