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口蓋扁桃の成熟が成人型の形態をほぼ完成するのは1歳程度で、ほぼ7歳前後、遅くとも10歳位が活動のピークと考えられ、以後12歳頃までに扁桃は急速に萎縮していきます。ところが上アゴ、下アゴともに10歳には大人の70%が完成してしまいます。また12歳をすぎても一向に扁桃が小さくならない場合も珍しくありません。
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図8

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左の写真のように、口蓋扁桃肥大がある場合も、舌が上アゴの歯列の中にうまくおさまらず、また、口の周りの筋肉をうまく使えないのでMFT(舌のトレーニング)を行います。
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したがって、耳鼻咽喉科医の判断で扁桃や鼻粘膜の腫脹に関して外科処置が見送られた場合でも、矯正歯科専門医は手をこまねいて、ただ慢性的な口呼吸に伴なった首や顔の発育変化を見ているわけにはいきません。
正常な上アゴ、下アゴの成長をうながすために、舌がしっかりと上アゴの内側におさまるようにしなければなりません(図9)。
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図9

@矯正装置でせまくなった上アゴの歯列を広げ、舌のおさまるスペースを作ります。
A舌のトレーニングを行います。MFT(筋機能療法)と呼ばれるトレーニングです。欧米では筋機能療法士といって、MFTを専門に指導する方がいますが日本では主に歯科衛生士が行います。継続して行うことで、舌や口の回りの筋肉の間違った使い方をかなり改善することが可能です。この間に扁桃が小さくなってくれれば、またアレルギー性鼻炎が改善してくれれば、効果は絶大です。かりに、扁桃やアレルギー性鼻炎に改善がみられなくとも、まじめにMFTを行うことで、発育期のお子さんの正常な上アゴ、下アゴの成長に近づけなければいけません。形態は機能の結果なのです。
B最終的には上アゴと下アゴの永久歯がしっかりと噛み合うように、矯正装置でならべていきます。
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図6(2.口呼吸の影響)の治療後の状態です。
矯正装置で上アゴの歯列を広げて、舌が自然に上アゴの中におさまるようにMFTを行いました。その結果、顔の前方への発育をうながすことができました。猫背、首の傾きも改善されています。(16才1ヶ月)
口の周りの筋肉をうまく使えるようになったために、口の周りに筋肉の異常な緊張はみられません。メリハリのある顔だちになりました。
上アゴの歯列を広げて、舌が自然に上アゴの中におさまるようしていなければ、下の写真に示すようにもっと面長でノッペリした顔になっていたものと考えられます。
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口呼吸を成人になるまで続けた方の例です。
鼻から下が間延びしており、顔の前方への発育が不足しています。
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