1998年4月22日(水)
ドキュメント「横浜教科書訴訟判決日」
06:27 NHKTVニュースで判決日であると報道
神奈川新聞に判決日のこと、争点一覧表の掲載
神奈川新聞に横浜教科書訴訟の連載(上・中・下)
朝日新聞は4月21日付で判決日を予告
08:00 NHKTVニュースで判決日であると報道
09:45 傍聴券抽選開始
09:57 裁判官入室・撮影
10:00 判決:主文
1、被告は20万円支払え(請求は100万円)
2、原告の他の請求棄却
3、訴訟費用負担は原告が5分の4、被告が5分の1
10:05 氷川清話
掃海艇
10:15 弁護士会館へ徒歩で移動
10:40 弁護士会館で記者会見開始
大川:検定違憲は認めず
裁量権の乱用の枠は厳しい
看過しがたい過誤論よりは一歩踏み込んだ
掃海艇を検定意見と逃げていた国、資料提出をしない
検定意見と認め、恣意的で違法
脱亜論 福沢にはなにも言わず 勝海舟には逸脱している
横浜地裁としてはなかなか頑張った
検定手続き違法論はとりあげず、手続きは正当と認める
不十分な判決ではあるが、家永訴訟よりは一歩進めたといえる
鈴木:憲法違反について認めらなかったのは残念
90年代の新らしい検定について違法を認めた
検定意見について
湾岸戦争についてはお願いだという国の主張は認めず
条件付き検定意見と認めた
脱亜論
口頭も区別しないものは検定意見と認めたのは意義ある
4個所のうち2個所認められたので、半分勝訴ととらえる
高嶋:私が提訴した時は一教員であった
国を相手にするのには相当にためらいがあった
ここまでもってこれた支援者の方々に感謝したい
私は社会科の教師
日本の民主主義はここまでできるということを心にとめたい
厚くお礼を申したい(拍手)
これで終わらせたくない
重荷にならなかったか? 途中で勝てると確信していた
昨日の晩もよく眠れたし、今朝もさわやかな気分だった
残念な気もするが
皆さんと議論していきたい
2点のうち、掃海艇派遣は当然のこと
氷川清話は変化球をなげられた、不本意な気はする
勝海舟はこんなことをいった、と利用できる
裁判を学校の教材にできる
一介の教師が裁判をして、正しいことは通ることを示せた
記者の質問に対して
:運用違憲がありえないとはいってない
不満がある
高嶋:私個人としては控訴したいが、弁護団と相談していく
検定意見を言い渡す時に文書で申し渡すかどうか
俵 :検定意見を文書化して通知するということに初めて踏み込んだ
文部省は絶対拒否してきた
違法でないと強弁してきた
私たちの長い運動の到達点
はたしてきちんとした文書になるかどうかは今後の運動しだい
高嶋:家永訴訟とこの裁判であなたの頭の中にあるというのは影響したはず
記者会見は以上
10:10 休憩
10:20 家永先生に報告の電話
尾崎:21世紀をみすえた運動
横浜で行われたことに意味がある
これから全国各地でおこされることを期待したい
(午後1時過ぎからの昼食会の人数把握)
小林:昨日、考えてきたコメントは大体あたっていた
不満が多いのはわかるが、また違法判決
これまで6つの違法判決に、7つ目の違法判決
文部省は検定制度を根本的に見直すべきである
検定制度の見直しが外からはじまっている
国の意見をそのまま受け売りしているのは問題
一番遅れるのは裁判所になりかねないのは問題
家永訴訟を受け継いでという精神でおこされた
自分たちの足元でどうしていくかが問われる
新しい教科書運動が進められようとしているのに協力を願う
安川:3月まで名古屋大学の教員
脱亜論では逃げた、学説上の対立があることを理由にしたようだ
丸山は晩年、もはやアジアに通用しないと言っていた
9月、11月の証言、講演が反響を呼んだ
高文研の梅田さんは同世代で話し込んだ
福沢については知られていなかった
できるだけ本にしたい、9月には刊行したい
さらに、もう1冊の福沢本を頼まれた
「天は人の上に人をつくらずといえり」
福沢認識総体を変える必要
脱亜論を高嶋さんが取り上げたのは正当
アジアを踏み台にしてきた日本の近代化
日本の近代をリードした人物の思想を明らかにすることが重要
日本の常識を変えるために頑張りたい
高嶋:脱亜論には勝海舟に目をむける機会
裁判の争点に残ったのはありがたい
安川さん、もう一度の出番があります
控訴審の画期的意義づけ
野田:高嶋さん、おめでとうございますというべきか
高嶋さんが裁判を起こされた時、安川さんの本を送付した
母親の墓:目黒の定光寺で福沢の墓が拡張されて押しやられる
高嶋:学位論文はすごい眠い本
安川さんの本は今でも読めるし、ぜひご覧いただきたい
中村:一橋出版の編集者
この検定で訴訟を起こさないでと言った本人
内容よりも、手続きとして、検定官が言ったのは検定意見である
神奈川新聞の連載にあるように
かって粘れるだけ粘れたのに
40日間しかない中での問題
いい教科書として、著者の意向がきちんと反映されたものに
高嶋:私の裁判の担当者で一番に苦しい立場にある方
家永先生以外の方、編集者からの泣き落としがあった
それなら必要でしょうと文部省とのやりとりを渡してくれた
文部省にとっては大変に痛手
大変に貴重なことを提供していただいて感謝しています
柴田:ブックレット大量に活用を
文部省:一部とはいえ検定意見が違法とされたのは遺憾である
俵 :4月に記者が変わって事情がわからない
全国紙が無視していて、意味がわかっていなかった
6月の検定公開
マスコミは検定はよくなったと言っていた
改訂本の検定でヒドイことがされている
非改訂部分が問題にされる
前回、見落としていた?、はましな方
学習指導要領から逸脱していた?
検定制度を見直すべき時
検定意見の文書告知を突破口にしていく必要
今日が今後の運動の第一歩
李 :指紋押捺反対運動からの連帯
支援の皆さん、出版界の方も参加されていることに敬意を表したい
アジア=中国・朝鮮の侵略をきちんとすべき
杉本判決、99%を官僚が負っているとしていた
官僚の腐敗はどうしようもない
近代国家システムは終焉を迎えている
日本のサバイバルはあの侵略戦争、あの歴史をどう見るか
歴史をきちんと勉強することが不可欠
なんで日本の裁判はこんなに長いのか?
私の高裁の審議もまだ進行中
3800万ウォンを支給する
日本円では20万円を支給させる運動
脱亜入欧でまさしくヨーロッパのマイナス面を学んでしまった
あの19世紀のヨーロッパの帝国主義はなんであったのか
きちんとまなんでいく必要
柴田:「真珠の首飾り」横浜公演が明後日に1回ある
大島:青年劇場で新憲法の誕生過程をGHQ側からみた劇
柴田先生のお薦めで間違いない
激励FAXの紹介
神奈川公演にジェームス三木さんはいらっしゃる
:「スアラ」(インドネシアの「慰安婦」問題を考える会)
柴田:アンケートに記入してほしい、意見・感想を寄せてほしい
5月16日判決報告集会にぜひ参加を
2世紀にわたるとんでもない裁判
世話人20人では足りない
神奈川を中心に20名
事務局は4名が毎月集まっている
会の規模を大きくしたいが、とりあえず世話人を増やしたい
(原告は琉球新報にFAX送信中のため)
高嶋:原告の配偶者
提訴する時に相談はなかった
控訴はすでに決めている?
たった一人の教員がどういうふうに裁判を続けられるのは不安
今日は何人、横浜で市民的運動として広がっていくことの喜び
生きる、教育、今、一番に心をそそがなければいけないこと
皆さんへの感謝、お礼、今後の支援をよろしくお願いしたい
健康管理はなかなかできない
太りすぎをどうしたらやせられるか
こういうことは明るく元気にやっていきたい
高嶋:いやな人がしゃべってる(笑い)
そんなこと言っても仕方がないよ
家永先生と同じ苦労をするのか
性格が違うのか
手書きの字がTVに出て、あれは高嶋先生の字
「横浜教科書訴訟判決報告集会」文字を書いてくれた
:要旨をよくみてみますと
155人、どんどん集まってくる
副団長は名前だけ
運動の成果、かなり危うい
4点の2点だが、そのさらに2分の1
さきほどから控訴の雰囲気
ふんどしを締め直していきたい
運動には敏感な面が裁判所にはある
柴田:これでお開き
12:26 報告集会終了・片づけ・解散→中華街で昼食会
(文責:三浦 真智)
1998-5-8改訂
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