ターボ・オイルホース セット
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2018年12月 販売開始。


既に生産廃止になった部品を再生産、そして販売開始致します。
今回のターボオイルホースはJZA70用。ようやく生産完了致しました。


純正品番は15491-88401と15492-88401です。
同じ役割をしているオイルホースなのですが現在片方が生産廃止になってしまい、
恐らく近日もう片方も終了するであろう事から今回2本共に同時に生産致しました。

数年前には当店でも普通に常連さんの車両の場合、点検や整備の際に交換していたので
これが無くなると痛いです。当時から在庫は持っていたので普通に交換していたのですが
ある時他のショップさんから何のホースを使っているのか?と言う問い合わせがあり
その時に生産終了になった事を知りました。

当店でも2017年に触った車両が在庫も最後になりまして、当たり前ですがこれが無いと困るので
割とすぐに再生産に向けて動き出したのですが予想外に時間が掛かってしまいました・・・


価格:11,000円(税抜き)2本セット
(2023年11月から値上げになりました。)


生産に至るまで
この部品も過去の部品と同じように海外生産です。
今回はmade in Malaysia.
マレーシアはゴム産業に強い国だったりします。

こちらも国内生産が一番楽だし品質も信頼出来るのでそうしたかったんですが、
案の定と言うかなんと言うか・・・
純正のゴムホース等を生産してくれる所へ発注するとメーカー並みのロット数等を提示されてしまいます・・・
工場も年間予定表とかあるでしょうし、そこを割り込ませて小ロットを生産、、と言うのは非効率な作業なんですね。
それで今回はマレーシアの企業に制作を依頼しました。

●何故SAMCOではないのか。
今回のホースはプレッシャー(圧力)が掛からない部分の為、シリコンホースまでの品質は不要だと考えたので
出来るだけコストダウンを考えての発注になります。ハイプレッシャーが掛かるホースの場合は今後もSAMCOを
使いたいと思っています。

●オイル規格の代替品は?
現在通常で販売されているオイルラインホースの規格だと肉厚が厚過ぎたりで装着が困難になります。
また、例えばJZ系のエンジンからの流用も考えましたが、JZA70のホースが長さが一番長くて
例えば2JZの80スープラのオイルホースなんかだと長さが足りないんですよね・・・

と言う現状を踏まえていつものように新品で作ってしまえ!
と言う結論に至ったのです。

それにより、この部品も生産する事が出来ました。


先の海外生産部品と同様に、海外発送料金や各種税金等(通関・輸入・消費税コスト等)が上乗せされますが
それでもSAMCOのシリコンホースに比べれば安価で販売する事が可能になりました。、

また、今回の企業の場合、ホースを生産している専業工場なので、
今後の追加発注や、更に純正のホースが生産廃止になった場合もノープレッシャーホースであれば
気兼ねなく発注する事が可能になりそうなので、更なる新製品も考えております。




何処の部品なの?

上記画像の赤丸部分です。

分かりやすいように降ろしたエンジンにて撮影。
左側が後ろで右側が前になります。運転席側です。
エンジンからはフロントパイプ、エンジンマウント、オルタネーターとラジエターホースを外してある状態です。

●下側のホース着脱
実際車両に乗っている時に交換する場合は、左右に伸びているホースはオルタネーターを外さないと
作業のクリアランスが確保出来ないと思います。→訂正:オルタを外さなくても交換出来ました。

ホースを外した状態(エンジンマウントが付いた状態)古いホースを外すのが固くなっているのでとにかく大変。

ホースを装着した状態。新しいホースは柔らかいので比較的楽に装着出来ます。

エンジンマウントを外すと見た目が分かりやすいです。


●上側のホース着脱
こちらのホースはクランプの位置が良ければオルタを外さずに交換出来る場合もあります。

でもカチカチになっているホースは外すのが大変・・・

装着は割と簡単。



過去に交換した事が無い方は今すぐにでも交換するのがお勧めです。
意外と多くの車両で既に割れる直前だったり、既に割れていたと言う状態も
発見されると思います。

割れた場合は当然ですがここからオイル漏れの状態になりますのでお早めに。