■日本のチロル、遠山郷-07.5.3-



渋滞を避ける為、早朝の5時に出発。
国道19号からいつもの県道66へ。
国道418号を右折、後はひたすらこの道を進めば南信州遠山郷に到着です。


国道418号は、広狭混合の峠道。すれ違う車も殆どいません。
道の駅平谷で休憩。
駐車場には結構な台数のバイクが。どこかのツーリングの集団みたい。
ここから先は一気に登り、標高1000越えの平谷峠へ。
朝靄の向こうに薄らと南アルプスが見えます。



天龍のあたりに吊り橋を発見。沙都子〜〜〜っ!!(違う

418号から152号に合流。いよいよ遠山郷です。
暫く走っていると道路脇に手書きの看板がいくつも立っている。
「昔懐かしの木造校舎」
面白そうなので、ちょっと寄ってみる事に。

「木澤小学校」
中が自由に見学出来るようになっていました。
誰も居ない朝の校舎を1人でブラブラ。
小さな机と椅子、黒板、三角定規にオルガン。
なんだかノスタルジックな雰囲気に浸されていきます。





廊下には写真が沢山飾ってあり、一部の教室は資料展示や、レクレーション等で使用出来る
ようになってました。
この校舎、地元の方達に愛されているんだなあと感じました。
寄ってみて良かった。

そしていよいよ日本のチロルと呼ばれる「下栗の里」へ。



傾斜約40°の斜面に家屋が立ち並び、そこを繋ぐように、細い道がクネクネとあちこちに伸びています。
まるで日本じゃないみたい…だけど畑や家屋の姿は紛れも無く、日本の村の姿。

雑誌等で良く見る、村を俯瞰で一望出来る場所を探すが、どうにもポイントが見つからない。
ふと前に畑仕事の休憩中らしいおばさんと2人とおじさんに声を掛けてみる。
「ああ、そこはもっと上のあの山の頂上あたりだよ」
「バイクでは行けないから30分程歩きになるよ」
「そうなんですか、どうしようかなあ」
「でも、ソコつい先日崩落して通行できなくなっとるよ」
「ええ〜!?」

と言うわけでポイントでの写真撮影は諦める事に。
かわりに、バイクで行けるココ一帯を見える場所を教えて貰い、そこでパチリ(一番上の写真)
ちょっと遠いケドね(笑

下栗からしらびそ峠へ向かう道も崩落により通行止め。
なので、反対方向から向かう為、再び152号へ。



途中にあった、「祭り伝承館 天伯」に寄って観る。
お客さんはオイラ1人の貸しきり状態。
案内のおじさんから話を伺い、展示物を観て廻る。



全国の神々が舞い降りた湯を浴びて無病息災を願う「霜月祭」
そのお面のレプリカ等が展示されています。
「千と千尋」のヒントにもなった祭りだとか。

しらびそ峠に到着。南アルプスが目前に広がります。
「しらびそハイランド」で遅めの昼食。
鹿肉のジンギスカン。
鹿肉は焼き過ぎると固くなるので、軽く焼いて食べます。ウマウマ。




三遠南信自動車道で矢筈ダムを抜け、153号へ合流。
そのまま稲武方面へひたすら走ります。
途中で「国の天然記念物 月瀬の大杉」という看板が見えたので左折。

でかい。



再び153号を走り、昼神温泉で湯に浸かり、足助からの渋滞を脇道に避けて
夕方帰宅しました。
久々に充実した日帰りツーリングでした。

遠山郷、かなり気に入りました。今度霜月祭の時に行ってみようかな。


■走行距離約550キロ■