PSVC’97

パソコンボランティア・カンファレンス ’97(企画案)

「パソコンボランティアと障害者電子ネットワークの挑戦」




 「ひとりであれこれ悩んだり、迷ったりしています。そんなところに、いざとなれば、
応援に駆けつけてくれるパソコン・ボランティアは、本当に力強い援軍を得た思いで
す」。視力に障害をもつ加藤さんにとって、新聞がパソコンで直接「音読」できる
ことは、まさに「革命」でした。

 脳性マヒのため身体の硬直がきつく、右手のひとさし指一本でワープロで通信して
いる長谷川さん。県庁所在地の隣町に住む彼でさえ、自宅でサポートしてくれる人は
見つかりません。地域の小さな、生活しているエリアの単位で、一人一人の障害者の
ニーズにあった支援サポートシステムが、いま切実に求められています。

 けっしてパソコンの専門家でなくても、電子ネットワークでより多くの”力持ちた
ち”とつながっていれば、一人ではサポートできないことも可能となります。だれか
ができないことでも、ひよっとするとわたしにはできるかもしれません。そんなワク
ワクするような気持ちで、障害者のパソコンや電子ネットワーク活用を支援するとり
くみを「パソコン・ボランティア」とよんでいます。教えることは教えられること。
手伝ったつもりが逆に励まされたり、そんなすてきな充実感を得ながら、さまざまな
地域や団体・グループでユニークな活動がひろがっています。

 「パソコンボランティアと障害者電子ネットワークの挑戦」。このテーマでのカン
ファレンスは、まさにはじめてのこころみです。記念講演、記念シンポ、さらにはリ
レートークなどで、パソコンボランティアのとりくみを交流し、求められているサポ
ートシステムについて考えあいましょう。また、この機会に、ぜひあなたもパソコン
ボランティアに参加してみましょう。

 各コーナーやブースでは、インターネットやパソコン通信、さらに最新のアクセシビ
リティ機器に直接ふれながら、楽しいすてきな出会いの場を共有できればとおもって
います。パソコンのことならなんでも気軽に相談できるコーナーも充実させています。
みなさんの参加をこころからよびかけます。

主 催  日本障害者協議会
後援予定 総理府、厚生省、郵政省、労働省、通産省、文部省、科学技術庁
     朝日新聞厚生文化事業団、読売光と愛の事業団、毎日新聞厚生文化事業団、
     NHK厚生文化事業団
協賛予定 NTT、IIJ、RIMNET、NIFTY-Serve、People、日本アイ・ビー・エム、
     アップル、NEC、富士通、日立、キヤノン、アメディア等

期 日  1997年3月15日(土)−16日(日)
会 場  早稲田大学国際会議場
参加費  予約 4000円(「BBSリソースブック'97」含む)
     当日 6000円
 レセプション 5000円(大隈ガーデンハウス)

 内容4つの柱
1)基調提案、記念講演、記念シンポ、リレートークにおける理論、実践交流

2)マルチひろば
  1)総合相談コーナー   10:00-16:00(16日15:30) 1F
   技術ボラ、ぱそボラなどのメンバーによるなんでも相談

 2)パソコン通信ブース  10:00-16:00(同上) 特別会議室
  みんなねがいネット、夢の扉、ネットワーク杉並ここと、ピアネット、
  稲城ハートフルネット、みかん山ネット(予定)などによる展示とデモ 

  3)アクセシビリティ機器ブース 10:00-16:00(同上)    第3会議室
   アップル、日本IBM、NEC、富士通、日立製作所、
   キヤノン、アメディアなどによ髟沁ル@器、情報通信機器など最新の
   機器の展示と相談

   4)工作ブース 16日のみ 10:00-15:30   第1会議室
    「らくらくマウス」の製作など、あなたも福祉機器づくりにチャレンジ
    コーディネーター:田中克典(川口工業高校)

3)インターネットコーナー    10:00-12:00        第2会議室
  インターネットにアクセスし、活用するためのプレゼンテーション 
  1)肢体不自由者のインターネットアクセス
     講師 堀込真理子(トーコロ情報処理センター)
 2)視覚障害者のインターネットアクセス
     講師 佐々木夏実(筑波大学付属盲学校)

4)レセプション(大オフラインミーティング)
  

 3/15 土曜日
受付開始 9時半 各ブース展示開始10時(16時まで)


■リレートーク 各20分+質疑/休憩で10分
 総合司会 井筒屋勝己(NHKアナウンサー)
10:30-11:00
長瀬 修(障害・コミュニケーション研究所)
 障害者とアクセス権をめぐる国際動向
11:00-11:30
金子 寿(FLC フレンドリー・ライフ・コミュニティー)
 脊損のなかまによるピア・サポート活動
11:30-12:00
丹 直利(日本障害者雇用促進協会)
 インターネットと障害者利用のわが国の現状

13:00-14:25
■あいさつ 
      調 一興(日本障害者協議会代表)
基調提案 
      薗部英夫( 同 情報通信ネットワーク特別委員会委員長)
■記念講演 
      金子郁容(慶応大学大学院教授・VCOM代表)
      「障害者とパソコンボランティアの可能性」

■リレートーク
14:45-15:30
 服部里衣子(NHK富山放送局ディレクター)
  富山県山田村にみたネットワークづくり
  


■レセプション(大オフラインミーティング)
18:00-20:00
■あいさつ 
      花田春兆(日本障害者協議会副代表)



 3/16 日曜日
開始9時半
■リレートーク 総合司会 井筒屋勝己
10:00-10:30
矢澤健司(日本筋ジストロフィー協会)
筋ジスのなかまたちの絆を深めた夢の扉
10:30-11:00
坂爪新一(東北大学)
重度身障者の意思伝達からサイバードまで
11:00-11:30
大島真理子&近藤則子(高齢者・障害者の立場でマルチメディアを考える研究会)
 シニアネットのこころみ
11:30-12:00
伊藤英一(神奈川県総合リハビリテーションセンター)
 地域でのサポートシステムのための政策提言


13:00-15:00
■あいさつ 
   田中徹二(日本障害者協議会理事・日本点字図書館長)

■記念シンポ  パソコン・ボランティアの挑戦

 シンポジスト 畠山卓朗(横浜市総合リハビリテーションセンター企画研究室係長)
   同    青木与志夫(NIFTY-serve障害者フォーラム「技ボラ」代表)
   同    関根千佳(People福祉工作クラブ「ぱそボラ」代表)
 コメンテータ 清原慶子(ルーテル学院大学教授・郵政省 高齢者・障害者の
             情報通信の利活用に関する調査研究会第2分科会座長)
 コーディネータ 薗部英夫(日本障害者協議会)

15:30 ブース終了



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