オールペン!!
稲沢のM様 レパード後期モデルを前期に変更!
色変え塗装2トン 板金多数 部品入れ替え加工
ボディパーツほぼ全て着脱
総額 67万円
平成21年11月納車済み









塗装前の後期だった姿の画像が無いのが悲しいですが・・・(オーナーさん、持ってないかなぁ?)
あぶない刑事フリークのオーナーさんの希望であぶない刑事レプリカ風に作成?




今回部品は全て中古持込だった為、程度の悪い部分は先に修正になります。
このゴールドのフェンダーが前期のもので、ドアとかの白い塗装が元色です。
前期にはフェンダー先に穴があるのですが、持ち込まれたものは穴がふさいであったので
空け直しています。




こちらは元々付いていたドア。板金前に修正箇所をピックアップ。



持ち込まれた前期のボンネットは既に板金が施されていた為、やりなおしに。
一旦塗装を全て落としてから板金、そして塗装する事になります。
そうしないと元の板金部分からサビが出たりしやすくなりますしね。
更に角が曲がっていたので、それを修正します。
程度の良い中古があればもっと安く出来る部分ではありますが、レパードの部品もなかなか無いし・・・
まぁ一応、ここまで修理出来るよって言う例にはなりますけどね。



この頃の高級車は色々と部品を外す手間が掛かります・・・
内側まで色を入れたいので丁寧に着脱していく事に。


ドアも当然外します。
ここまで来て追加の依頼がありました。
前期のレパードは後ろのクォーターガラスの内部にエンブレムが張ってあるらしく
ステッカータイプのエンブレムはオーナーさんが持っていた為にここからガラスを外す事に。
外した後に構造が違って貼れない事が分かってショックでしたが・・・



部品単体でも板金、そしてサフ入れ。


ドアの裏側もほぼ全て部品を外します。



前後バンパーとリップの下地塗装から本塗装まで。
バンパー内に付いているメッキの金属モールは新品が無い為、再利用。





パーツ単体で塗装する部分。


外した部品とか(笑)全て再利用するから無くせません。



塗装ブースに入った姿。


思えばこの1台がレストアを最初にやった車両かも。
今までの単純なオールペンと違って細かい部分の部品も外して組み上げていきましたね。
作業途中に追加が入ったりとかで手が止まる事もありましたが、おかげでオーナーさんが
求める部分って言うのを勉強したかもです。

それが現在70スープラでやっているベルトモールの交換とか、作業前に商談する際に
お勧めの部分とかでかなり役立っています。

レパードオーナーさんの考え方も少し分かりました(笑)
この車両、レストアする前は3ナンバー公認も当店で取らせていただきました。
前期から後期に変更する時に必要な部品とかって全然知らなかったんですが、
もともと前期の車両を1台持っている人だったので、それから全てを移植する形に。
単純に、バンパー、フェンダー、ボンネット、ヘッドライトなどなど。

部品の劣化や痛みが多かったのでそれらを一つずつ丁寧に仕上げていって、
最後に組みあがった時の感動は今でも忘れられません。


加工前の画像が欲しいなぁ(笑)

・・・と書いたら、オーナーさんが加工前の画像をくれましたので掲載。2010年4月23日更新。




これが本来のレパードの後期型の姿なんですね。
全然違う車に思えます(笑)

加工&レストア後↓