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弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調

K155(134a)

 〈ミラノ四重奏曲〉の第1曲。ミラノヘの旅の途中10月28日に宿泊したボルツァーノからの父の手紙に、「あの子は今、退屈なので四重奏曲を書いています」とあるが、それがこの作品と考えられている。3つの楽章を通じて楽想、書法とも弦楽オーケストラ的な発想が支配的で、ディヴェルティメントK136-8との親近性の強い作品となっている。なお、自筆譜での楽器の指定は、弦楽オーケストラを示すものからソロ編成に訂正されている。
作曲年代 1772年10月末から11月はじめ、ボルツァーノとヴェロナにて(推定、概説参照)。
基本資料の所在 自筆譜はベルリン国立図書館所蔵。
出版 旧モーツァルト全集第14編、第2番。新モーツァルト全集第8篇、第20作品群、第1部門、第1巻。
演奏時間 約9分半。

第1楽章 アレグロ(自筆譜には欠) ニ長調 4分の4拍子。反復を省いたソナタ形式。
第2楽章 アンダンテ イ長調 4分の3拍子。ソナタ形式(二部形式)。
第3楽章 モルト・アレグロ(レオポルトによる) ニ長調 4分の2拍子。簡略なロンド形式。