・3/24

　中山の障害競走に初登場。ペガサスＪＳのヨイドレテンシに騎乗。このレースは今年から国際競走として施行されることとなり、合谷騎手にとって初の国際競走騎乗となった。 前週の除外によって実現したこの騎乗チャンスを生かしたいところだ。
　レースではスタートからやや気合いをつけたが行き脚がつかず後方から。しかし、１周目の向正面でなぜか行き脚がついて一気に３番手に浮上、スタート地点に戻ってきた時には２番手まで上がってきていた。 ２周目の２コーナーで外回りへ出て行くところでもまだ２番手をキープしていたが、残り８００ｍ付近で手応えが怪しくなって後退、一気に後方２番手まで後退したが最後はわずかに盛り返して何とか人気と同じ１０着での入線となった。 結果的には惨敗だが、ヨイドレテンシはこれまで飛越でロスして勝負どころで上がっていけなかったのだが、今回はレコードタイムでの決着となるようなハイペースの中で２番手追走できたことはスピード決着にも対応できることを示した。 本番は距離が９００ｍ伸びるので、違ったレースをしてくるのは間違いない。その時に今回の激しい流れの中で先行できたことが必ず生きてくるように思う。
合谷騎手のコメント
　前で競馬との指示だったので、ステッキを入れてついて行きました。３角で包まれたあたりで一杯になってしまったよ。


 ・3/31

　前走であわやのレースを見せたオリジナルワンがスタンバイ。その前走のレースぶりが評価されて２番人気に支持されていた。 スタートから控えるのはいつもどおりだったが、最初の障害でタイミングが合わず、踏み切らずの飛越だったように見えたので少し危なかった。それでも何とか立て直すと、正面の３連続障害で徐々に差を詰めて進出。 タスキのところでは３番手まで浮上した。前走同様、内に入れるのを嫌って馬場の中央で飛越を見せていた。順まわりに入ってからも離されず無難な飛越を見せ、向正面で人気のファイナルフォースとともに上がっていき先頭に接近、 そして、４号障害から９号障害の間で微妙に仕掛けを遅らせて３番手でためて直線へ。これが功を奏し、前２頭を捕らえて先頭に踊り出ようとした瞬間、一気に外からリンクゴールドに交わされてしまった。 しぶとく食い下がろうとするも、勢いの違いで突き離されて２着に敗れた。
　前走と違ってロスもなく、仕掛けどころも良かったが、終始勝ち馬にマークされる展開となってしまったので、この２着は仕方がないところだ。これまで直線に出てからの脚が物足りなかったが、今回は前２頭をきっちり捕らえるなど最後までしっかりとした脚を使っており、 レース慣れしてきたことがうかがえる。平地力不足は永遠の課題だが、オリジナルワンの持ち味である安定してスピードの落ちない飛越を存分に生かせられれば勝ち星はもう間近のように思う。スタミナがもう少しついてこればオープンでもやれそうだが・・・。

着順枠番馬番　馬　名斤量騎　手性・歳タイム着差人気
１着１１リンクゴールド６０常石　勝義牡・５３：２２．７５
２着５７オリジナルワン６０合谷　喜壮牡・５３：２３．１２. 1/2２
３着５８ファイナルフォース５７出津　孝一牡・５３：２３．３１１
単　（１）　1020　　　　　複　（１）　190　（７）　160　（８）　110
枠　１−５　　610　　　　　馬　１−７　　2130曇・良
ワ　１−７　　600　　　　１−８　　410　　　　７−８　　220

合谷騎手のコメント
　左へ左へ行く面があるし、タスキでも息を入れられるので阪神が合うことは確かだけど、自分から完歩を合わせて飛ぶ今なら京都でも大丈夫だと思う。 目標にしてた３着馬は交わせたのに、今日は出し抜けを食らった形。すぐにチャンスはあるはず。


 ・4/15

　前日の中山ＧＪの騎乗がなく残念だったが、阪神の未勝利戦・オリジナルワンは５頭の除外馬が出たレースで抽選をくぐり抜けて出走を果たした。特に強力なライバルのいなかった今回、前走での２着が評価されて１番人気に推されていた。 しかも、単勝１．９倍という圧倒的な支持だった。ここ最近、合谷騎手の騎乗馬が２倍を切ったことはなく（障害騎乗では初！）、大きな期待を背負っての出走となった。
　レースではいつもどおりスタートのダッシュがつかず、最後方から進む展開となった。しかし、正面の３連続障害で前２走のように差を詰められず、中団より後ろからの苦しい競馬を強いられた。 タスキで徐々に進出し、順まわりの１コーナーでようやく先行集団に追いついてが、向正面でペースが上がるとやや置かれ気味になってしまう。最終障害でもまだ６、７番手という位置で、 最後の伸び脚にやや不安を残すオリジナルワンにとっては絶望的な位置どりとなって直線を迎えた。しかし、経験を積むごとに徐々に力をつけてきたオリジナルワンは馬群の中を割って一気に突っ込み、これまでと違って直線で鋭い脚を披露。 あっという間に２番手まで押し上げて、あと一頭！というところでゴールに入った。こういったレースができたことによって、いろいろな展開に対処できることも証明でき、京都コースに変わっても不安は全くなさそうだ。

着順枠番馬番　馬　名斤量騎　手性・歳タイム着差人気
１着４６シェイクマイソウル６０川合　達彦牡・６３：２３．１８
２着４５オリジナルワン６０合谷　喜壮牡・５３：２３．４２１
３着５８シージョーカー６０熊沢　重文牡・６３：２３．７２３
単　（６）　2900　　　　　複　（６）　470　（５）　120　（８）　220
枠　４−４　　2210　　　　　馬　５−６　　2100晴・良
ワ　５−６　　800　　　　６−８　　2280　　　　５−８　　370

合谷騎手のコメント
　中１週続きの分か、行きっぷりが悪かった。でも、終いは確実に伸びてくれるようになったね。


・4/22

　京都５Ｒ、障害未勝利戦にてリアルプリマに騎乗予定だったが除外。よって、抽選休み。

・4/28

　京都５Ｒ、障害未勝利戦・サマーインザシチーに騎乗。当初は騎乗なしで終わるところだったが、この馬が東京戦を除外されたために京都へ回ってきて、騎手がいなかったので合谷騎手へ回ってきたということのようだ。 よって、今回のみのテン乗りになりそうで、ここで結果を残しておきたいところだ。レースではまずまずのスタートから中団につけて徐々に進出。２周目に入って３番手に浮上し、前を射程圏に入れながらレースを進めるも３コーナーあたりで追走手一杯に。 結局直線でも伸び切れず６着に終わった。相手関係からも恵まれており、４番人気に評価されていただけに悔やまれる敗戦だった。
　なお、今回のレースは大外枠だったこともあり、外目を回ってロスが大きかったのも最後まで影響したようだ。やや一杯になった３コーナーで他馬の邪魔にならないような気配りを見せたような下がりかただった。騎乗がやさしすぎるのかも・・・。 まあ、それが合谷騎手の人柄の良さだと思うのですけど。違う？
合谷騎手のコメント
　前でとの指示はあったけど、掛かると聞いていたので折り合いのついた位置で行かせた。周りを気にするところはあったけど、よく見て飛んでいたし、もう少し前で運んでいればまた違ったかもね。飛越はうまいし、チャンスはある馬だと思う。


・5/6

　オリジナルワンは抽選により除外。

・5/12

　京都ＪＳ・エーピーパッションは賞金により除外。

・5/13

　先週除外されたオリジナルワンに騎乗。京都コース特有の速いペースについて行けるかが最大のポイントと見られていた。が、一番の問題点は別のところにあった。 左へ左へと行く飛越である。京都コースはタスキがなく、ずっと右回りとなり、終始外へ外へと逃げる飛越となってしまうのでロスが大きく、２周目の向正面で早々と脱落してしまった。 １１着惨敗は負け過ぎのような気もするが、左回りならば逆にロスのないレースができそうな気配も感じたので、中京で必ずや巻き返しを果たしてくれるだろう！
合谷騎手のコメント
　２周目の４号障害を遠目から飛んで着地で躓いてバランスを崩した。それにペースが速くて流れも向かなかったですからね。


・5/19

　８Ｒ・ポロネーズは賞金により除外。

・5/20

　合谷騎手１年ぶりの中京入り。騎乗馬は初障害馬シルクフルール。しかしこの馬は約１年の休み明けで、平地ではたった２戦のキャリアでともに惨敗しているため、期待をかけるのは酷であった。 加えて休み明けにかかわらずの−１０ｋｇの馬体も気になった。ゲート入りを嫌がり気難しい面も見せ、レースでも序盤からやや掛かり気味。２つ目の障害で踏み切りが近すぎて落馬と全くいいところはなかった。 当の合谷騎手は落馬の際に大空を舞って派手に飛んだが、幸いにもケガはなかった。これで「シルク」の障害馬は２戦２落馬。相性が悪いのか、巡り合わせが悪いのか。それとも騎手が・・・これはまずい（笑）。
　なお、１２Ｒ・シロキタキャプテンは賞金により除外。

・5/26

　東京１１Ｒ・ラティールは賞金により除外。

・5/27

　前走は１１着惨敗だったが、中京が向きそうなオリジナルワンへの巻き返しの期待度は大きく、ファンはこの馬を１番人気に支持した。 スタートはまずまずで、最初の障害は外へ膨れ気味だったがこの最初の障害だけが右回りなのでこれは仕方なかった。それから障害がなく、タスキあたりから徐々に押し上げていこうとするところ、 ３号障害で内から外から馬が来たため、クセのある飛越を見せるオリジナルワンはうまく飛越ができずバランスを崩し、合谷騎手は落馬。期待の左回りに入る前に勝負は終わってしまった。 だが、このレースだけでこの馬が終わってしまったとか中京が向かないとは思えない。人気が急落しそうな次走の一変に期待したい。
　なお、落馬した合谷騎手は脳震盪を負ったが、来週の騎乗には支障はない模様。それだけでも良しとしないといけないが、ここ２週はふがいなさすぎで・・・。 初心に戻って、合谷騎手ファイト！！



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