・6/6 びっくり 単勝万馬券!!

 中京5R・障害未勝利戦でローズコンテッサに騎乗。吉岡厩舎からの障害騎乗依頼はエーピーパッションに次いで2度目となる。 ローズコンテッサの前走は休み明けで落馬してしまったが、騎手がバランスを崩しただけであまり影響はなさそうである。しかし、これまでの成績から実力的に見劣っているのは一目瞭然であった。 この日も11頭中10番人気という低評価だった。全く期待されないままレースを迎えた。スタートは前走同様抜群で、すぐに好位のポジションを奪い、最初の障害を無難にこなした。 5番手に落ち着いたローズコンテッサがここから素晴らしい飛越を見せる。2号障害、タスキの3、4号障害で前と差を詰め差のない4番手に浮上した。順まわりに入り、平地でも徐々に差を詰めると第5号障害で1番人気のターンオンザライトを振り切り3番手に。 3つの連続障害を飛んだところで2番手に浮上した。2号障害もうまく飛越し前を行くメイショウレオを目前とし、最終障害を迎える。2頭ともうまく飛越し、メイショウレオが逃げ切ろうとするも外からローズコンテッサがひと追いごとに差を詰める。 そしてゴール前で計ったように差し切った。馬の巧飛と合谷騎手の好騎乗が奇跡ともいえる勝利を生み出した。単勝は104.6倍の万馬券、ダービーの裏で大仕事を果たした喜壮さん。これで今年は3勝目。もうひと頑張りすれば最優秀障害騎手の可能性も十分だ。 これでいつでもどんな馬に騎乗しても合谷騎手をノーマークにしてはいけないと誰もが思ったことであろう。
 「この世の出来事とは思えない。」今回は今まで以上に感じたレースだった(笑)。


観 戦 記

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着ローズコンテッサ57合谷 喜壮牝・53:05.710
2着メイショウレオ59北沢 伸也牡・53:05.8  3/4
3着11タヤスレインボー60嘉堂 信雄牡・83:06.43. 1/2
単 (8) 10460     複 (8) 1280 (1) 650 (11) 220
枠 1−7  10930     馬 1−8  52320晴・良

合谷騎手のコメント
 練習から飛越はうまかった。ずっと手応え良く行けたし、最終障害のところでは交わせそうな感じだった。障害をキチンと見て飛んでくれるので、乗ってて安心できる。


・6/13

 中京5R・障害未勝利戦、シードミンゴに騎乗。これで今年の中京の障害戦はすべて騎乗したことになった。レースでは後方からの追走から徐々に順位を上げていくという、いつものレース展開となった。 3、4コーナーの障害でも前との差は縮まらず、ゴール前ではなかなかの伸びを見せたが、競り合う前3頭からはかなり離れた4着でゴールインした。1戦ごとにレース振りは上昇しており、いずれは未勝利を勝ち上がりそうに感じた。 それが次走なのか、それともまだまだ先になるかは分からないが。

観 戦 記
合谷騎手のコメント
 もう少し前でと思っていたけど、モタついて行けなかった。直線の脚は本当に良かったし、芝のほうが追って伸びますね。


・6/19

 メンバーの質が落ち、62kgを背負うカブトフドオの実績がずば抜けていた。1番人気は当然であった。スタートは相変わらずだが、飛越ごとに徐々に差を詰めるいつものレース振りであったが、2周目の3コーナー辺りからは62kgの影響か、いつもの行きっぷりがなかった。 それでも最終障害を飛越して前との差がなくなり、叩き合いに持ち込むかと思われたが、最終コーナーで大外に振られる不利があり、最後は斤量差が響いて伸び切れず5着に敗れた。そう見えただけだったが、レース後に合谷騎手が下馬、競走中に左後繋靭帯断裂を発症していたのだった。 そしてカブトフドオはそのまま我々の目の前に現れることなく、予後不良のため飛び立ってしまった・・・。我々がこの馬から得た感動は計り知れない。衝撃の初障害初勝利を挙げた障害緒戦、平地上位の馬を飛越力の差でねじ伏せた障害2戦目、あわや3連勝かと思われた牛若丸JS、 放牧帰りの2戦目であっさりと勝った京都の障害オープン、勝負の厳しさを教えてくれた京都JSといろいろな思い出があり過ぎて、心にぽっかりと大きな穴があいてしまったような気がするのは私だけではないだろう。我々に夢を与え続けてくれたカブトフドオにはただただ感謝するだけである。 君のことは忘れないよ。さようなら、カブトフドオ。ありがとう、カブトフドオ!! 
カブトフドオ

合谷騎手のコメント
 向流しまではいい感じでしたが、4角手前から行きっぷりが悪くなった。それに直線に入るところで振られるところもありましたからね。62キロというのも応えたのかも知れません。


・6/20

 平地力優先の中京を見送って、阪神に照準を絞ってきたフジヤマチズル。道悪も問題なく善戦を見込んでいたが、+12kgの馬体増に加えて相手が強かった。レコードに0.8秒に迫るようなレベルの高いレースでは追走が手一杯なのも仕方がない。 結局、人気を1つ上回る9着にとどまった。

・6/26

 5ヵ月ぶりの出走となったリッチトレンディーに騎乗。前走は横の馬が落馬した不利を受け、馬が躓いての落馬だったのであまり影響はないと見ていた。 スタートはまずまず。休み明けということで無理をせず後方からの競馬となったが、正面の連続障害で飛越ごとに差を詰めて前の集団に取り付いた。好位に上がってたすきコースに入ったが、 他馬に寄られ窮屈になったため普段の飛越がさせてもらえず後退。それが影響して最後まで差が詰まらなかった。直線では平地力の差というより久々による息切れのため伸びを欠き7着に敗れた。 しかし、前走の落馬の影響は全くなく、飛越も巧かったので叩いた次走での一変が大いに期待できる。
合谷騎手のコメント
 久々の分、いつもより道中の行きっぷりが悪かった。飛越はうまいから、今度は変わってきそうだよ。


・7/4

 シードミンゴに騎乗。落馬、5着、4着と徐々に着順を上げてきて、今回は距離延長、直線ダートとプラス要因も増え期待された。 が、いつもどおり行き脚がつかず後方から。正面の3つの障害を無事にクリアした次の第4号障害で着地後に馬が躓き、合谷騎手がバランスを崩し落馬。 詳しくは見ていないが、この落馬で合谷騎手は左第三腰椎横突起骨折、左腸骨打撲挫傷で安静加療3週間の診断を受け、戦線を離脱することとなった。 ようやく軌道に乗ってきたところへ、先日のカブトフドオの予後不良に続き本人までも・・・。暗いニュースが続いてしまった。早期復帰を願いたい。



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