明星輪寺本堂




この本堂は、文久3年(1863)に大垣藩十代藩主戸田氏彬によって再建されたものであり、
日本三大虚空像の一つである。本尊の虚空蔵菩薩が安置されたいることから「虚空蔵堂」
とも呼ばれています。正面は入母屋造りで、唐破風の向拝がつけられ、背面は切妻で、本
尊が祀られている岩窟を覆う屋根が続いています。再建当時は茅葺きでありました。また、
本堂の棟札には「慶長十四年(1609)高須藩徳永寿昌再建」、「明暦二年(1656)大垣藩
戸田氏信再建」と記されており、本堂再建の歴史を伺うことができます。