アルペンルートと能登の海



1泊ツーリングに行きたいな〜とマップル眺めてたら、ふと以前TVで観た立山アルペンルートの
事を思い出し、Webで調べたらまだ雪の壁ウオーク期間中だったので行って来ました。


朝の5時過ぎに出発。天気はおおむね晴れで、気温も割と暖かいです。
いつもの道で岩屋ダムを抜け、八幡高山林道で257〜41号へ。
通勤渋滞を避ける為、上呂付近で県道98号に乗り、位山峠へ向かいます。
98号は平日の朝だというのにすれ違う車はまったく無く、道はぐんぐんと
標高1000mまで登っていく気持ちの良い道です。
このあたりで雲行きが怪しくなり、ポツポツとシールドに雨粒が。
まだレインコートを着る程では無いので、そのまま走ると、高山に着いた頃には
晴れ間が出て来ました。

久々の高山の古い町並みをブラつきたかったけど、以外と時間経っていたので
流して再び41号へ。

空も晴れ、気温も上がり、新緑の中をのんびり走るのは気持ちの良いですね〜。
道の駅「細入」で休憩。いよいよ近付いた立山へのアプローチを確認して出発。

下大久保で県道35号に右折、県道6号を右折して富山地方鉄道の
線路沿いを南下して、立山駅でバイクを置き、ここからはいろいろ乗り継いで
目的の雪の大谷そして大連峰を目指します。



ケーブルカー故障…。
で、バスで一気に室堂まで向かう事に。
室堂までは約1時間弱程。道中樹齢1000年を越える立山杉と、落差が日本一という
称名滝の展望ポイントで暫く停車した後、バスはグングンと登り、外は次第に雪景色に
なっていきます。



そして室堂到着。
ステーションホームは平日の割に混雑しています。しかし何処からも日本語が聞こえてきません。
周りは中国、韓国からの団体旅行者でごった返してました。

雪の大谷をウオーキング。
と言ってもほんの数十メートル歩いただけですが。
それでも両側の壁の高さには圧倒されます。
一時強風の為中止になっていたらしいけど、歩けて良かった〜。

次の目的地大観峰までは、トローリーバスで向かいます。
バスはスペース1台分のトンネルを走りますが、暫くすると2車線になる区間が現れ、
そこですれ違えるようになっていました。

約10分程で大観峰に到着。
目前に立山連峰が広がり、小さく黒部ダムも見えています。
標高3000m越えから観る景色はとにかく最高の一言。
来て良かった(これで天気がもっと良ければなあ)

さらにロープウエーで黒部ダムへ向かうのが定番ルートですが、時間の都合もあって
ここでUターン。乗り継いで立山駅まで戻る事にしました。
今度は是非長野方面から来てみよう。

称名滝を下から眺めたあと、そろそろ雲行きもだいぶ怪しく
なってきたので、急いで富山駅方面へ。

富山駅近くの宿に入ったのが夕方6時過ぎ。
2食つき6000円の格安宿です(料理も美味しくてお特〜)
風呂に入り、部屋に戻ると外は激しい雷雨になってました。
降られなくて良かった…しかし明日の天気が心配。
食事の後に予報を観たら案の定雨の予報。
またかよ〜、と思いつつも晴れを願って床についた。

朝、願いが通じたのか、雨は無く、晴れ間も覗いている。
特に行き先も決めていなかったけど、折角ココまで来たので能登半島まで
足を延ばしてみることに。
先日の地震の影響を心配してましたが、南の方は被害の跡はみえませんでした。
能登立山シーサイドラインを気持ちよく走っていると、空がみるみる暗くなっていき
再び雷雨に。
いそいでカッパを来て(この時慌ててカッパの袋を忘れて来てしまった)
雨がしとしとと降る中を走り、能登島に到着。
海の見える温泉施設「ひょっこり温泉島の海」でひと休み。









露天風呂に移ると、外の雨は上がっていた。
暫く休憩した後、すぐに出発。
来た道を戻り、途中にマップルに載っていた氷見漁港近くの食堂で昼食。
刺身定食1080円。超ウマ〜〜ッ。

能登を出て8号へ。
8号から156号に入ってスグに、日本の三大大仏の一つ「高岡大仏」で帰りの無事をお祈り。

あとは156号をひたすら郡上まで走ります。
が庄川に入った辺りで再び雨になり、
しかも、気温がどんどんと下がり、11度へ。
寒さに震えながら、飛騨合掌ラインのワインディングをひた走ります。
ここの景色が素晴らしくて、何度もバイクを停めては景色を眺めてました。




やがて、五箇山合掌集落に到着。相倉地区へ立ち寄ってみる。
ここは雛見沢(白川郷)程規模は大きく無いけど、静まった感じがとても
雰囲気があって良いです。


雨の中、傘を借りて暫くブラブラした後に出発。
30分程走ると、見なれた建物が…。
前原屋敷と祭具殿。
いよいよ雛見沢に着いたと実感します。
村の入り口近くにあるスタンドで給油。
「あいにくの雨で大変でしょう」スタンドのおばちゃんが話し掛けて来た。
「いやもう、寒くって」
「つさっき、新潟からバイクで来てた子、カッパ忘れてズブ濡れだったよ」
「うわ〜そりゃキツイ」

なんて会話の後、雛見沢へ。
ところが村内は通行止めで、アプローチは駐車場から歩くのみとの事。
休日だから仕方ないか。
バイクで廻るつもりだったので、それは次回にして雛見沢を通過。
そこから一気に郡上まで走りました。
郡上に着く頃には、さっきまでの大雨が嘘のように快晴に。
何なんでしょねコレは。
郡上から256号に入り、いつもの道で帰宅しました。

しかし、いつも1泊ソロツーの時は必ず1日は雨になるなあ…。



■走行距離約760キロ■