徳山ダム問題のページ
生態系の頂点で絶滅危惧種のイヌワシ・クマタカの生息環境を守り、いまや全く用途のない利水・治水への無駄な財政支出をSTOPするために徳山ダム建設中止を直ちに決断すべきです!
徳山ダムは木曽川水系揖斐川の上流部、岐阜県揖斐郡藤橋村の旧徳山村と旧藤橋村の境の地点にロックフィルダムを建設し、旧徳山村を水没させて(集落跡の写真)、日本最大規模の貯水容量6億6千万トンで利水・治水をおこなうという計画です。
欧米ではダムをはじめとする近代河川工法についての見直しが進む中、日本の建設省でさえ長期化している全国12(対象は13)のダム事業に関しての審議委員会をつくって検討を進めてきました。深刻な財政問題や切実な環境問題が背景にあるはずですが、準備工事も中断しないままに行なわれてきた審議は民主的・科学的とはいいがたいのです。徳山ダムに関しては1997年2月7日に「早急に着工するように」という「意見」(答申)が出されました。その写しをOCRで読み込んでHTML化してありますので、徳山ダム建設事業審議委員会の「意見」の全文および徳山ダム建設中止を求める会の抗議文とをあわせてご覧ください。さらに、建設省・公団の見解(本省への具申内容)と徳山ダム建設中止を求める会の見解も掲載してあります。ちなみに、水資源開発公団徳山ダム建設所のホームページではまとめ案を提示した審議委員会の分までしか報告がなく、「意見」の全文を掲載しているのは、このホームページと新たに立ち上げた徳山ダム建設中止を求める会のホームページだけであるという、まことに奇妙なことになっています。
建設促進の答申が出されるような状況も予測しつつ、東海自治体問題研究所からの依頼をうけて『所報』152号に「徳山ダムは必要か」という論文をまとめました。その後、この論文に補強して、このページの内容紹介もあわせて、国土問題研究会の『国土研ニュース』に「徳山ダムはどうなっているのか?」という論文をまとめました。
ダムをはじめとする大規模公共事業のあり方が問題になり、『週刊ダイヤモンド』1996年11月30日号では公共事業の莫大な浪費の実態の特集が組まれ、『経済』1997年3月号(総論)や『前衛』1997年3月号(各論)で公共事業の特集が組まれ、『週刊金曜日』での連続した特集「環境を破壊する公共事業」は本にまとめられましたので、できれば図書館でご覧いただきたいと思います。また、「公共事業を問う」シンポジウムが1996年12月15日に京都の京大会館で開かれて、所長も含めて30名の参加でした。その中では、徳島県の県民運動には注目すべき成果があることが明確になり、建設省の職員の方からの高速道路ストップの提案は説得的な内容でした。この内容は、1997年5月末に刊行された『国土問題』53号にまとめられました。関連して、1997年3月21日に発行された『公共事業をどうするか』岩波新書は必読です。
徳山ダムの問題を考える上で、その歴史的経過は重要です。「山村とダム問題」と題する論文は今から21年前の国土問題研究会編集・発行『国土問題』14号(1976)に掲載された所長の大学院生時代の記念碑的論文です。大学の卒業論文における徳山村の調査と大学院の高橋裕ゼミのレポートをもとにしてまとめたものです。特に歴史を振り返る上では参考になる論文であると思います。岐阜大学地域科学部の富樫氏の協力によって、OCRによるテキスト化ができて、以前のGIF画像よりは格段に読み易くなっています。
2000年9月現在で、今、徳山ダム事業はどうなっているか?を書きましたので、参考にしてください。
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2000-9-6改訂
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