・11/13

 久々にシードミンゴ以外の馬でレースに騎乗する。その馬の名はフロムダウンタウン、アイルランド産の外国産馬である。しかし平地は未勝利で、あまり期待をかけられる馬ではないようだ・・・。 7頭立ての7番人気は妥当なところだ。レースは最初からずっと6番手を進み、4角で3頭の熾烈な5着争いに加わったが、最後は平地力の差で6着に敗れた。1〜5着までは人気どおりの決着で、この6、7着だけが人気と逆の結果となった。 ということで、唯一人気を上回ったことは評価できる!?
 前と差がありすぎてほとんど飛越を見ることができなかったが、飛越が高く安定はしていた。レースを使って徐々に慣れさせればいつかはチャンスはありそうだ。 今回の内容だけで見限ると痛い目にあうかも? と思っているのは私ぐらいだろう(笑)。

・11/20

 京都HJ(J・G ll )でリンクローレルに騎乗。もう今年は重賞レースには縁がないと思っていただけにチャンスが転がり込んできた。もともとは金折騎手のお手馬だが、彼は連覇を狙うイチバンリュウに騎乗していた。未勝利戦を勝った時に乗っていた川合騎手が負傷休養中と言うことで、内藤繁厩舎の第3の障害騎手・合谷騎手に回ってきたのだ。 1勝馬であるが、先行力が買われて前評価以上の6番人気に支持されていた。ここであの京都JSの借りを返してもらいたい!と思ったのは私だけではないはず。そんな思いを胸に秘め、レースがスタートした。 距離も考慮していつものこの馬のように逃げ一手ではなく、馬の行くがままのレースでイチバンリュウと並走する形となった。序盤から外へ外への斜飛は目立っていたが、無難に飛越していた。そして最難関であるバンケット障害では、台の上での完歩が一歩多かったが、外へ下りるように巧く導き何とかクリアした。 正面の3障害も無難に飛越したところで、並走していたイチバンリュウが転倒。単騎で抜ける展開となった。4号障害では巧飛を見せ、2番手以下に4馬身ほどリードを取った。これまでは何となく先頭にいるだけに感じていたが、ここで「もしかして、勝てるかも!?」そう思った。思ってしまった。思ってはいけなかったのだろうか?  次の第5号障害で飛んだのはリンクローレルではなく合谷騎手だった。春同様、ゴールに辿り着く前にレースは終わってしまった。合谷騎手にケガはなかったが、リンクローレルは故障を発症して予後不良となってしまった。カブトフドオの二の舞・・・、ご冥福を祈りたい。 また内藤繁春先生にはご迷惑をかけてしまう結果となってしまった。これでもう、このコンビは見れないかも・・・。

観 戦 記
合谷騎手のコメント
 道中はいい感じで追走できたけど、踏み切らずに 飛ぶような形になってしまって・・・・・・。


・11/21

 シードミンゴに騎乗。スタートから暴走気味に飛ばすサンダンスについて行けず後方からのレースとなった。2周目に入ったところの3号障害ですぐ前を走っていたショウザンゴールドが転倒したのをよける不利(3号障害飛越後にもう一度踏み切って飛んでいた)などもありチグハグなレースとなった。最後は前2頭が抜け出して、どう頑張ってもどうにもならない展開になっていた。 4番手で前のサンダンスを視界に入れた位置に上がってきて迎えた最終障害が非常に危ないものだった。この馬のよくある落馬パターン・「馬が微妙に躓く」状態となった。馬上の合谷騎手はバランスを崩し落馬寸前になったが、何とかとどまった。最後の直線ではジリジリ伸びたものの、前とは大きく開いた3着にとどまった。ちょっとタイムも速すぎたみたいだ。

観 戦 記
合谷騎手のコメント
 最終障害の着地でバランスを崩して少し危なかったけど、 それ以外はスムーズだった。スピード的にひと息だけど、自分の持ち時計はキッチリと走ってくれるよ。


・11/27

 今年2度目の府中遠征。前回は1周したところで落馬という最悪の結果となっていたので、何とか完走を願っていた。騎乗馬は初障害のシャイニーサンデー。ほとんど自厩舎化している加藤敬厩舎の4歳未勝利馬だ。さらに休み明けと言うことで期待薄ではあるが、何と言っても父親がリーディングサイヤーのサンデーサイレンス。 合谷騎手が乗ってもいいの?というぐらいの血統馬である。なぜか6番人気に推されていたのも未知の魅力にあふれていたからだろうが、2つ目の障害で著しくスピードダウン。その後は最後方追走のまま、最後は息切れ。結局最下位入線の11着に終わった。 レース慣れを見込んで次走の変わり身に期待したいが、飛越が安定してこないと苦しいであろう。

・11/28

 フロムダウンタウンに騎乗。スタートのダッシュが付かず後方から。前はそんなに速くなかったが、最後方から追走に苦しんでいた。ずーっと最後方で結局ゴールも最後尾の入線。7着という結果に終わった。見せ場は全くないように思えるが、最後使った脚はなかなかのもので、 もう少し飛越なれして追走が楽になれば何とかなるかもしれない。きっかけはつかんだようである。

・12/4

 毎度毎度のシードミンゴに騎乗。3着が2回続き、そろそろチャンスかも!?と期待は大きい。単勝は6番人気だったが、この日から中央場所で導入されたワイド馬券の対象としては3着続きのこの馬が意外と支持を集めていたように予想される。 レースでは、スタートはまずまずだったが例によって後方から。序盤からペースが落ち着いていたもののジックリと構えていた。タスキ過ぎから飛越で徐々に差を詰めて2角では4番手に上がってきた。しかし、このあとペースが上がると追走手一杯。 徐々に置かれだし7番手まで後退。最終障害では前3頭に水を開けられてしまった。最後はまずまずの脚で伸びてきて4番手集団の混戦からは抜け出したが、前とは開いた4着に終わった。こういった上がりの競馬は平地力がある先行馬が圧倒的に有利。 この馬にとって一番足りないところである。展開が完全に向かなかった。しかし、それでも大きく負けていない今回を見る限り、ようやく馬が慣れてきた感じでもう大崩れはないだろう。平均よりちょっと速いぐらいのペースで上がりがかかって、しかも時計がかかる展開になれば浮上するだろう。 これはこの馬に限らず、合谷騎手のお手馬全部に言えるのだが・・・。
 あと気付いた点がひとつ。阪神のタスキでの合谷騎手の走路は最近外寄り(画面上では左、1コーナーでは内になる。)を通ることが多い。あの逸走の影響か(笑)?
合谷騎手のコメント
 外から他馬が来ると気にするところがあるんだけど、 今日はその辺りをスムーズに捌けたからね。




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