・7/10

 左第三腰椎横突起骨折、左腸骨打撲挫傷で安静加療3週間の診断を受けた合谷騎手だったが、そんなことはお構いなく、障害未勝利戦でフジヤマチズルに騎乗。 7日の調教でも跨っており、ケガに関しては何とか大丈夫なようだ。レースでは、いつもどおりの後方追走でついていけなかったものの、最後はまずまずの脚を見せて8着に頑張った。 この馬で勝つのは非常に困難であろうが、乗り続けている限りいつかはチャンスが舞い込んできてもおかしくないだろう。鞍上が鞍上だけに・・・。

・7/18 小倉SJ(G lll )に騎乗!!

 カブトフドオが去ってしまってから約1ヵ月。合谷騎手が重賞に騎乗するのは秋以降まで望めないと思っていたが、最近ずっと調教を付けていたローズコンテッサが小倉サマージャンプに登録してきたため、 重賞騎乗のチャンスがやってきた。ローズコンテッサと言えば、喜壮さんが未勝利戦で単勝万馬券を演出した馬。飛越が巧く、喜壮さんにとって、現時点で最高のお手馬となっている。前評判はあまり高くなかったが、 デキの良さ、軽ハンデ(55kg)、直線芝で勝ってきていることから、10頭中5番人気に推されていた。
 レースでは、いつもどおりの好スタートから絶好の2番手につけて進めた。道中の飛越は全く危なげがなく、楽に2番手でレースを進めていた。 しかし、2周目の3コーナー前の障害を飛越後、ずっと障害がなくペースが上がった時に追走に苦しみ、直線を向いた時にはやや一杯となってしまった。 結局6着に敗れ、合谷騎手の重賞初制覇は持ち越しとなった。また、このローズコンテッサは京都や阪神で、距離が短く、直線が芝のコースで一番持ち味が発揮できそうだ。 となれば、別定戦になるが阪神JS、もしくは来年の京都JSあたりならばチャンスはあっても良さそうだが・・・。
合谷騎手のコメント
 楽に行けていたから、いい感じだったんだけど、 最終障害までの平地で水を開けられてしまった。平地力の差が出たような感じです。


・7/25

 坂口則厩舎2頭出しの1頭、マヤノヴィオロンに騎乗。ちなみにもう一頭の馬は1番人気のエリモエベレスト。この馬には大して期待されていないらしい。 もちろん、4歳セン馬の同馬にとって、現在の古馬との障害戦では荷が重いのは分かっているが。それでも序盤はじっくり行って、徐々に差を詰めるという合谷騎手の好?騎乗があって、人気以上の6着に健闘した。 まだ若い同馬にとって、レースを重ねていくごとに力をつけていくことは当然期待できる。ただ、どう見ても今回がテン乗りみたいで、頑張ったにもかかわらず乗り代わりになりそうだ。
合谷騎手のコメント
 慎重に飛ぶし、道中無理しなければバテはしない。 キャリアを積み、全体的にもう少し力がついてくれば。


・8/7

 障害未勝利戦にて、お手馬リッチトレンディーに騎乗。前走からちょっと間隔があいたのが気になるが、飛越は巧く安定した成績を残している馬だけに、大崩れはないだろうと期待していた。 が、レースになると、後方追走が手一杯で全くレースになっていない。平地不足と言うことで小倉コースが不向きであることは確かだが、それでも12頭中10着(最後尾入線)は負け過ぎである。 見ている側としては、馬にやる気が見られなかったのが感じられ、デキが万全とはいえなかったようにも感じた。もちろん、この馬の実力はこんなものではない。次走は難しいにしても、阪神コースでの巻き返しに期待したい。

・8/14

 8Rに組まれた豊国ジャンプSでローズコンテッサに騎乗。このレースで騎乗することによって、今年これまで関西エリアで行われた障害の特別戦&重賞戦すべてのレースに騎乗しているのは嘉堂騎手と合谷騎手の二人だけとなり、 これは障害騎手として、大いに胸を張れることである。さてレースは7頭立てという寂しいメンバー構成のおかげでローズコンテッサにもチャンスがありそうに感じていた。スタートはいつもほど良くはなかったが、まずまずであった。 最初の障害、2つ目の障害とまったく問題なくこなしレースは進んでいった。その後も飛越に関しては文句なしだったが、最後の3コーナーから直線の可動式障害までの平地で差がついてしまい、最後は伸び切れないというレースで4着に終わった。 小倉の障害コースは中京の障害コース以上に平地力が要求され、ローズコンテッサのような飛越の巧さが身上の馬にとっては入着が精一杯だろう。
合谷騎手のコメント
 前半ちょっと行きたがったが、うまく辛抱できてジックリとレースできた。平地の脚が見劣るぶん4着だったけど、道中で無理しなければ終いは確実だよ。 最後が芝というのもいいんだろうが、ここにきて馬も良くなってるんだ。


・8/15

 未勝利戦でシードミンゴに騎乗。前走は落馬、この中間には出走取消(枠順確定前)もあり、決して期待できそうもない近況であるが、まともに走ればそんなに差のないレースをしている同馬。だが決して小倉向きの馬ではなく、 しかも順調さを欠いた今回は期待以上に不安もあった。そしてレースを迎えたわけだが、このレースで一番ヒヤッとしたのがスタートだった。わずかにバランスが崩れて合谷騎手が一瞬浮き上がったのが見えた。しかしすぐ持ち直したが、微妙にこのロスが響いた。 そのためいつもどおり後方からのレースとなった。飛越も無難にこなし、一団となった集団についていっていた。しかし、正面の最初の障害で横にいたジュネスが落馬。しかもシードミンゴの側に転倒してきたため、大きく不利を受けた。外によけて立て直したがここで前との差が広がり、追走に余裕がなくなってしまった。 これ以降もなかなか巧い飛越を見せて差を詰めるも、3、4コーナーの障害のないところで突き離され、最後はもうひとつ伸び切れず4着に終わった。不利がなく、順調に使われていればもっと際どくなっていただけに悔いが残る一戦だったが、今後にメドが立つ一戦でもあった。 直線がダートのコースであれば、もっと良いレースになりそうだ。ちなみに、この馬は障害戦で直線のダートコースの経験がないが、平地時代はダートで実績のあった馬なので、直線が芝のコース以上に期待はできる。
合谷騎手のコメント
 今日は飛越だけ気をつけたんだ。合わせてやればしっかり飛んでいたし、 とにかくメドがたってホッとした。レースが開いていたから体はちょっと太かったね。


・8/22

 障害未勝利のリッチトレンディー。前走のようなレースは本来の姿ではないことは感じていたが、果たして復活はあるのか? そう思いレースを見ていたが、スタート後からずっと離れた後方を追走しレースにならなかった。 最後もバテた馬を交わしたにとどまり、大きく離れた7着に惨敗した。昨年暮れのようなレースができればそんなに差はないはずだが・・・。もちろんこのまま終わってほしくないので、復活を心から願いたい。
 また、このレースで昨年の騎乗数に並んだ。成績もここまでは似ているが、まだ8月。最低限、昨年を上回る活躍をしてもらいたい。



GO! GO! 合 谷 !!へもどる