・11/26

 シロキタスターに騎乗。前走以上にメンバーが揃い、どういったレースをするのかが注目された。スタートから後方へ下げ、1周目では飛越ごとに順位を上げていく巧い飛越で5、6番手まで順位を上げた。 正面でも差を詰めて前の集団に取り付いた。1コーナーからはいつもどおりペースが上がってやや遅れ気味になったものの何とか前に取り付き最終障害へ。最後の障害も無難にこなし直線へ。 しかし平地力があるわけでもなく差を詰めて3着に上がるまでに終わった。内容的にはいつもどおりと言うところか。
 いつもと同じく飛越後にすぐスピードを上げられるこの馬の持ち味が出ていたのは好感が持てた。相手関係や展開利がもう少しあればチャンスだとは思うが・・・。
合谷騎手のコメント
 前半行けなかったが、段々と行き振りがよくなった。2周目の竹柵で脚をぶつけたがあとは上手。阪神に替わっても心配ないし、これだけ安定してくればチャンスは近い。


・12/2

 障害2走目のヤマサカグヤヒメに騎乗。最初の障害が巧かったため前走よりは良い位置に付けられたが、序盤のペースがやや速く、追走だけで手一杯の状況となった。そのせいで飛越もバラけ気味となり、 タスキの生け垣では嫌々飛んでいたような飛越で前との差は詰まらず、逆に置かれていった。さらに前残りの展開となっては手も足も出ず、完敗だった。途中で馬のヤル気がなくなってしまったような感じだったのが敗因なのかは不明だが、 前走から考えれば物足りないレースぶりだった。こんな馬ではないと思うので、次走以降は人気も落ちるだろうが、いつか爆発しそうで常に大穴候補として警戒したい。
 これで騎乗機会連続入着記録が「21」でストップしてしまったが、この記録が続いている限り、勝ちはやってこないような気がしていただけに、このレースで気持ちを切り替えてもらいたい。入着狙いではない合谷騎手の本来の腕を見せてもらいたい!
合谷騎手のコメント
飛越が高いせいかスピードが乗らなかった。


・12/10

 シードミンゴに騎乗。障害26戦目、合谷騎手騎乗では23回目の参戦である。 スタートでダッシュがつかないのはいつものこと。セフティオーシャンもそうだったが、トモが甘い馬はスタートのダッシュ力がつかないそうで、 シードミンゴはこのケースに当てはまるだろう。従って、後方からのレースを余儀なくされるのは仕方ない。 さて、レースでは最初の障害はスムーズだったが、2つ目の1号障害が問題だった。飛越後合谷騎手が右に傾き加減になり、バランスが崩れて「危ない!」と思わせた。 テレビ観戦だったため画面が切り替わりどうなっていたのかは不明だったが、何とか持ちこたえたようでひと安心。この時アブミが外れたらしいがすぐに入ったとのことで、 3年前のブリザードセイバーの再現(アブミが外れたまま2、3号障害を飛越も、バランスが崩れて落馬)にならなかったのは何よりである。 ・・・で、その後は最近の「飛越の巧いシードミンゴ」に戻っていた。タスキで前の集団に取り付き、順まわりに入ってやや置かれ気味になったが、いつもほどではなく、 それなりについていけたのがここ最近と違っていたところ。最終障害で4番手まで押し上げ、直線では外に出して追撃体勢に入った。 直線で2番手争いを演じていたユーセイシュタインとアイディンサマーを外から交わし、先頭のサンレオンを追ったが、結局最後は2馬身半届かずの2着までに終わった。 時計がかかったこともこの馬向きだったが、順まわりに入ったところでのペースアップについていけたのは収穫だろう。
 いつも残り一周のところから置かれ出すことの多い同馬にとって、阪神の方が京都よりも向いていると思っていたのだが、今回はその通りの結果?となった。 もう一度、年内に阪神でレースに出てきた時は、相手次第ではあるがチャンスは大きいだろう。期待したい!

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着10サンレオン60西谷 誠牡・53:24.5
2着シードミンゴ60合谷 喜壮牡・73:24.92. 1/2
3着アイディンサマー57☆白浜雄造牡・43:25.11. 1/4
単 (10) 220      (10) 120 (3) 160 (4) 140
枠 3−7  920     馬 3−10  920曇・良
ワ 3−10  340    4−10  250    3−4  410

合谷騎手のコメント
 スタンド前で完歩が合わずにアブミが外れたけど、すぐに入ったので影響なかった。いつもより積極的なレースをさせたが、流れに乗ってからは楽。最後もよく頑張った。


・12/17

 ヤマサカグヤヒメに騎乗。障害3戦目で上昇気配と思いきやプラス10kgの太め残り。レースでは序盤から行き脚がつかず苦しい展開。 さらにリズムに乗りかけた1号障害で前の馬が落馬して、その騎手をよけるために大外へ振らざるをえない大きな不利を受け、前との差を一気につけられてしまった。 これで今回はほぼ「The end」。飛越自体が高くてスピードに乗れず、さらに最後も伸び切れずシンガリ入線となる8着に終わった。
 今回は力を出し切っていないような気がしてならないので、正月を挟んでのこの期間で立て直してもらいたい。可能性はある馬だと思うが・・・。

・12/23

 20世紀のラスト騎乗はシードミンゴ。前走の2着で阪神向きなのが証明され、2番人気に支持された。何とか合谷騎手に初勝利をしてもらいたいというファンの後押しもあったのだろう。 レース自体いつもどおり後方からだったが、逆まわりの4角でフミノスパークにぶつけられて外へ振られる不利があり、前半では思うように差を詰められず苦しい展開となった。 順まわりに入って差を詰めにかかるも今度はカラ馬の影響でスムーズなレースができず。3コーナーで進出しようとするもカラ馬の影響を受けてずるずる後退。最終障害でもカラ馬とフミノスパークに挟まれて危なかった。 最後はじわじわと伸びてくるも前との差が大きすぎたため全く届かなかった。シードミンゴにとって、これが本来の力ではないので、巻き返してくれることを信じたい。
合谷騎手のコメント
 空馬が外に行った時に内から仕掛けて動こうとしたんだけど、そこでもう一度内に入ってこられてしまって・・・・・・。あの不利が全て。


−2000年の合谷騎手−

 いきなり平地騎乗から始まった2000年の合谷騎手。そして1月9日の障害未勝利戦、正面の3つ目の障害でシードミンゴが躓き落馬。右距骨剥離骨折及び右足靭帯損傷と診断され、全治6週間のケガでいきなり長い休養と入ってしまった。 ようやく復帰したのが4月15日。しかし騎乗馬に恵まれず入着できないレースが続いていたが、中京開催から一変した。リッチトレンディーが好走できるようになり、夏場にはシードミンゴがリフレッシュして復帰。 シロキタスターも復帰し、安定した成績を収められるお手馬が集まり、5月28日から21レース続けて入着(5着以内)という大記録も樹立した。 しかし、2着が3度あるものの1年を通じて未勝利に終わってしまった。

 2000年はいきなりの落馬もあり、全くリズムに乗り切れていなかったように思う。新たな気持ちで来年の巻き返しを期待したいところだ。



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