中小校区道徳実行委員会


中小学校では校区の道徳実行委員会を中心に次のようなねらいのもと活動を行っています。

1 設置の趣旨

 大野町は,生涯学習の町づくりの文部省指定を平成9〜11年の3ケ年間受け,生涯学び続ける
人づくりを町全体で推進することで,町民憲章の具現を図
っています。

 現在,学校,家庭,地域社会が一体となって望ましい道徳性や社会的連帯感を育て,生きてはた
らく力として実践できる人づくりをめざすことが望まれています。

 特に,21世紀を担う児童の育成にあたっては,学校,家庭,地域社会が連携を一層深め,「地
域の子どもは,地域で育てる。」という意識と体制づくりが必要になってきています。こうした
地域ぐるみの活動を推進するなかで,心豊かな子どもの成長を願いつつ,道徳教育を推し進めて
います。

 以上のことから,中小校区では,豊かな体験を通して,子どもちに自己を見つめる力と他を思
いやる心を育てることを願って,本年度も「中小校区道徳教育実行委員会」を設置し,地域ぐる
みの道徳教育の推進を図っています。

 

2 目的

 学校,家庭,地域社会それぞれが教育活動の連携を図り,より意図的,計画的な道徳的実践を
 推進することを目指しています。具体的には

 ・道徳教育の目標,内容,方法などを家庭や地域社会の人々に啓発する。

 ・家庭や地域社会の人々の中に,学校教育活動に,より一層参加や協力を要請する。

 ・地域社会の活動の中で,子どもたちを位置付けた道徳的実践を推進する。


  また,この取組を通して,次のような子どもを育成しようと考えています。

 

・社会全体における基本的な生活習慣を身につけ,節度ある言動がとれる児童

・地域社会のかけがえのない一員という自覚をもち,自分の地域に誇りをもって行動 できる児童

・地域の活動に進んで参加,協力し,地域社会の発展に貢献していこうとする児童

 

3 実践内容

  具体的な取組として次のことに取り組んでいます。。

 (1)学校は,家庭や地域社会に常に開かれており,家庭や地域社会との交流を盛んにしていく。

  ・道徳的実践力の育成の面から,家庭や地域社会の声を生かした道徳授業のあり方を探る。
   また
家庭や地域社会に道徳教育の啓発を図っていくための学校だよりや学級通信等のあり
   方を探
る。

 (2)家庭は,学校の教育力を活用するために,PTAや学校の活動に積極的に参加するとともに,   
    よりよい学校生活を過ごすために努力する児童に育てる。

  ・道徳的実践の推進の面から,PTA活動に学校,家庭,地域社会の連携をどのように生かして    
   
いくのかを探る。特に,PTAの専門委員会の活動やPTA会員の活動を通して連携のあり方    
   を探る。

  また,次の3点を学校,家庭,地域社会共通の実践活動として進めています。

 @「あいさつ」のあふれる明るい学校,家庭,地域社会づくりを進める。

                 「あいさつ運動」

  A「身の回りの環境を進んできれいにできる」子どもや地域社会づくりを進める。

                 「清掃活動」

  B「思いやりと奉仕の心を持つ」子どもや地域社会づくりを進める。

                 「花づくり運動」


        

              昨年度の各地区での実践の様子

  
  

       今年度の道徳実行委員会の計画