■モーツァルト作品解説■    [HOME]   [年代別目次]

弦楽四重奏曲 第11番 変ホ長調

K171

 〈ウィーン四重奏曲〉の第4曲。ハイドン以上に大胆な形式実験をみせる第1楽章、トリオ・ソナタの書法を借りてバロック的な厳粛さを表現する第3楽章と、モーツァルトはこの作品でようやく、具体的な手本を離れたところで自己の創意を発揮している。
作曲年代 1773年8月、ウィーンにて(自筆譜へ記入)。
基本資料の所在 自筆譜はベルリン国立図書館の所蔵。
出版 〔初版〕1801年、オッフェンバッハのJ・アンドレより、「作品94、第2巻、第1番」として。〔全集〕旧モーツァルト全集第14篇、第2番。新モーツァルト全集第8篇、第20作品群、第1部門、第1巻。
演奏時間 約16分半。

第1楽章〔序奏〕アダージョ 変ホ長調 4分の4拍子。〔主部〕アレグロ・アッサイ 変ホ長調 4分の3拍子。反復を省いたソナタ形式。
第2楽章 メヌエット 変ホ長調 4分の3拍子。
第3楽章 アンダンテ ハ短調 4分の4拍子。ソナタ形式(二部形式)。弱音器付で奏される。
第4楽章 アレグロ・アッサイ 変ホ長調 8分の3拍子。ソナタ形式。