木造金剛力士立像   
明星輪寺山門仁王門

 檜材 寄木造 像高 254.8cm(あ 形)252.5cm(うん形) 鎌倉時代 

この金剛力士像は檜材を主体とした寄木造りで鎌倉時代初期に製作された仁王像のなかでは比較
的大きな優作である。山門(仁王門)内の向かって右側に阿形左側にうん形の二尊が安置されてあ
る。像は緊張した面貌、力強い四肢の動き、写実的な肉どりなど量感と安定感に富んでいる。木面は
、積年の風雨に加えて、参詣者の紙つぶてによって腐食が著しく、解体修理が 施され体内に慶長17
年修理銘が保存されていた。