金生山化石館
金生山は日本の化石研究発祥の地
大垣市の北西部に岩肌を露出する金生山(標高217.1m)は,
東西1km、南北2kmの丘陵で、東方の沖積平野との境に断層
崖があり、南方は洪積層となっている。地球誕生46億年以来い
ろいろな生物が栄え,金生山の海の時代=ペルム期がやってき
た。金生山は、古生代の終りごろ(約2億5千万年前)、赤道直下
にできたさんご礁であり、プレート運動によって、中世代ジュラ紀
に現在のところに移動してきたと考えられる。さらにその後の変
動により今のようになった。全山の90%以上が生物石灰岩から
できていて、フズリナ、ウミユリ、サンゴをはじめ、貝類や石灰藻
など多くの化石を含んでいる。また、同時代の他地域と比べ大型
のものが多いのが特徴である。 |