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トラウマ克服「温見峠」-2008.5.6-■


GWの最終日は、岐阜県と福井県を結ぶ酷道157号線の温見峠へと向かいました。



朝7時前にDFで出発。国道41号を北上、美濃加茂で418号へ。
さすがに早朝だけあって、快晴だがまだ空気が冷たい。フリービーの3シーズンメッシュジャケットの下に
防寒インナーを着ていてもやはり少し寒い。メッシュは失敗だったかな。
コンビニで暖かい缶コーヒーとパンを腹に入れて再び走り出す。
尾並坂を越え、157号に合流する手前の県道255号で案内の看板を発見。
157号は現在冬期、及び一部区間の崩落で通行不可だが、ここから折越林道〜猫峠と経由すれば
抜ける事が出来る。
実はちょっと前にとあるHPでこの情報は仕入れていた為、迷わずそのルートへと向かう。





橋を越え、トンネルを出るとそこからは山深な道。
所々狭い場所もあるが、675でも充分に楽しめそうな快適で静かな道だ。

キャンプ場と集落を過ぎると林道の看板。
さ〜てどんな道だろうか。




す、素晴らしい〜〜。
道幅1.5車線の舗装路で、両側に生えた木々に囲まれ
まるで新緑のトンネルの中を走っているよう。
眺めもイイし、こりゃまたイイ道発見した〜。




クネクネ道の後、川沿いにまっすぐ走ると猫峠の看板が。
猫峠もとても快適に走れる道。
157号の迂回路となってますが、実質157よりも走りやすいと思います。
暫く走るとT字路にぶつかり、157号に合流です。






ここを通るのは何年振りだろう。
まだ中免取ってまもない頃、購入したばかりのRF400RVで金沢の米村さん宅に
遊びに行く際にこの道を使いました。
当時はまだマップルも持って無く、普通の道路地図を見ながら、国道だから安心だろうと
軽い気持ちで選んだのですが…。
結果はサイアク。
その日は土砂降りであちこちの道路に水が流れ出し、こんな筈じゃなかったと思いながら
慣れていないバイクを必死に操り、転倒や落下しないよう恐る恐る走りながらやっとの
思いで抜けました。
それから自然とこの道から足が遠のき、今日まで通る事はありませんでした。

そんなワケでリベンジを込めて今回来たのですが、
いや〜、最高。
当時のオイラは何にそんなに怯えていたんだろうかと不思議に思う程、面白い道です。
まあ、確かに雨だとイヤかもしれないけど。

廻りはブナの木に囲まれ、木々の間からは能郷白山の雄大な姿。
道を横切る川は今日も出来てました。
前日の雨のせいだろう。

休憩を兼ねて撮影していると向こう側からバイクが。
「この先抜けれます?」
「別のルートを通ってきたので解りませんが、封鎖の看板は出てました」
「別のルートって?」
と言う事で折越林道を説明。
「どうしよう、このまま157を行くか」
「折越けっこうイイ道でしたよ」
さて、あの人はどちらを選んだんだろう。




県境の温見峠を越えるとあとは下りコース。
ここから少し道が荒れてくるのでスピードに注意しながら走ります。
ガードレール(といってもロープ)の支柱が崩れていたりとなかなかスリリングな場所も。
そしてダム湖近くになると突然快走路に。
ああ、そう言えば以前はここでホッとしたっけなあ。



ダムを過ぎて暫く走ると今度は福井県大野市の田園風景が広がります。



さっきまでの風景とは180度違う広大な景色。
バイクを停めて道に腰掛けてのんびり眺めてると、疲れも吹っ飛びます。



暫く田園の道を堪能してから国道158号へ。
158は車やバイクも多く走っていました。
道の駅「九頭竜湖」で恐竜の親子に久々に対面して、県道52、61、286号を通り
帰宅しました。

トラウマ克服!
と言うか、かなり気に入りました温見峠。
また走りに行こう。




走行距離約380キロ