2011年9月某日 
雑誌ハチマルヒーローの取材を受けました。


ある日、雑誌ハチマルヒーロー編集部から突然電話が掛かってきて70スープラの取材をしたいと言われました。

編集部の企画内容で、探している車両は70スープラ後期の2・5ツインターボRとの事。
ターボRだったら何台もお客さんの車両であるので簡単だなって思ったのが最初の間違い(笑)
編集部からの更なる要望はと言うと
「出来ればフルノーマルの車両を取材したい」
と言う事でした。

・・・


むむっ。簡単そうで意外に難しい・・・



更に編集部からのご希望はと言うと、
こちらの雑誌に出る車両は大抵がノーマル風の車両で
改造とかしてあるとこの雑誌の読者からは好まれない
・・・との事。



単純に2・5のスープラの取材と言われてすぐに思い浮かんだのはこんな車両です。


他にはこんなのとか。



まぁその他数台ピックアップしたのですが、どうも編集部的にはそう言う車両ではなく
本当にノーマルっぽい車両は無いか?と問われる事に。


それで私の頭の中もノーマルっぽい車両と言う考えが頭を巡り、
そう言えば未だにWebにはUPしてないのだけど、ここからかなりお近くに
ノーマル風のレストアした70があったではないか?
と思い出したのである。

その車両が7Mの1オーナー車で色も純正のグラックマイカで塗り直したばかりのNさん。
編集部と話を電話で煮詰めて行くと
7Mは最近北海道までターボAの取材に行ったので却下
(ちなみにオンザビートさん所へ取材に行かれたそうです♪)



そうかぁ・・・7Mは駄目なんだぁ。。


ここで候補に挙がった車両がこちら。↓

この車両も純正のパール塗装を塗りなおししてアルミもノーマルなのである。

問題点はこの車両のオーナーさんが女性で、そんなに取材とかは興味無さそうな方である所。
モールまで塗りなおして相当綺麗には仕上がっている車両ではあるけれど、オーナーさんの
協力が無いと勝手に決められないですからね。

すると編集部からのお返事は
出来ればその・・・黒系が良いのですが・・・それとグレードがリミテッドではなくてRで。と。


ここまでのやり取りで、70もノーマルを探すと言う事の難しさを痛感した訳なんですが
やはり雑誌の仕事と言うのも希望があって、その折れない交渉を続ける意思も大事なのだな、と思いましたよ。

ただこちらのパールの車両で編集部も妥協しようかな、と言う雰囲気になってきたときに
1台の車両を思い出しました。

あ、そう言えばあった。
常連の中で2・5Rでほぼノーマルで色はダークグリーンだけど黒に近いし、
そこそこの状態を保っている車!


と言う事で、取材の対象となる車両は「りえぞー」が所有する70スープラとなったのでした。
取材車両を決定するのにこれだけ時間が掛かるとは思ってなかったけど・・・
その後、オーナーのりえぞーに連絡を。
「え〜、私の車を取材?」「ちょうどその日は空いとるがね〜」「洗車しなかん?」
と、相変わらずのりえぞー節ではあったのだけど、内心彼女は嬉しいはず(笑)その辺は
長年の付き合いでなんとなく分かる。




そんなこんなで最初の取材の日程はなんとこちらに台風がやってきてしまって、翌日に変更になった。
ここでの問題は、当日雨の可能性もあったのでロケハンが必要になった所。
雨の日だとこのような場所で撮影出来たら・・・って言う希望とか、さすがに編集部は色々と
アイデアを持ってたりしますね、これには感心しましたよ。。
いざ撮影の時間帯になった頃にちょうど雨もほぼ上がったので、借りようと思っていた場所は
やめて普通の撮影に入る事が出来たので良かった。



と言う流れで当日取材班(編集長とカメラさん)がやってきました。

こちらの女性がオーナーのりえぞーです。

こんな感じで撮影は始まりました。
やっぱり私の視点とは違って、撮影の際にホイールの位置を合わせたりとか
細かい純正部品のチェックなんかがあって、ノスタルジックカーの世界が求めているのは
そう言う視点なんだなぁと勉強する事が幾つか。

この車両、エアクリも純正でした(笑)

時々雨がぱらつく状況で撮影は進みます。






この辺りで私は仕事の為にお店に戻ったんですが。
夕方前くらいになって車両もオーナーさんもスタッフの方々も戻ってきました。

私のコンデジで撮影した感じだとこんな風なんですが、
雑誌が発行されて掲載された状態の画像を見るとこれが素晴らしい出来で・・・



実際の車両はこんなに綺麗じゃないよ〜。。
この撮影技術にはびっくりです(笑)

このカメラマンさんにお願いして自分の車の写真を撮って頂きたい。。


ハチマルヒーローは正式名称↓
Nostalgic Hero (ノスタルジック ヒーロー) 2011年 11月号 増刊 ハチマルヒーロー vol.16
です。

http://geibunsha.co.jp/mag/nh/p/
芸文社様から発行

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