・3/21

中一週。今週は順番から行けばセフティオーシャンが出走する週だ。ちょうど400万以下のレースが組まれているので、出てくることに関しては自信があった。この馬はいまさら言うまでもないが、前走で合谷騎手に2年ぶりの勝利をもたらしたメモリアルホースだ!  前回の鮮やかな直線一気の脚を認められて、昇級緒戦とはいえ4番人気に支持された。しかしこの馬、京都で400万以下のレースに出た時に8着に敗れているため、力はやや劣ると思っていた。 スタートから前走同様抑えて後方からのレースをしたが、未勝利戦とはペースも違い、前走以上に後方を進んでいた。飛越は無難にこなしていたが、前とは差が縮まらず、 最後は追い込んできたものの、7着に敗れた。メンバー中一番の37.6の上がりの脚で追い込んだが、離されすぎていた。時計的には前走とあまり変わっていないので、 力の差ということになりそうだ。しかし、もう少し飛越力が増せば何とかなるかもしれない馬であることには違いない。

・3/28

中一週。今週は順番から行けばダンディウラノスが出走する週だ。でも確信は持てなかった。前々走、落馬。前走、最下位。 平地?障害?どちらかも分からなかったが、結局は障害に出走してきた。この馬は、スタミナがないので逃げバテのレースが続いていたが、今回は中団に控えてのレースだった。 最後はいつも通り伸び切れず7着に敗れたものの、レース内容は良かった。次走は相手次第でチャンスも。

・4/5

1/25のセフティオーシャンの騎手変更以来、毎週土日のどちらか一方に出ていた合谷騎手だが、今週はさすがに騎乗馬がないものと思っていた。が、彼はこの週1回のペースを守るべく5Rに姿を見せた。 騎乗馬はアリーナロード。初障害馬だ。しかしこの馬、前走の中京の出走時にふと調教欄を見たら、合谷騎手を鞍上に障害コースで追い切っていたため、いずれは障害に転向するものとは思っていた。 平地1勝馬の初障害。見せ場なく後方ままで終わるんじゃないかと思っていた。が、違っていた。まずまずのスタートを切ると、最初の障害で先頭に立つ。それからは後続をぐんぐん離して、逆まわりの3コーナーでは20馬身ぐらいの差に広がっていた。 それからも安定した飛越を見せていたが、順まわりの向こう正面でスタミナ切れ。あっさりと2頭に交わされた。しかし、それ以降には大きな差をつけており、最後は完全に一杯になりながらも3着に粘った。 スタミナに課題は残すものの、スピードの落ちない飛越は大きな武器で、これからが楽しみな一頭であることは間違いない。

・4/11

中一週。順番通りダンディウラノスが出走した。今回も中団からのレースだったが、見せ場なく8着に敗れた。最近は控えているのではなく、行けなくなっているという方が正しいようだ。 阪神は全く向かないタイプでもある。
これ以外では、桜花賞に出走したラティールの追い切りに騎乗したことも記しておく。

・4/19

意外や意外。今年に入ってからは、あのセフティオーシャンの乗り変わり以来初の2日間騎乗なし。「よく考えれば、毎週出ていたんだなあ。」ということを実感した。 しかし、古小路騎手の復活に伴ってセフティオーシャンを失い、ここ3週間ほど出番のないことが濃厚なだけに、合谷騎手は苦しい立場に立たされている。

・4/25

合谷騎手のお手馬、ダンディウラノスにパウエル騎手が騎乗。結果はなんと3着。認めたくはないが騎手の差か・・・。

・5/16 京都大障害に騎乗!!

京都大障害。90回の伝統あるこの重賞競走に合谷騎手の名前があった。いつものような未勝利戦ではない。合谷騎手にとって初めて味わう大障害競走である。スタートはまずまずで、最初の障害も無難にクリアした。いつもはじっくりと最後方待機のレースばかりだが、 7番手の追走だった。1周目は全く問題のない飛越で先行集団を見ながらのレースとなった。そして、2周目。合谷騎手の眼前には初のバンケット障害・ビッグスワンが待ち構えている。必死にジャンプすると、何とか台の上に登り、降りるとこも危なかったが何とかクリアした。 それからは徐々に前に上がっていき、最終障害では4番手につけていた。しかし、直線ではやや早く動いたこともあり、いつもの末脚は炸裂しなかったものの、何とか5着入着を果たした。入着賞金370×7%=約25万円を手に入れた合谷騎手にとって、 このレースは忘れられないレースとなりそうだ。

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム
5着セフティオーシャン58合谷 喜壮牡・54:35.0

合谷騎手のコメント
三段跳びの練習をしてなくて、ぶっつけでのレース。でも、何とかクリヤーしてくれた。自分で動いて行った分、いつもよりは最後が甘くなってしまったが健闘だろう。


観 戦 記


・5/23

久々にダンディウラノスに跨ることができた。知らぬ間に好走が続き3番人気に支持された。こんなに上位人気になったのはいつ以来だろうか。障害競走に乗るようになってからは4番人気が最高であった。 頭数、メンバーからも当然の評価だが、それだけ合谷騎手が期待され出したということかもしれない。(私見)レースでは、うまい位置取りでたすきコースをうまくこなして3番手に上がった。2コーナーを回って向こう正面の3つの連続障害にさしかかったが、 ここで逃げていた馬のペースが一気に落ち、外からも他馬に来られてやや窮屈な飛越となった。持ち味であるスピードの落ちない飛越が生かせぬまま向こう正面の連続障害を終え3、4コーナー中間点の飛越にかかった。 ここでも前に馬がいたため、消極的な飛越になってしまい前と離されてしまい、スタミナに不安のある同馬にとって最後の障害で逆転する力は残っていなかった。結局6着に終わった。 しかも騎乗経験のあるシルクウインザーとブリザードセイバーに先着を許したのは情けない。(人気ではダンディウラノスの方が上だったから。)
合谷騎手のコメント
飛びはうまいんだよ。勝ち馬を目標に離されずについて回ろうと思っていたけど、勝負どころでスッと離されてしまった。


・5/27

オークスの追い切り、桜花賞8着のラティールには今回も喜壮が手綱を取った。本番では当然騎乗しないが、 G l 出走馬の稽古を頼まれるほど、信頼度が上がってきた。間接的だが、ラティールには合谷効果を期待したい。
ラティールの調教コメント by 合谷喜壮騎手
スムーズに折り合っていい動きだった。力をつけているのが分かる。
前走からの上昇を感じた様子でコメントしたらしい。(新聞に合谷騎手のコメントが載っていたため掲載した。)
ラティールのレースコメント by 合谷喜壮騎手
前走の出来をキープ。展開さえ向けばチャンスはある。




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