タイ出張記
04.03.07〜10の間にタイに出張に行っておりました。

今回はその日程についてのお話です。


まず、タイという国には何をするために行くのか?
実は漠然と目的はあったのですが、完璧に頭を整理していった訳ではなかったのです。
とりあえずはオリジナルパーツの製作&生産工場の見学及び、新しい部品の開発やそれに対する生産工場を探すという目的でした。

しかしそれだけでは会社の経費を使って行く程の物なのだろうか?

という考えも頭にありました。

半分は観光になってしまうような気もしてましたし、日本に残って仕事をしているスタッフにも少々、
申し訳ない気もしていたのです。

「行ってよかった」と思えるような旅にしなくてはいけません。

それでも渡航の日は迫ってきますし、出発の日が来てしまいます。

金曜日の夕方にまず関西に向けて出発します。
自分が国内で出来る仕事はほとんど終えて、整備などの仕事はちゃんと終わらせ、納車や陸運局に行くような段取りはすべて残るスタッフに任せます。

今回の旅は一人旅ではありません。
もちろん仕掛け人がいる訳でして、そうでなかったらタイの言葉を分かりませんし、現地の地理感も私にはない訳でして、
不安だらけの旅になってしまうのですが、今回はちょっと違います。

もう長い間お付き合いしているオリジナルパーツを製作してくれている工場さんからのお誘いがあった訳でして、
同じように部品を製作して頂いている他のショップの社長さん方も同行し、最初は私とショップの社長さんお二人と部品会社の人と4人での行動です。

愛知県から私と三河のショップさんと、今回の案内係りのYさんとまず3人で、
東名阪を使い奈良県に入ります。その後、奈良有名らしいラーメンをご馳走になり、たこ焼き、お好み焼きを頂いて、ビジネスホテルで一泊します。

翌朝、午前6時半にYさんがお迎えに来てくれまして、そのまま関空へ直行しました。
そして関空にて、関西の某チューニングショップ(S耐久にも出ている)の社長さんとも合流です。
そのままシンガポールエアにて、タイに直行です。

行きは向かい風の関係で約6時間にて、タイに到着します。時差は2時間遅れのようで、時差ぼけ等はありません。
いつもの海外と違って、とても近くに感じました。
飛行機を降り、まず感じた事は、気温が36度・・・暑いです。
私は当日の体調が良かったのか、汗もかかずにいられました。(上着は脱ぎましたが。)

入国審査もスムーズに終わり、今回は機内預けの荷物もありませんでしたので、とても身軽です。
みんなが荷物を受け取り、空港内の両替所にて、初めて手にする「バーツ」という名の紙幣を手にします。
大体1,000バーツで3,000円くらいです。

そして空港の外に出ると、通路にお迎えがびっしり・・・
これは観光客目当てなのでしょうか?
今回私たちは日本人の通訳さんと、今回の旅の間をすべてケアしてくれる運転手さんがいましたので、その方と合流になります。

とにかく私にとって初めてのタイランド。
言葉もまったく知らないし、見る物全てが初めてのものばかりです。当然、建物も町並みも、そして人間も・・・
印象としては、東南アジアの良い印象をあまり持っていなかったのですが、特に悪印象はありませんでした。
高層ビルはそこらじゅうに建っているし、高速道路もスムーズに走っています。そして数々のベンツ・BMW(トヨタもいっぱい)

なんとスポコン仕様のFDのお出迎えつきでした(笑)

(タイでRX-7は珍しいようで、相当のお金持ちの方の車だと推測されます)


まずはホテルへ向かいチェックインです。
今回のホテルはタワーインと言うホテルで、そこそこ良いホテルらしかったです。

中は広く綺麗で、まぁ満足です。
ゆっくり外観を見渡してみると、裏側はどうやら墓地のようでした。
街はにぎやかそうで、それでも裏道は寂れているような感じがして、不思議な国でしたがなぜか落ち着くんですよね。
いきなり「ここに住みたい」と思ったわけではありませんが、何も違和感がないというかなじみましたね。

その後はタイマッサージに連れて行ってもらい(Hなマッサージではありません)代金を払います。
確か600バーツと女の子のチップが200バーツで、合わせて800バーツ。日本円でおよそ2500円くらいです。
これで2時間たっぷりしてくれますし、マッサージの間はビールやらが飲み放題だったようで(この時まだ時間が早かったので私はコーラを飲んでました)
とても日本では考えられないような価格です。まずこの物価の違い、お金の価値観の違いに驚きました。

とりあえず旅の疲れを少々溶いたところで夕飯に向かいます。
途中、土曜の夜と言う事も手伝ってか、街はにぎやかなようです。
同行しているYさんが、「するめ」を買うとか言ってするめを探しに。。その時の光景がこれです。





夕飯には、現地で最近評判が良いらしい、中華料理を食べに行きます。
タイに来て中華はちょっと?でしたが、美味しければなんでも良いと言うのが本音です。
今年1月の渡米では、アメリカにいながら一度もアメリカの料理を食べられなかったと言う事実もありますし・・・

しかしながらこれは大正解!
あわび、生かき、ふかひれ等、高級素材がテーブルに並ぶ並ぶ・・・
どれもこれも、とっても美味しかったです。。
こちらの支払いも、日本円にして2000円くらいでした。

そうこうしているうちに1日目の夜は更けていきます・・・


2日目は朝8時半に朝食のレストランに集合し、当日の日程を聞きながらバイキングの朝食をとります。
この日も通訳さんを交えてタイ市内での買い物や、色んな物を物色。屋台等も回ります。
お昼は現地の料理を頂きました。1食およそ20バ−ツ(60円)ほどの現地の屋台料理。
またどれもこれも美味しいのですよ。ヌードル系や焼きそば。果物のジュース。
同行のYさんは、下痢を心配していましたが、私はまったく心配なく、現在も元気です(笑)




(味は甘辛で微妙ですが、私はとても口に合いました。点心は割りと薄味だったかな?これらは1個5バーツ(15円?))


夜は夜で同行のYさんの会社の社長さんが日本から合流し、タイの鍋物をレストランにてご馳走してくれました。
これもまた美味しくて。。本当にご馳走様でした。
レストランの外にて物売りの人が持っていた操り人形が気に入ってしまったので、思わず買ってしまいました(笑)
その後も入ったBARにて生演奏に飛び入りしたり(笑)

楽しい一日でした。
昼の間に買い物した服も、これまたお気に入りで、今回の旅行はずいぶん良い感じです。


3日目も朝早くからホテルのレストランにてミーティングです。
実はこの3日目にして、もう帰国の日なんですよね。
朝から車に揺られて工場へ。
この工場で生産されているパーツの出来を見たり、すでに生産しているパーツを見たりのミーティングです。
色々と注文を出し合って、念入りなミーティングになりました。
お昼にその工場の社長さんが現地料理をまたご馳走してくれる事になりまして、現地のエビ料理屋さんに。
こちらもとってもとっても美味しいトムヤンクンや、タイ料理をいっぱい。





こちらは川沿いにあるレストランでして、食事中にベトナム人らしき人が船でスープヌードルを売りに来ました。
これも食しましたが、とてつもなく素晴らしい味のスープ。
皿を川で洗っていたので、ひょっとして下痢になるか心配でしたが、こちらも大丈夫でした。
どうやら私は本当に、タイ料理が体に合っているのかもしれません。




その後また工場を移動し、次もある製品の製作所を訪れます。
こちらでは私の欲しい物の打ち合わせ等を行い、とりあえずサンプルなどを見せてもらったりして、
また創作意欲が出てまいりました。デザインをもうそろそろちゃんと考えたい所でもあります。

その後ホテルに戻り、チェックアウトを。
2泊3日で夕方チェックアウトで3008バーツの請求が来ます。(なんか中途半端な請求額でした)
実は備品を壊していたのがばれて(ゴミ箱ですが・・・)追加で250バーツの請求も来てます。高いのか安いのか・・・
まぁ良いのですが。。

楽しかったタイ出張も今夜で終わりです。
出発時刻は夜の10:50分なので、みんなで夕食を食べて出国となります。
帰りは追い風に揺られて約4時間です。それに2時間の時差があるので、到着は午前6時くらいに。
内容はとても2泊3日ではなく、1週間くらい滞在したような感覚になってました。
それだけ内容が濃い日程でしたね。
帰国後は関西の有名パーツメーカーのお店見学や、社長さんとミーティングをさせて頂いたりしたので、
夕方に自分のお店に戻ります。
火曜日に帰宅したのですが、さすがに当日は寝不足の為に疲れが出ていましたね。
でも出発してそれほど時間は経っていません。

時間を有効に使えましたし、美味しいものもいっぱい食べましたし、協力してくれました皆様にはとても満足しております。

おかげでアイデアも、もりもり出てまいりました。

これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします。