我が家の花木(その1)
(Camera; FUJI FinePix 500)
☆ロウバイ(品種:素心ロウバイ)
ウメの咲くころ、蜜蝋に似た黄色の
かわいい花をつけるロウバイ科の花木。
落葉低木で、高さ2〜4m。
葉は全縁で対生する。
早春、葉の展開前に他の花に先立って咲く。
花被片は多数で、萼片から花弁へと連続
して区別できない。
内花被片は暗紫色、中片は黄色で外片は
鱗片状。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)といって、内片
も黄色い品種も栽植されている。
中国原産で,日本には江戸時代初期に入り、
18世紀の半ばころに日本あるいは中国から
イギリスへ輸出され、winter sweet と呼
ばれるようになったという。
ロウバイ科はモニミア科やクスノキ科に
近い木本性の科で、約4属10種を含む。
ロウバイ属 Chimonanthus と Sinocalycanthus
属が中国に、花木となるクロバナロウバイ属 Calycanthus が北アメリカに、Idiospermum 属がオーストラリアに
と、著しい隔離分布をする。壺状にへこむ花床や、植物体全体に皮層走条をもつという特異な形態を有する。
(平凡社「世界大百科事典」より)
☆レンギョウ(品種:朝鮮レンギョウ)
早春に鮮黄色の花を枝いっぱいにつけるモクセイ科の株立ちになる落葉低木。
葉は対生し、通常卵形から楕円状卵形で柄がある。
花は前年枝の葉腋(ようえき)に1〜数個つき、葉の展開前に咲き、美しい。
花冠は深く4裂し、長さ約2.5cm。果実は卵形で長さ2cmあまり。
中国大陸原産で日本には17世紀に、あるいはもっと以前に渡来したといわれる。
挿木で簡単にふえ、刈込みにも強く、現在でもレンギョウ類のなかでは、最も多く栽植されている。
(平凡社「世界大百科事典」より)
前のページに戻る