What's the Mandolin ?

ンドリンってどんな楽器?

マンドリンの過去、現在、そして未来

<1998/5/15更新>


マンドリンとは...
マンドリンの仲間...
偉大な作曲家も...
ピックについて...
マンドリンは簡単な楽器か?
マンドリンの歴史
いろいろなマンドリン
弦 Strings
Calace Classico A 大解剖!

マンドリンとは...
マンドリンはイタリアのナポリ生まれの
撥弦楽器です。
胴の形は果実の「いちじく」を2つに割った形とよく言われます。 弦の数は8本です。同じ音の高さの弦が2本づつ4組あります。 低い方からG(ソ),D(レ),A(ラ),E(ミ)(ヴァイオリンと同じ)です。 ピックで弦をはじいて弾きます。


マンドリンの仲間...
「マンドリン」 の仲間には、ひとまわり大きな「マンドラ」、もっと大きな 「マンドチェロ」、びっくりするほど大きな「マンドローネ」があります。
マンドラは厳密に言うと2種類あります。一般的な「マンドラ・テノール」と、 ほとんど使用されない、4度高い調弦の「マンドラ・コントラルト」です。
あとマンドリンより4度高い調弦の「クァルティーノ」があるようです。
また、「リュート」「マンドリュート」「リュート・モデルノ」「リュート・カンタービレ」 (この4つは同一楽器)と呼ばれるものがあります。これはマンドチェロに高音弦を1組(2本) を追加したもので5組10弦で、カラーチェによって作成されました。無伴奏独奏曲もカラーチェ自身 により作曲されています。


偉大な作曲家も...
音楽史に残る有名な作曲家「ビバルディ」「モーツァルト」「ベートーベン」も マンドリン曲を書いています。 現在、一般的にマンドリンと言えば「ナポリ型」と呼ばれる8弦(4組の複弦) のものですが、このころは6本のガット弦を張ったロンバルト型(ミラノ型) マンドリンでした。近代ではマーラーが「第7交響曲」、ヴェルディの「オテロ」 をはじめレスピーギ、シェーンベルク、ストラビンスキー、プロコフィエフ、ヴェーベルン らがマンドリンを使用しています。


ピックについて...
これがピックです。
左の黒いピックが一般的に使用されているベッコウ製のものです。しかし最近は ワシントン条約でベッコウが入手しにくくなっていているため、私は右側の ギター用ナイロン製ピックを加工して使っています。多少音色が柔らかくなりますが、 耐久性抜群でほとんど擦り減らず、たいへん経済的です。 その他、世界各国で使われている材質には「木」、「骨」、「鳥の羽」なども見られます。


マンドリンは簡単な楽器か?
マンドリンは、はじめて楽器を弾く人には比較的とっつき易い弦楽器です。 ギターと同様にフレットがついているため音程が正確で、特に手の小さな日本人にとっては最適かもしれません。 その反面、芸術的に弾くには非常に難しい楽器でしょう。それはダイナミックレンジ の狭さ、音色の変化の乏しさ、
トレモロなどが問題となってきます。 高度な演奏を行うには、常にこれらを注意しなければなりません。


マンドリンの歴史
一説によると1620年ヴェネツィアのパロッキ Parocchiによって作成されたといわれています。 リュート属の古楽器マンドーラ (mandora または mandola)を直接の母体として生まれました。 mandolino は小さいマンドーラを意味します。またアーモンド (mandorla)が語源という説もあります。 (イタリアのマンドリニスト、ウーゴ・オルランディ氏によるとイタリア人はみんなそう思っているそうです。) マンドリンの性能や演奏技術が飛躍的に発達を遂げたのは、19世紀半ばにパスクワーレ・ヴィナッチャ Pasquale Vinaccia(1808(1816?)-1882)によってナポリ式の楽器が改良されてからです。(金属弦の使用、機械式糸巻、4対の複弦、フレットの延長、形状の改良、ヴァイオリンと同様の調律等) マンドリンのもっとも特徴的な奏法「
トレモロ」も楽器の改良と相前後して19世紀に発達したものです。
いろいろなマンドリン
ここまで「マンドリン」と言ってきたのは、ナポリ生まれの裏側が丸くなっていて、クラシック音楽を奏するために作られたものをさします。 アメリカで「マンドリン」といえば一般的にブルーグラスなどを奏する、フラットマンドリンを想像するでしょう。 ここではどんなマンドリンがあるか調べてみましょう。
ナポリ型マンドリンヴィナッチャ、カラーチェ系
ローマ型マンドリンエンベルガー
ドイツ型マンドリンイタリア系のマンドリンが華やかで金属的な音色を持つのに対し、やわらかなぽこぽこした音色が特徴。ボディ形状もやや丸っこい。指盤の幅が広い。クノール。
ミラノ型マンドリン6弦の単弦
バロック・マンドリンガット弦を張り、フレットは木製、糸巻きも機械式ではない。
2重底マンドリン 抱きかかえて演奏すると体に触れる部分の響きが死んでしまうのを回避するため、ボディの中にもう一つボディが入っている。南谷博一氏考案、加納木魂作。音量が大きい。
2重響板(?)マンドリン 表板が2重になっている。フランス製ジェラ。
リラ・マンドリン古代ギリシャの弦楽器リラの形を模したボディー形状。浜松楽器博物館にカラーチェ製のものがが展示されている。
フラット・マンドリンナポリ型マンドリンがアメリカにわたってその形を変えていった。ヴァイオリンのようなfホールが特徴的。ギブソンのF型(ボディに渦巻きの形状をもつ)、A型が有名。主にブルーグラスの演奏で使用される。ブリッジは木製。
マンドリンバンジョー(バンジョリン)バンジョーの胴にマンドリンと同じ調弦の8本弦をつけたもの。
マンドギターマンドリン(マンドロンチェロ?)のボディーにギターと同じ6弦をつけたもの。横内の花子作。
マンドリネット20世紀はじめのあいのこ楽器でマンドリンのように弦を張った、ウクレレ。

弦 Strings

マンドリンの弦は合計8本あります。低い方2組4弦は通常金属芯の巻弦、高い方2組4弦は裸弦の金属弦です。 多くの人はMAXIMA(マキシマ、ドイツ製)の弦を使用しています。これは巻弦がラウンドワウンドで明るい音がします。 THOMASTIK(トマスティーク、オーストリア製)はA線が巻弦であるため、マキシマのセットのA線だけ取り替えて使っている人が結構います。 この組み合わせでは落ち着いた感じの音色になります。しかし弦のメーカーは他にあまり見受けられず、弦の太さなんかも当然選択できません。 困ったものです。


CLACE Classico A 大解剖!

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