日本ロマンチック街道-2008.6.14-■


「週末は快晴」
といういつものキーワードで早朝に出発。
信州から日本ロマンティック街道を辿り、群馬の谷川岳一ノ倉沢まで1泊2日のツーリングです。
今回は「節約ツーリング」テーマにして、まったり下道のみで走る事にしました。



まずはいつも通りに19号をひた走り、ビーナスラインについた頃は9時過ぎ。
富士見展望台駐車場のお店で御主人とダベリながら小休止。




国道152〜県道81号〜国道18号〜県道94号で再び嬬恋パノラマラインへ。
前回やまむーさん達と走った時に、国道406号に合流する手前でパノラマラインと交差している事が
分かったので、見落としやすい看板を左折して、そのまま南ルートへ。
こちらは北ルートより景色が開けているので、キャベツ畑と浅間山を見ながら走る事が出来ます。








車もバイクも少ないので、走りながらデジカメ構えて撮ろうとした瞬間、
手からカメラがポロッと。

やっちまった〜〜。
いそいでUターンして見ると、幾つかパーツが取れて散乱してる。
全ての部品を拾って数十分掛けて組み立てる事に。
ココで壊れたらあまりにも悲しすぎる。なんとか動いてくれ〜。

祈る気持ちで電源入れたら、無事に動きだし、液晶も欠ける事なく映っていた。
しかし、ズームのボタンが外れてしまい、操作が出来ない。
取り敢えず草津でコンビニでも入ってボンドかテーブで補強をしよう。

そんなワケで草津入り。
草津交差点のコンビニでせっせと補強。
あちこちテープを貼られたカメラは見た目サイアクだけど、
動けばイイのさ、動けば。

道の駅まで戻り、昼食をとってから出発。
県道55号、ロマンチック街道へ。





55号は木々に囲まれたワインディングで、なかなか走ってて楽しい道。
暮坂峠の茶屋で恒例のブツを食す。


国道353号〜145号を淡々と走る。
ここも周りの景色も良いし走りやすい道だけど、ここまでに通った道に比べると
少々退屈で、時折睡魔まで襲って来たりする。


何とか睡魔に打ち勝ち沼田到着。
国道17号〜291号で谷川岳へ向かい、途中の土合駅に寄って見る。





「鉄子の旅」で知った土合駅。
486段の階段下りてみようかと思いましたが、
戻るのにまた486段登らなきゃいけない事に気が付いて止めときました(笑

でも今思うと下りておくべきだったなあ〜。

土合を出て、ロープウエーの乗り場を過ぎたらそこからは車のすれ違いも困難な程の狭い峠道が続く。
上がるたびに木々は深くなっていき、辺りは立派な天然ブナの木の姿が。

暫く木々の中を走っていると、突然に視界が開けた。
ようやく自分が標高の高い場所に居る事が確認できたと思った次の瞬間、目前に巨大な岩壁が現れた。






谷川連峰随一の岩場、「一ノ倉沢」
「クラ」とは岩肌の方言。
「一のクラ」の名のとおり、ここには700人以上の命が眠っている。
谷川岳が「魔の山」と言われる要因だ。


随分前に「OutRider」でこの場所の写真を見てから、ずっとこの場所に惹かれていた。
調べてるウチにザイル宙刷り事件の事も知った。
そうした知識も踏まえ、こうして写真ではない実物を目前にすると、迫力を越えた恐怖すら感じる。
それは写真では解らない事だ。ホントに来て良かった。




マジメに語ってしまいましたが、ホントにこういう姿を写真に収めるのって、難しいですねー。

谷川岳を離れて帰り道に、来る時にも気になった看板でバイクを止める。
「天狗の社」か…。
あやや(射命丸文)好きとしては、やはり行っとくしかないでしょ!
というワケで寄って来ました




ぐるぐると山道をひたすら登り、天狗の寺「迦葉山弥勒寺」に到着。
案内図からすると、かなり広大な敷地の中に寺院が幾つもあり、そてぞれが繋がっている作りのよう。
全部見る時間も無いので、近い場所にある本堂にだけ寄ってみた。

さすがに天狗の寺です。天狗のアイテムがいっぱいです。
奥まで見ようかと思いましたが、日が傾いてきたので、お参りだけして出発しました。
後で調べたらここは日本三大天狗の一つで、本堂の奥には日本一大きな天狗の面があるそうです。
もう少し早く来てたら見れたのになあ。


迦葉山を出て沼田市街へ。
夕方6時過ぎ、本日の宿に到着。





つづく