金生山姫螢2025

仮案内を公開しました ! (3/1)

連絡事項はHPに順次掲載します








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2025年の観察会・写真教室
仮案内をUPしました (3/1)


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「金生山姫螢2025」は 次の日程で開催します


5/28(水) 第1回写真教室・撮影会

5/31 (土) 第1回アルパコンサート・観察会
6/4 (水)  第2回写真教室・撮影会
6/7 (土) 第2回アルパコンサート・観察会



詳細は、仮案内をご覧下さい

また写真教室・撮影会への参加を希望される方に向けて、Q&Aを公開しました。参考にして、ご検討ください

仮案内から変更のある場合は、HPにてお知らせします



写真教室は 4/1消印 から受付を開始 !

※ 現在は普通葉書の翌日配達はありません。早くても、平日の2日後の配達です
今年の場合は、4/1消印の葉書は4/3頃から順次、事務局に到着し始めるものと思われます
速達・普通の区別はなく、また到着日にかかわらず、消印日付順の受付です

過去には、同じ日付の消印がされていても、到着に5日間の差があった例もあります
同じ日付の消印葉書がすべて到着するまで、お待ちいただくようお願いします
(事務局からの返信葉書は4/10頃から届くものと思われます)



写真教室・ヒメボタル撮影をご希望の方は
以下の 写真教室・撮影会Q&A を熟読ください (3/1)






 『金生山姫螢2025』写真教室・ヒメボタル撮影 参加者へのQ&A


 『金生山姫螢2025』写真教室 ご参加の皆さんへ



 『金生山姫螢』18周年、ヒメボタル写真教室は16年目を迎えます。
 2020年、2021年はコロナウイルス感染症拡大のため中止となりましたが、『金生山姫螢』が今年もまた開催できることを喜んでいます。
 『金生山姫螢2025』は、山門コンサート・観察会(申込み不要・撮影は不可) と 写真教室・撮影会(事前申込みが必要・見学は不可) を別日程とし、写真教室・撮影会は各回15名限定としています。写真教室・撮影会は4月1日消印から往復葉書で受付を開始します。参加申込は第1希望、第2希望と希望日が選択できます。ご都合に合わせてお申し込みください。4月1日消印葉書のすべての到着を待って当選者の決定をします。
 『金生山姫螢』は皆さんの熱意とご支援によって開催されます。ご参加の皆さんと関係各位に心より感謝を申し上げます。

 ホタルと言えばゲンジボタルを思い浮かべる人が多いですが、深夜に鋭く発光する山蛍・天然記念物「金生山ヒメボタル」が知られるにつれ、『金生山姫螢』当日に初めて来山される方、ヒメボタルを見るのは初めてという方も参加されるようになりました。中にはホタルや星空など夜の撮影は未経験という方からも写真教室・撮影会に申込みをいただきます。
 金生山ヒメボタルは深夜に発光活動します。そのため容易く撮影できる被写体ではありません。シャッターを押せば写るという明るい日中の撮影とは違い、スマートフォンやタブレットでは撮影は困難です。それ以前に生態を脅かす発光する機材の使用は禁止されています。

 そこで写真教室に先立って、直前見学会に続いて「写真の基礎からヒメボタル撮影まで」と題してプレ・レクチャーを開催し、カメラの操作に不慣れな方にも順序立ててカメラの基礎から勉強していただく場を設けています。ベテランの方も今一度初心に立ち返る意味でも、多くの皆さんのご参加をお待ちします。当日は直前見学会を1時間、プレ・レクチャーを1時間半、写真教室を2時間の計4時間半のセミナーを受講していただいた後、ヒメボタル撮影に臨んでいただきます。これらのうち21時開始の写真教室への参加は必須としています。

 ここには写真教室・撮影会参加者へのQ&Aをまとめてあります。事前準備の参考としてください。不明な点は事務局までお問い合わせください。

 最後に『金生山姫螢』はベテランの方から初心者の方までが一緒に撮影するという一期一会の場です。ベテランの方もご自身が初心者の頃を思い出して、初心者の方を温かい目で見守って、助け合いながら撮影できるようご協力をお願いします。参加者全員が温かい気持ちで帰られることを心から願っています。

 『金生山姫螢2025』で皆さんとお目にかかれることを、楽しみにしています。


『金生山姫螢2025』写真教室講師 篠田通弘
SONY αアカデミー 講師
SONY Imaging PRO Support 会員
Nature Photographer


 【全般】


Q ヒメボタルは誰でも自由に撮影していいですか?
A 撮影は、第1回5月28日(水)、第2回6月4日(水)の写真教室・撮影会開催日に限られます。事前に申し込みが必要で、当日開催の写真教室を受講していただく必要があります。2025年は『金生山姫螢』観察会(観察のみ、撮影は不可)は5月31日(土)、6月7日(土)です。お間違えないようにご注意ください。

Q 写真教室・撮影会の第1回と第2回ではどのように違うのですか。
A 金生山は大きな山ではありませんが、環境によって発光活動のピーク時期が異なっています。第1回は林のヒメボタルを撮影します。日当たりがいいため金生山で最も早く発光活動が始まります。1週間後に開催する第2回は金生山で最も奥の岩巣で撮影します。林のヒメボタルに比べて少し遅れて発光活動が始まります。各回とも15名限定で募集します。

Q 初めてのヒメボタル撮影では第1回と第2回のどちらがお勧めですか。
A 初めてヒメボタルを撮影しようとされる方には第1回をお勧めします。ヒメボタル撮影では一切光を出さないようにしなければなりません。そのためカメラの設置から設定変更などライトを当てて行うことは厳禁。すべて手探りで行っていただく必要があります。第1回の会場は付近に街灯があるため、カメラの設定を変更したい場合は街灯の下まで移動してカメラの操作を行うことができます。しかし第2回会場は全く照明はありませんので、完全な暗闇です。初めて金生山ヒメボタル撮影を行う場合、第1回をお勧めしている理由がそこにあります。また、第1回会場は山道を歩くわけではありませんので、足元に不安のある方も安心してご参加いただけます。

Q 2回とも申し込んでいいですか。
A 参加できるのは1回のみです。第1希望日、第2希望日をご記入ください。定員を超過しない限り第1希望日を優先します。申込多数の場合は抽選となることもあります。どちらか1日しか都合がつかないという方は、第1希望日のみを記入してください。

Q 撮影したい場合は、当日申し込めばいいですか。
A 撮影するには当日開催の写真教室を受講する必要があります。写真教室申込みは4月1日消印の往復葉書で受付を開始します(2025年の4月1日は火曜日です。3月31日以前の消印は無効です。ご注意ください)。

Q 当選者はどのように決まるのですか。
A 各回ごとに消印順に当選を決定します。4月1日消印の往復葉書による第1希望日申込みが定員に達しない場合は全員を当選とします。定員超過の場合は、第1希望日当選者を抽選で選び、選外となった方は第2希望日当選者とします。なお当選決定は4月1日消印葉書がすべて到着したことを確認してから行います。当選葉書はおおよそ4月10日ごろから配達される見込みです。速達、普通郵便の区別はありません。消印の日付順に受け付けます。

Q 3月31日消印の場合はどうなりますか。
A 3月31日以前の消印は無効です。必ず4月1日以降の消印がされるようにご注意ください。

Q 家族や友人で分担して申込み、当選した人の葉書を譲り合ってもいいですか。
A 申し訳ありません。当選葉書は本人のみ有効です。家族であっても譲渡はできません。写真教室当日に受付で免許証、学生証などで本人確認をさせていただきます。参加は当選者本人に限ります。

Q ヒメボタル撮影会場で撮影者が写真教室を受講したかどうか、どうやって区別するのですか。
A 受講者には21時開催の写真教室受付にて当日のみ有効の撮影許可証を発行します。21時開始の写真教室には必ずご参加ください。許可証は、必ず首から提げて撮影して下さい。撮影中に確認させていただきます。

Q 5月28日(水)、6月4日(水)以外の日に金生山ヒメボタルを撮影することはできますか。
A 生息地は明星輪寺境内地(私有地)です。この両日以外の夜間立入・撮影は禁止されています。

Q 写真教室開催日は一般見学者も参加できますか。
A 写真教室・撮影会開催日は事前申込みされた方だけ参加でき、付添の方を除いて一般見学者は入山できません。

Q 観察会開催日は写真撮影はできますか。
A 観察会は一般観察のみで撮影は一切できません。観察会の事前申込みは不要です。

Q 見るだけだったら、他の日に立ち入ってもいいですか?
A 明星輪寺境内地は私有地で、夜間の立入は禁止されています。5月31日(土)、6月7日(土)に開催される『金生山姫螢』観察会へお越し下さい。それ以外の夜間の立ち入りはできません。観察会の開始時刻は22時です。22時開始の山門(仁王門)コンサートにご参加ください。なお観察会・撮影会ともに22時から1時半まで車の通行は禁止です。

Q ヒメボタル撮影を成功させるための最善の参加の仕方はどのようなものですか。
A 写真教室・撮影会に当選された方は直前見学会へのご参加とプレ・レクチャー受講をお勧めします。ご自身が撮影される場所を見学し撮影シーンを前もって知ることができます。

Q 「明星輪寺境内地は夜間立入禁止」と看板が出ていますが、仁王門から中に入らなければいいのですか。
A 境内地とは明星輪寺の私有地のことで、仁王門から中を指すものではありません。途中の急坂手前に所謂「見晴らし」と呼ばれる場所があります。そこから上が境内地です。「夜間立入禁止」の看板が出ています。

Q 定員は各回15名とのことですが、写真教室に当選した人は自動車で上まで上がっていいですか。
A 写真教室・撮影会参加者は、山頂の明星輪寺駐車場に車をとめることができます。ただし、深夜1時30分までは車の通行を禁止しますので、1時30分より前にお帰りを予定される方は麓に車を置いてご来山ください。

Q 遠方から参加をする場合の交通手段はどのようなものがありますか。
A 東海道新幹線岐阜羽島駅北口でレンタカーを借りて来山する方法があります。また在来線のJR大垣駅北口でレンタカーを借りる方法もあります。JR大垣駅から明星輪寺までタクシーを利用することもできます。大垣駅からおよそ20分ほどです。
 JR大垣駅から東海道本線美濃赤坂駅への利用をお考えの場合、本数が少ないですから前もって時刻表を確認してご利用ください。
 また大垣駅前から赤坂丸本(まるほん)前まで名阪近鉄バスが出ていますが、こちらも本数は少ないので時刻表を調べた上でご利用ください。

Q 「金生山姫螢」以外の夜間立入が許可されている日はありますか。
A 12月31日除夜の鐘、1月12日初虚空蔵の両日は終夜参拝できます。


 【当日の流れについて


Q 写真教室・撮影会当日の流れを教えてください。
A 15時       仁王門集合。
  15時~16時    直前見学会(ロケハン)【必須】
  16時30分~18時  プレ・レクチャー【任意】(庫裏にて)
          ※プレ・レクチャー参加者は受付で参加費をお願いします。

      (自由、食事をとるために下山も可)

  21時~23時    写真教室【必須】(庫裏にて)
          ※プレ・レクチャーを欠席された方は、受付で参加費をお願いします。
受付で撮影許可証を発行します。
23時30分~01時30分 ヒメボタル撮影【必須】(開始と終了時刻は一応の目安)  
※以上のうち、【必須】のものは必ずご参加ください。【必須】の時間帯に都合の悪い方はあらかじめご連絡ください。

Q 車で上まで上がれますか?
A 写真教室は15名限定ですから、全員が車で上までお越しいただけます。

Q プレ・レクチャー終了後、食事のために一度下山したいのですが、夜に車で上がれますか。
A 大丈夫です。21時の写真教室に間に合うようにお戻りください。もちろん夕食持参の上で来山くださっても構いません。


 【参加費について】


Q 参加費はいくらですか。
A 写真教室を受講・ヒメボタル撮影される方は1人2,000円(資料代・環境保護協力金を含む)の参加費をお願いします。プレ・レクチャーに参加される方は会場でお願いします。プレ・レクチャーに参加されない方は21時開始の写真教室受付でお願いします。なお、付き添いの方は環境保護協力金として100円のご協力をいただきますようお願いします。


 【直前見学会について】


Q 直前見学会は参加した方がいいのですか。
A 可能な限り参加をおすすめします。『金生山姫螢2025』写真教室・撮影会は2回開催しますが、それぞれ観察・撮影場所は異なります。とくに2回目の6月4日(水)は地形が複雑な岩巣を会場とします。直前見学会でロケーションを把握した上で撮影場所を決めていただく必要があります。初めて参加される方はロケハン(ロケーションハンティング)が必須です。

Q 直前見学会とはどんなことをするのですか。
A 明るい時間帯に撮影場所へご案内します。そこで撮影ポイントを選び、使用レンズの選択、ピントリングの固定などを行います。6月4日の岩巣ではあらかじめ被写体までの距離を計測しておき、撮影本番でピントが合わせられるようにしておきます。

Q 直前見学会で場所取りはできますか。
A できません。また見学会終了後は撮影場所への立入を禁止します。



 【プレ・レクチャーについて】


Q 開催の趣旨は何ですか。
A 金生山ヒメボタルを初めて撮影される方が増えてきました。長年の経験を積んで参加される方の他に、これまでスマートフォンでしか撮ったことがない方、デジタル一眼カメラを新しく購入された方、ホタルや星空など暗い中で撮影した経験がない方もいらっしゃいます。そのような方を含めて、カメラと写真の基本から学んでいただきたいという趣旨です。

Q プレ・レクチャーには付き添いも入れますか。
A 申し込まれた人以外の付き添いの人もご一緒にどうぞ。付き添いの方は環境保護協力金として100円のご協力をお願いします。


 【写真教室・撮影について】


Q 自分はベテランです。過去にも写真教室を受講したことがありますが、今回も受講しなければいけませんか。
A はい。撮影には写真教室を受講していただく必要があります。21時から開催の写真教室の受付で撮影許可証を発行します。これを首から提げていただかないと撮影はできません。

Q 1枚の葉書に2名を記入し申し込み、参加許可葉書が来ました。記入した者以外の付き添いも一緒に参加できますか。
A 付き添い希望者の住所・氏名・連絡先を書かれて申し込まれた方は、その付添の方もご参加いただけます。付き添いの方は1枚の葉書に1名までです。

Q 写真教室会場から撮影場所までは、カメラを三脚につけて移動してもいいですか。
A 危険ですから、カメラと三脚は別にして移動します。撮影会場へ着いたらライトをつけずに三脚を立て、カメラをセットします。暗闇の中でケーブルレリーズなどがカメラにセットできるよう、目を閉じて操作するなど練習をお願いします。


 【機材について】


Q 撮影に必要な持ち物は何ですか。
A デジタル一眼カメラ、三脚、ケーブルレリーズ、カメラのモニターを覆う黒い布、ピント固定用の仮止めテープが必要です。バッテリーはフル充電し、予備のバッテリー(またはUSB給電)の準備もお願いします。

Q 自分は三脚を持っていません。カメラ本体やレンズに手ぶれ補正がついているのですが、三脚が必要ですか。
A 2分間ぐらい微動だにせずに手持ちできる自信があれば、必ずしも必要ないかもしれませんが、それは不可能でしょう。三脚は必ずご用意ください。

Q 三脚は何台使用してもいいですか。
A 暗い中での使用となります。危険防止のため1人1台でお願いします。プレートをつけて2台のカメラを左右同時にセットすることもご遠慮ください。

Q 三脚使用上の注意はありますか。
A 暗闇での転倒を防ぐために、ペットボトルなどを三脚に下げて「おもし」としてください。三脚の耐荷重に注意してください。

Q ケーブルレリーズを持っていないのですが。
A ない場合は応急措置として次の方法が考えられます。カメラのシャッターボタンを押す前にレンズを黒い布で覆い、シャッターを切った後に布を取り去る。これで手ぶれは防げます。ただ、このような方法は現実的ではありませんので、前もってケーブルレリーズやBluetoothリモコンなどを用意されることをお勧めします。赤色発光する赤外線リモコンは使用できません。有線リモコンを使ってのBulb撮影ではキッチンタイマーの利用が便利です。

Q デジタル一眼カメラは、デジタル一眼レフの他にミラーレス一眼カメラも使用できますか。
A はい、使用できます。ただしカメラ背面の液晶モニターが常時点灯するタイプのカメラは、黒い布で光を漏らさないようにする必要があります。ミラーレス一眼カメラで液晶モニターを使用せずにファインダー固定とすることのできるカメラでは、ファインダー固定で使用してください。またファインダーから目を離した時にファインダーが消灯するかどうか、アイセンサーの動作を確認しておいてください。ミラーレス一眼カメラでファインダーがないカメラは、黒い布などで背面モニター(またはカメラ全体)を覆って光が漏れないようにして使用してください。背面モニターで画像を確認する場合は、黒い布などで覆って光が漏れないようにしてください。メディアへの書き込み時のアクセスランプも、テープなどを貼って光が漏れないようにしてください。

Q 撮影に適しているレンズの焦点距離はどれぐらいですか。
A 表現の意図にもよりますが、初めてヒメボタルを撮影される場合は焦点距離35㎜(35㎜フルサイズ換算、以下同じ)前後のレンズの使用をお勧めします。講師がよく利用する焦点距離は、35㎜、50㎜、55㎜、85㎜です。今年のポスター写真は 85㎜ F1.4 のレンズを開放で使用、チラシ裏の写真は 35mm F1.2 のレンズを開放で使用しています。一例であって、これらのレンズがなければ写らないという意味ではありません。

Q 1回目と2回目の場所では、適したレンズは異なりますか。
A 全く初めての方がともかく撮れるように、ということで選んでみます。
 1回目は比較的奥行きのある場所です。こちらは35㎜広角レンズを中心に、やや焦点距離の長い50mm前後の標準レンズや85~100mm前後の中望遠レンズも適しています。28㎜はやや画角が広く、余分な光が入り込む恐れがあり、またヒメボタルの光跡も小さくなります。
 2回目は狭い場所ですから、35mm広角レンズを主として、28㎜広角レンズから85㎜前後の中望遠レンズなどの焦点距離のレンズをお勧めします。2回目の会場は奥行きがないので、200mmなど焦点距離が長いレンズは使いづらいです。

Q ズームレンズと単焦点レンズではどちらが向いていますか。
A ズームレンズは暗いレンズが多いため、明るい単焦点レンズの方が向いているといえます。が、ズームレンズでは撮れないというわけではありません。ズームレンズではF2.8などの明るいレンズが適していますが、暗いレンズの場合はISO感度を上げるなどの方法で撮ることになります。このことについてはプレ・レクチャーで勉強します。

Q 明るいレンズとは何ですか。
A 開放 F 値が小さいレンズのことです。F3.5のレンズよりF2.8のレンズの方が明るく、F1.4のレンズはさらに明るいレンズとなります。レンズキットとして附属しているレンズはF3.5-5.6というように暗いレンズが多くなっています。このようなレンズでも撮れないことはありませんが、ヒメボタル撮影においてはできる限り明るいレンズが適しているといえます。可能であれば、F2.8よりも明るいレンズが望ましいです。

Q コンパクトデジタルカメラも使用できますか。
A ごく一部の機種を除いて、撮影は難しいです。コンパクトデジタルカメラは背面液晶が点灯する機種がほとんどですが、この場合は黒い布で覆わなければなりません。

Q フィルムカメラを使用したいのですが、ヒメボタルは写りますか。
A ヒメボタル撮影で銀塩カメラ(フィルムカメラ)による撮影はハードルが高いと思われます。またヒメボタル撮影に使用できるフィルムは限られていて、また入手困難となっているものもあります。モノクロフィルムを増感現像する方法も考えられますが、各自でご判断下さい。


 ※※光る機材は使用禁止※※


Q タブレットPC、スマートフォンで撮影できますか。
A それらは機器自体が発光しますので使用しないでください。観察会・撮影会場で携帯電話やスマートフォンなど光を出す機器の使用は禁止です。

Q 機器が光ってはいけないのは、他の撮影者の邪魔になるからですか。
A 違います。ヒメボタルの発光活動の妨げになるからです。

Q なぜヒメボタル発光の邪魔をしてはいけないのですか。
A 天然記念物金生山ヒメボタルの成虫の命はわずか数日です。その間に必死に光を放って命をつなぎます。強烈な光を出すライト、蚊取り線香、虫除けスプレーなど通常の環境に存在しないものは使用しないようご注意ください。

Q 暗闇の中で手探りでカメラの操作をするのですか。懐中電灯、ライトを使用してはいけませんか。
A ヒメボタル撮影ではライトの使用は控えていただくようお願いします。目を閉じて、手探りでカメラが三脚にセットでき、さらにカメラの操作ができるよう事前トレーニングをお願いします。
 1回目の5月28日(水)は外灯が近くにありますから、そこへ移動して設定の変更・確認することができます。初心者の方はできる限り1回目に参加していただくようお願いした訳がそこにあります。
 2回目の6月4日(水)の撮影場所は山中です。全く明かりがありません。そのため万が一の緊急時に備える場合は、ごく弱い光量のLEDライトを黒い布で覆って光が漏れないようにしたものを準備してください。ライトはあらかじめ赤いマジックで着色する、赤色セロファン紙で幾重にも覆うなどして光量を下げておいてください。
 これは緊急時に備えてということです。重ねてお願いしますが、撮影地点では光を漏らさないようにしてください。

Q 暗闇の中でどうやってピントを合わせるのですか。
A オートフォーカスは作動しませんし、ライトで照らしてピントを合わせることも厳禁です。そのため直前見学会に参加して、明るい内にピントを合わせてテープでピントリングを固定しておくことをお勧めします。ただし一度電源を切るとレンズのフォーカスが移動するレンズもあります。その場合の対処方法についてはプレレクチャー・写真教室で触れます。

Q 都合があってどうしても直前見学会に参加できないのですが。
A その方には大まかにピントを合わせる方法について、写真教室の中でお教えします。それに従ってピントリングを固定していただきます。ただこれは次善の方法ですから、できる限り直前見学会に参加されることをおすすめします。


 ※※そのほか※※


Q デジタル一眼カメラを購入したばかりの初心者です。前もってやっておくべきことはありますか。
A マニュアルやガイド本を見て、使用するカメラの操作について確認をお願いします。ケーブルレリーズをカメラのどこに付けたらいいか、真っ暗闇の中でカメラを三脚につけられるかなど練習しておいてください。目を閉じてケーブルレリーズがセットできるか、カメラを三脚につけられるかなど、練習しておかれることをお勧めします。

撮影に関しては、

 1)オートフォーカスを解除してマニュアルフォーカスとする方法
 2)フォーカスの補助光照射を解除する方法
 3)プログラムオート、絞り優先オート、シャッタースピード優先オートを解除して、絞りとシャッタースピードをマニュアルで設定する方法
 4)ISO感度を変更する方法。また、ISOオートを解除する方法
 5)撮影直後に背面液晶モニターに再生画像が表示される場合、それを解除する方法
 6)液晶モニターの輝度を最も暗くする方法
 7)液晶モニターで画像再生時にヒストグラムを表示する方法

このほかに、夜景・星空を撮影するなどして事前のトレーニングを必ずお願いします。また不安な方はマニュアルを持参され、明るいうちに確認されることをおすすめします。

Q 長時間の撮影に備えて用意しておくとよいものはありますか。
A ホームセンターなどにある「折りたたみ踏み台」があると便利です。撮影中に腰を掛けて休むことができます。

Q 今年、ヒメボタルは光りますか。
A そればかりはヒメボタルに聞いてみるしかありませんが、光ってくれることを信じています。

Q 雨が降った場合はどうなりますか。
A 『金生山姫螢』は雨天決行です。雨降りでもヒメボタルは雨の当たらない、草や木の下で光るようです。念のため雨具、カメラを覆うものを用意しておいてください。


 【観察会参加者にも共通することについて】


Q ライトの使用はできますか。
A 使用できません。外灯がありますから、金生山を歩いて上ってくるのにライトは不要です。

Q ヒメボタルを捕まえていいですか。
A 金生山ヒメボタルは天然記念物に指定され、文化財保護法によって保護されています。捕獲の他、追い回したりしないようにしてください。

Q 虫除けスプレーは使用できますか。
A ヒメボタルは生きています。保護のため虫除けスプレーや蚊取り線香などの使用を禁止します。虫刺されを気にされる方は、肌を露出しないよう長袖、長ズボン、団扇・扇子を用意してください。

Q 観察会に参加したいと思っていますが、携帯電話、スマートフォン、タブレットでヒメボタルを撮ってもいいですか?
A 観察会ではヒメボタルは撮影できません。また、携帯電話、スマートフォン、タブレットなど発光する機器の使用はできません。

Q 山頂までは車で行けますか。
A 観察会当日は21時前には満車となります。山頂が満車の場合は交通整理員の誘導に従って、中腹の駐車スペース、山麓の駐車スペースに止めて徒歩でご来山ください。また深夜1時半までは車両の通行を禁止します。それ以前にお帰りの方は山麓に車を止めてご来山ください。

Q 金生山明星輪寺へはカーナビは誘導しますか。
A ほとんどのカーナビは案内しません。よく「山麓でナビ終了となってしまった、どうしたらいいか」というお電話をいただきます。山頂の明星輪寺に至る途中に「金生山化石館」(大垣市赤坂町4527-19、電話 0584-71-0950)があります。ナビによってはこの金生山化石館までは案内する場合もあるようです。不案内の方は、明るい内に道順を確かめてご来山ください。


---以下は写真教室参加希望者へのQ&Aと同じです---


Q  撮影せずに見るだけだったら、他の日に立ち入ってもいいですか。
A 5月31日(土)、6月7日(土)の観察会以外の立入りは禁止されています。観察会にご来山ください。

Q 「明星輪寺境内地は夜間立入は禁止」と看板が出ていますが、仁王門から中に入らなければいいですか。
A 明星輪寺境内地とは、仁王門から中を指すものではありません。バス駐車場(所謂「見晴らし」)から上を指します。「夜間立入禁止」の看板が出ています。

Q 夜間は自動車では上がっていけないということですか?徒歩ならいいのですか。
A 観察会当日以外、夜間は徒歩であっても立入禁止です。

Q 「金生山姫螢」以外の夜間立入が許可されている日はありますか。
A 12月31日除夜の鐘、1月12日初虚空蔵の日は終夜参拝できます。



 最後に、観察会当日の夕方に来山されてどこに光っているんですか?と聞かれる人が毎年多くいらっしゃいます。夕方に光り始めるゲンジボタルと違って金生山ヒメボタルは深夜に発光を始めます。22時開始の山門コンサートに間に合うようにお出かけ下さい。コンサート終了後、その日のヒメボタルの発光活動に合わせて皆さんを観察へご案内します。




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金生山自然文化苑保存会 事務局 金生山明星輪寺(検索・明星輪寺)
    〒503-2213 岐阜県大垣市赤坂町4610 / ℡ 0584-71-0124


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金生山岩巣公園(大垣市名勝
濃尾平野を見渡すパワースポット


   金生山ヒメボタル
市天然記念物

ヒメボタル
ヒメボタルは本州から九州にかけて生息している陸生のホタル。ゲンジボタルやヘイケボタルと比べると6~9ミリと
小さく発光間隔は短く、カメラのフラッシュのように光るのも特徴。金生山山頂にある明星輪寺の境内付近にのみ生息。
午後10時ごろから深夜3時にかけて光り輝く。