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BasicBrewing Techniques

醗酵の手引き

・ ワートが冷めたら、比重を測定し、記録する。これが初期比重(O.G.)である。この値によって、最終比重やアルコール重量パーセントの目安になる。

・ 醗酵タンクにイーストかイースト培養基を入れる。蓋とエアロックを取り付ける。65V〜75V(18℃〜24℃)の一定温度の所に醗酵タンクを保存する。(ラガー醸造時は下記を見よ)。

・ 1、2日経つと激しい醗酵が始まり、大凡2日間続く。もし2次醗酵タンクを使うなら、この激しい醗酵が収まって、上面の泡の「クラウゼン」がワート水面まで下がってから2次醗酵タンクにビールを移す。

・ 比重計の読み値が目標の最終比重(下記参照)になるまで、ゆっくりした醗酵を数日続けさせる。比重が適正なレベルになったら、ビールが安定したことを確かめる。比重を一度調べ、2日待ってからもう一度調べる。この過程を、2回の読み値が同じになるまで繰り返す。同じならば瓶詰の準備ができた事になる。

・ 醗酵タンクから1カップのビールを取り、プライミングシュガーを加え、シュガーが完全に溶けるまでコンロで加熱する。瓶詰タンクに安定したビールを入れ、プライミングシュガーシロップを十分に混ぜる。

・ 殺菌した瓶にビールをつめる、または樽に移す。瓶に詰めたビールを暖かな場所に2週間保存して、イーストが瓶ビールに炭酸ガスをつめるようにする(樽ビールはもう少し短い時間で良い)。この時点でビールが飲めるようになる。風味とバランスは時間とともに良くなって行く。瓶詰後2、3カ月が最良である。

 

最終比重の計算

・ 初期比重を測定したら以下のようにして最終比重を大雑把に計算できる。初期比重値の下二桁を4で割る。この値を最終比重推定値の下二桁とする。
   例:初期比重=1.040、この「40」をとり、40÷4=10。最終比重=1.010。
 

ラガー醗酵

 好みによって又は便利さによって、多くの自家醸造者はエールを作る。便利さの要素とは、エール・イースト種は常温で最もよく醗酵する事である。しかし、ラガー・イーストは低温を好む。
 乾燥ラガー・イーストは、純粋な種でないため、いくぶんエールに似ている。もし、涼しい地下室や予備の冷蔵庫を持っているなら、58V〜68V(14℃〜20℃)の低温でラガーを醗酵したいと思うだろう。
 液体ラガー・イーストは、45V〜55V(7℃〜13℃)の真のラガー温度でよく醗酵する純粋のラガー・イーストであるため、低温醗酵で最も良い結果が得られる。ラガーは、さらに、「ラガー」工程つまりビールを2次醗酵タンクや瓶の中で非常に低い温度で保存することで、透明度が増し、ラガー特有の澄んだ、すっきりした風味が得られる。

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