■車内に響くSLの詩-2007.10.28-■


やまぐちさんと恒例のツーリング。
マップルのページをめくりながら、電話で候補地選び。
ここ暫くの急な冷え込みで信州方面はパス。
結果、今回は大井川沿いの寸又峡に決定。
折角だからSLにも乗ってみようとネットで調べたら空席アリ。
そんなこんなで、生まれて始めて乗るSLにワクワクしながらいざ出発。







東名牧ノ原ICで待ち合わせ。
前日に購入したGOLDWINのインナーとオーバーパンツのお陰で高速走行もさほど寒くは
ありませんでしたが、やまぐちさんは凍えた様子で到着。やはり足柄あたりは標高も高い
だけに相当寒かったようです。

列車の時刻まで1時間弱なので、早速出発駅の金谷駅まで。
駅員さんにビクの駐輪場を聞くと、新金谷駅へ行くようにとの案内。
そちらの方が列車の見栄えもイイらしいです。

少し道に迷いながら新金谷駅到着。
バイクを止めて団体客でごった返す改札を通り、ホームへ。
「ワンマン」と書かれた電車(南海21001系とか)もイイ雰囲気だ。

ふと線路を見ると、見なれぬ油か煤で真っ黒になっている箇所が。
ここに機関車両が止まるワケですな。ワクワク。
そうしてるウチに、ざわざわとしだすホーム内。







SLに乗ったどーーーっ!!

まったり走行で大井川沿いの景色を楽しみながら、トンネル前で慣らす汽笛の音に感動し、
車内で繰り広げられる乗員さんによるイベントに驚愕したり爆笑したり、(詳しくは乗って
みてご確認下さいw)貴重な体験ができました。楽しかった〜。
煙りが想像より少なかった事が意外でした。
トンネルで窓開けたら車内中が真っ黒に〜って程でも無かったです(実際に開けてはいないけど)
環境面もあって抑えてあるんでしょうか。






千頭からはワンマン電車で新金谷へ。
やまぐちさんが気になっているという、学校給食を出すお店「がっこーにいこう!」
に向かい473号から県道242号を通り御前崎方面へ走る。
242号はお茶畑の中えお走る快走賂で、地図では想像出来なかったなかなかの
ワインディングでした。オススメ!

地元の人に聞いて、どうにか到着するも入り口には「準備中」の札が。残念〜。

再び千頭方面へ。
途中、SLが通った「世界で一番短いトンネル」に寄ってみる。
短かっ!!


本日の宿は千頭にある民宿「茶どころ」さん。
寸又峡近くで宿を探したけど、何処も満室でココしか予約出来なかった為。
でも、結果良かったです。
宿のお風呂は温泉の源泉で、料理も旨く、部屋も2人にしては広いし、文句無しでした。
夕食の席でお隣だった京都からいらした御夫婦も、ここはアタリだと言ってみえました。
奥様の希望で来られたそうですが、御主人は古い町並みとかは地元の京都で見飽きていて、
ホントは六本木ヒルズとか行きたかった、と笑って話していました。












翌朝、8時過ぎに出発。TVでは「快晴、降水確率0%」と言ってましたが
空には怪し気な雲が…。
まあ、気にせず寸又峡へ。

狭い山あいの道を、時折観光バスのすれ違い待ちにあいながらひたすら走り寸又峡入り。
早速観光名所の「夢の吊り橋」へ温泉街から歩く。

20分程でエメラルドグリーンの湖に掛かる吊り橋に到着。
噂には聞いていましたが、まるでバス○リン入れた様な湖。
チンダル現象でそう見えるらしいですが、水深の浅い部分でも緑に見えてました。
やっぱりバ○クリン…。

以前奈良に行く際に寄った「谷瀬の吊り橋」は、50メートルという高さにとても
渡れなかったケド、今回は割りと平気に渡れました。
ただ、真ん中あたりで強風に吹かれた時はちょっち怖かった。

往きはよいよい帰りは怖い。
てなワケで200段以上ある階段を登って引き返す事に。
と言うか、このルート一方通行なので吊り橋見て引き返すって事も出来無いんだなあ。
絶対渡れと(笑

階段を登りきった時には息も絶え絶え。
運動不足だねホント。












吊り橋から引き返す頃に、小雨が降り出す。
降水確率0%って…。まあ、山の天気は変わりやすいから仕方ありませんが。
しかし、結局今回もカッパ装着です。
今これまで泊まりのツーリングでカッパを着なかった事って一度も無いですよ。
まったく。

寸又峡を出て県道388号を井川方面へ。
途中の反対車線は大渋滞でバイクも進めない状態でした。
早めに来ておいて良かった。
井川ダムの上を走り、南アルプス公園線で富士見峠へ。
食事するつもりでしたが、野菜販売の出店があるぐらいで
なーんも無かったです(笑

富士見峠を早々に出て、福養滝を見て、湯の島にて遅めの昼食。
お店のお客さんに勧められ、山女魚の踊り揚げをいただく。

最高に旨い〜〜〜〜〜〜っ!!
こんなに美味しい山女魚は始めてです。
宿の魚も旨かったけど、比較になりませんよ。
一般的には焼くのが常識ですが、地元ではこうして食してる事が殆どとか。
低めの温度でじっくり揚げるのがコツだそうです。
いや〜ホントに旨かった。

食事も済んで、身体も温まったところで出発。
ここから362号までは道の状態も良い走りやすい道でした。

362号から静岡市繁華街へ。
まだ時間も早いので、1号を84号で左折して海へ向かってみる事に。
大浜海岸近くでカフェらしきお店を発見。









看板も無く、オープンは奥様の気分次第という不定期営業のこのお店。
唯一のメニューのシフォンケーキとコーヒーを頂きながらの談笑。
隣の部屋には奥様が外国や地元の東京で集めたアンティークの数々が。
そこで可愛らしいミニチュアの椅子を購入。帰宅したらもこちゃんを座らせよう(笑
奥様の案内で別棟にあるご主人の鉄を加工するアトリエを見学。
イギリスで修行をしていらして、数点作品を見せていただきました。

偶然見つけたお店でしたが、今回のツーリングの最後に
とても楽しいひとときを過ごせました。

すっかり外も暗くなった頃に、奥様に見送っていただいて出発。
静岡ICで記念撮影して、やまぎちさんとお別れ。
手を振りながら、こそれぞれの方面へ別れて走っていく瞬間も結構好きなんですよね。

そんなこんなで、イベントあり、旨いものあり、出会いありの楽しいツーリングとなりました。
やまぐちさん、お疲れさまでした。

またこのお店と山女魚のお店は日帰りツーリングでも行きませう〜。




走行距離約590キロ