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まだ暗い内に目が覚めた。 外は雨らしく、テントに当る音で起きてしまったようだ。 けっこう降ってるなあ。 朝には止んでくれてるといいが…と考えてる内に2度寝。 3日目の朝は雨のスタート。 それでも夜中よりは小降りになっているようだ。 近くにコテージがあったので、無人なのを確認してから 軒下まで荷物を運び、テントを畳ませて貰った。 助かった〜。 雨が上がって来たので、バイクに荷物を積んで 宇樽部キャンプ場を出発。 103号に出てスグに、同じようにキャンプ道具積んで走るバイクと すれ違い様に挨拶。 天気はイマイチだけど気分は爽快な感じだ。 発荷峠から県道2号へ。 発荷峠からの景色も楽しみたかったが、タイミング逃して 通り過ぎただけになってしまった。 走りながら見れたのでヨシとするか。 林の中を駆け抜ける県道2号。 標高も高いせいか、所々朝霧で視界が悪くなる。 更にカーブも多いので、慎重に走る。 晴れていれば、イイ景色なんだろうな〜。 下り切った先にある七滝で休憩。 その名の通り、七段に連なる落差60mの滝。 100名瀑の一つだ。 国道262号の交差点手前にある日本最古の現役芝居小屋「康楽館」に寄り、 282〜341号で八幡平へ。 i |
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いよいよ東北ツーリングのメインディッシュとも言える八幡平へ到着! しかもラッキーな事に空を覆っていた雲も切れて、青空も見え始めてきた。 テンション上がって来た〜。 入口のゲートをくぐり、暫く走ると後生掛の休憩所が見えて来た。 寄ってみると、自然研究路なるハイキングコースの看板が目に入った。 面白そうなのでジャケットをバイクに掛けて歩いてみた。 整備された遊歩道を進むと、迂回の案内。 どうやら道が崩壊して通行止めになっているようだ。 登山道のような細い道を数十分程歩いて遊歩道と合流、ここからが見所らしい。 大小幾つもの噴気孔からは高熱の泥が吹き出している。 歩道の近くの穴からも時折吹き出すので、あまり近付き過ぎないほうが良さそうだ。 時折湯泥の噴火を起こす泥火山。高さ1m程の突起が並んでいるが 地中7、8mまで続いているそうだ。 阿蘇5岳を思い出す風貌はまさにミニチュア火山だね。 他にも大湯沼や熱湯の河など結構楽しめました。 1時間程散策して駐車場に戻り、温泉玉子食べてから出発、見返峠へ向かいます。 i |
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後生掛からクネクネ道を登って行くと、展望台を見つけたので停まってみる。 さぞかし景色も素晴らしい筈 …真っ白です。 またいつものパターンかよ! 見事に雲の中で全く見えません。 むしろ行き先の視界すら悪くなって来た。 楽しみにしていたのに…(涙 見返峠に到着。 ここは秋田と岩手の県境。 昔、出稼ぎに旅立った村びとが、置いて来た家族と故郷を思い 見渡しの良いこの場所で振り返る事から 見返峠と名付けられたとか。 木枯らし紋次郎好きには有名な場所ですな。 しかしこの日は遠くの故郷どころか、前も薄らとしか見えません。 しかも強風で肌寒い。 折角きたのに最悪だ〜。 じっとしていると寒いので、すぐに出発しました。 見返峠を越えたら、雲が引いて景色が見え始めた。 そしてここからが山岳道路の真骨頂。 この辺りは吹き付ける風と寒冷な気候のため、森林限界が下がり高い樹木は少ない。 お陰で展望が開け、走りながら八幡平の全貌を眺める事が出来る。 南側は広大な窪地になっており、大小幾つかの沼が点在している。 その窪地をアスピーテライン〜県道212〜樹海ラインでぐるっと周回する。 1周約50キロ。その中でもこの見返峠から212号までの区間は一番の絶景ロード。 ビーナス、志賀高原、阿蘇と様々な山岳ロードを走って来たが、 ここも他には無い絶景を見せてくれる素晴らしい道だ。 あまりに気持ちがヨカッタので、2周してしまった(笑 i |
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212号へ向かう途中で「岩手山パノラマライン」という案内板を見つける。 自分の06年版のマップルには載っていない道だが、気になったので走ってみる事に。 これが大当たり。 真新しい2車線の直線道路で眺めも最高。 「岩手山パノラマライン」というネーミング通り 岩手山の雄大な姿も真横に見れて、アスピーテラインと合わせると なんと贅沢なルートなんだろう。 この道選んで良かった! そのまま進み、焼き走り溶岩流へ。 ここは昔、岩手山が噴火した際に流れ出した溶岩が固まり、そのままに 残っている場所。 国の特別天然記念物に指定されていて、広さは東京ドームの32個分だそうだ。 折角なので溶岩流の中に通っている自然道を歩いてみる事に。 入り口の階段を上がっていると、なにやら上が騒がしい。 何かと思ったら、テレビの取材らしきグループが撮影をしていた。 その脇を通り過ぎ、溶岩流の中へ。 まさに荒廃。 何も無い。草木もほんの少し生えているだけ。 真っ黒の台地の上にそそり立つ緑の巨大な塊。 この荒野を作った張本人、岩手山。 でかいわ、ホント。 何処まで歩いても景色が変わらない気がしたので途中で引き返す。 さっきのテレビクルーとすれ違い、バイクへ戻る。 すると今度は駐車場にヘリが停まっていて、救助訓練らしき事をやっていた。 ヘリが飛び立つのを見たかったが、雨が降り出したので早々に出発した。 272号まで戻り、温泉「森乃湯」でひと風呂浴びて八幡平を後にした。 i |
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県道23〜国道282号〜4号で盛岡入り。 途中で岩手山と姫神山の間を、この2山の伝説を思い出しながら走ってました。 本日の宿は、盛岡駅近くの格安ホテルへ。 さすがに3日連続のキャンプ泊はまだキツいので。 夕方頃にチェックイン。 荷物を置いて、近隣散策に出かける。 明治44年築の旧盛岡銀行や、桜山神社、盛岡城趾など散策してるウチにすっかり夜に。 近くの商店街をウロウロしながらラーメンを食べ、ホテルに戻る。 明日は最終日。 ルートの確認をしながら久々のベッドで爆睡。
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