・4/10

 今年初の平地騎乗となった阪神4Rの4歳未勝利戦のムテキオーは、18頭中17番人気。レースは序盤から行き脚がつかず16番手追走から、4角で1頭に交わされての17着に終わった。昨年は平地に2騎乗してともにシンガリ負けしていただけに、 平地競走で合谷騎手が他馬に先着したのは1年半以上ぶりとなった。
 また続く5Rの障害未勝利ではドクターショルダーに騎乗。合谷騎手が障害に騎乗するようになってはじめての2レース続けての騎乗となった。しかし、逆回りの3角過ぎの障害で飛越が低く、落馬してしまい、全くいいとこなしに終わってしまった。 昨年一度あった1日2騎乗の2月14日と同じような結果になってしまった。救いといえば、落馬の際にうまく受け身を取ったおかげでケガもなく無事だったことであろうか。

・4/11

 中京で騎乗予定も除外だったとか。(騎乗予定馬はデーンマウンテンらしいが、どのレースかは不明)

・4/17

 久々に帰ってきた。今年の合谷騎手のカギを握る馬、カブトフドオ。今年に入ってからはオープンで好走を続けているが今一つ勝ち切れなかった。平地の脚はないが、それを補うに余りある飛越力がこの馬にはある。 休み明けにもかかわらず14頭中の2番人気に推されていた。合谷騎手のお手馬で唯一上位人気になるのはこの馬だけである。レースではスタートで頭を上げてダッシュがつかず、後方からのレースとなった。 飛越自体は休養前と変わらず巧い。リフレッシュ放牧の効果か、気分よく飛越しているようだった。たすきコースに入っても後方にいたカブトフドオは、無理をせずじっくり構えていた。順まわりになって徐々に進出してきたが、 あまり反応がよくなかったらしく、いつものようには上がって行けなかった。4角を回った時はまだ5、6番手だったが、最後の飛越でスパート。勝ち馬には離されたが、外から伸びて3着に入線した。前2頭よりも斤量を背負っていたことを考えると、 やはり実力があるところを見せていた。前残りのスローペースでこの馬に展開が向かなかったこと、勝ち馬が軽量だったこと、休み明けでいつもの行きっぷりがなかったことを考えると、次のレースが楽しみになってきた。 たとえ京都ジャンプS(J・G lll)でも、この馬は通用すると思う。この3着でハンデも落ち着きそうなのは何よりであるし・・・。
合谷騎手のコメント
 タスキからジワ〜ッと行かせたけど、いい時ほどハミを取って反応しなかった。それでもバテずに3着。やっぱり能力はあるね。


・4/18

 フジヤマチズルに騎乗。この馬の騎乗は昨年11月29日以来3度目だ。14頭中の13番人気という低評価はこの馬の実力から正当な評価であった。道中は先団についていくことができず後方からのレースとなった。 終始後方ままの惨敗に終わったが、一桁着順(9着)ならばまずまずと言えるだろう。この馬で勝つのは至難の業である。

・4/24 1番人気でオープン勝ち!

 カブトフドオが連闘での出走。阪神スプリングJ7着のシロキタガリバーも出走していたが、合谷騎手はカブトフドオを選んだ。当然といえば当然の選択であろう。休み明けの先週よりは叩かれた効果が期待でき、しかも斤量は1kg減の59kg。連闘も問題なく、メンバーもそれほど強くないとなれば1番人気は当然だろう。 スタートではややダッシュがつかなかったものの、これはいつものこと。先週のレースを考えるとマシな方である。1つ目の障害を無難に飛んだが、前の馬が落馬し、その落馬した騎手をよけるロスがあった。そのため最後方からのレースとなってしまった。正面の3つの障害を無難に飛越するとようやくリズムをつかみ、徐々に押し上げていった。 1コーナーでもう一頭のお手馬であるシロキタガリバーを交わし、向正面での飛越で差を詰めていった。1周目の4コーナーでは5、6番手まで上がってきていた。2周目に入っても巧い飛越の連続で、飛越ごとに前との差が詰まっていった。最終障害で2番手に浮上し、あとは前を行くシンメイライコウとのマッチレースとなった。 カブトフドオの2勝ともにこのパターンでのものだったが、今回も後ろを離しての叩き合いとなり、最後はクビ差競り落とした。着差以上に快勝と言えるレースで3勝目を挙げた。合谷騎手にとって今年の2勝目は7年8ヵ月ぶりの1番人気勝ち(92年8月2日の4歳未勝利・タニノクロカミ以来)であり、 9年2ヵ月ぶりのオープン勝ち(90年2月17日のアラブ4歳上オープン以来)であった。これで重賞初制覇へ向けて大きく1歩前進したこととなった。さあ、次は京都JSでG lll 勝ちだ!!
 ちなみに・・・・・・シロキタガリバーはいつもどおり喜壮さんが跨って追い切りられた。まずまずの動きを見せていたがレースではさっぱり。合谷騎手じゃないと嫌なのだろうか(笑)? あと、メイトウマサムネはカラ馬でずっとカブトフドオにくっついていた。合谷騎手が好きなのだろうか(笑)?


出走枠順&前日コメント

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着カブトフドオ59合谷 喜壮牡・53:33.7
2着シンメイライコウ57西谷 誠牝・63:33.7  クビ
3着トキオワイルド60林 満明牡・63:35.6大差
単 (8) 390     複 (8) 180 (9) 400 (2) 160
枠 6−6  2940     馬 8−9  2860晴・良(ダ・稍重)

合谷騎手のコメント
 前走はひと息入っていた分、少しモッサリした感じだったが、今日は前半から行きっぷりが違っていたからね。追い出しを我慢した分、最後もシッカリとした伸びを見せてくれた。


・4/25

 こちらも先週から連闘となるフジヤマチズルに騎乗。2週続けて同じ騎乗馬しか乗らないという可能性はまだあるが、それが2頭となると思い当たらない。先週は9着だったのでそれ以上を期待していた。先週同様道中は先団についていくことができず後方からのレースとなった。 終始後方ままだったが、先週よりはマシな内容だった。着順も1つアップの8着でソコソコ健闘した。いつかこの馬で大仕事をする日がくるかも!?

 ちなみに、4月25日終了時点で合谷騎手は関西の騎手順位がぴったりの58位。偶然は恐ろしい(笑)。

・5/1

 シロキタガリバーが連闘で東京・障害オープンに登録も除外・・・。

・5/2

 前日から府中入りしていた合谷騎手に初障害馬シードミンゴの騎乗チャンスが巡ってきた。というか、シロキタガリバーと一緒に東上してきた加藤敬厩舎の馬なので、自然と合谷騎手が騎乗することとなった。 東京競馬場で障害戦に騎乗するのは初、平地を含めてもここ10年は府中での騎乗はなかったので、関東のファンは喜壮さんを初めて見たと言う人は多いのではないだろうか? さてレースだが、8番人気のシードミンゴはまずまずのスタートから流れに乗るも、 3、4コーナー中間の障害でややスピードが落ち7番手に後退した。それから正面の4つの連続障害は無難にこなしたが、向正面のスタート地点を通過した直後の7号障害でバランスを崩し落馬してしまった。ちょっと不甲斐なかったのが不満だが、人馬ともに無事だったのは何よりである。 しかし、エリモフリーオン(落馬)、タイハヤカゼ(逸走)、シロキタガリバー(落馬)、リッチトレンディー(落馬)に次いで、「加藤敬厩舎の障害騎乗馬はすべて競走中止を経験する」という変なジンクスを続けてしまった。 一番たくさん騎乗馬を提供してくれる厩舎は大事にしたいところだが・・・。

 とりあえず、人馬ともに無事だったことでまずはひと安心。京都JSの前にケガなんてことはシャレにならないですからね。あと、その次の東京HJの下見もできたし(1周は回れた)最低限の任務は遂行できたかな?



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