中山GJ
第10回
2008年4月19日

登録馬(50音順)登録馬(出走優先順)
エイシンニーザン 63.5 ○○○○○○ 1 アラームコール 63.5
オートゼウス 63.5 ○○○○○○ 1 グライディング 63.5
テイエムエース 63.5 ○○○○○○ 3 メルシーエイタイム 63.5
テイエムトッパズレ 63.5 ○○○○○○ 4 エイシンニーザン 63.5
バローネフォンテン 63.5 ○○○○○○ 5 マルカラスカル 63.5
フォレストダンス 63.5 ○○○○○○ 6 マイネルオーパー 63.5
ブルーフランカー 63.5 ○○○○○○ 7 バローネフォンテン 63.5
マイネルオーパー 63.5 ○○○○○○ 8 テイエムエース 63.5
マルカラスカル 63.5 ○○○○○○ 8 ブルーフランカー 63.5
メルシーエイタイム 63.5 ○○○○○○ 10 オートゼウス 63.5
アラームコール 63.5 ○○○○○○ 10 テイエムトッパズレ 63.5
グライディング 63.5 ○○○○○○ 10 フォレストダンス 63.5
(フルゲート:16頭)
【レース】
 今年はカラジの故障もあり、10頭と寂しいグランドジャンプとなったが、大障害馬2頭、外国馬2頭が参戦し、レベル的には高いレースとなりそうだ。
 昨年の大障害の覇者・メルシーエイタイムは昨秋と同様、平地をひと叩きして本番を迎える。中山の大障害コースは今回が6回目で、これまですべて4着以内という安定した成績を残している。また、今は充実期で、障害戦に限れば2連勝中。ようやく本物になってきたようで、2つ目のG1奪取を目指す。
 一昨年の大障害の覇者・マルカラスカルは昨年の大障害こそ3着に敗れたが、差のないレースであり、能力の高さは示している。グランドジャンプは初めてとなるが、大障害コースを2回経験していることは強みで、障害戦ですべて3着以内の成績を残している実績から大崩れは考えづらい。自分の方に持ち込んでの逃げ切りを目論む。
 障害界の新星・エイシンニーザンはワンサイドの内容で重賞を含む3連勝と全く底を見せていない。距離も問題なく、ポイントは中山の大障害コースがどうかの1点だが、安定した飛越をする馬で、克服は可能だろう。ここも勝って一気に頂点を目指すことは決して不可能ではないだろう。
 外国馬2頭はスタミナ勝負になれば浮上してくることは可能で、良馬場までの回復は見込めないこともあり出番があるように思うが果たして・・・。
 テイエムドラゴンが引退してもなお障害界を牽引する現6歳馬の世代がこれからも中心となっていくことは間違いないだろう。
【結果】
 終わってみればマルカラスカルの強さだけが際立ったレースだったが、見ごたえのあるレースになったと思う。大生け垣でオートゼウスが落馬してしまったが、それ以外は特にアクシデントはなかった。
 レース展開としては、序盤フォレストダンスが飛ばし、マルカラスカルは2番手をじっくりと追走。メルシーエイタイムは中団前、エイシンニーザンはやや後ろの集団で進み、大生け垣過ぎでマルカラスカルが先頭に立った後にレースが動き出し、 メルシーエイタイムが仕掛け気味に上がっていき、外回りの入口で2番手に浮上。アラームコールがそれに続き、テイエムエースも続く。エイシンニーザンはここで置かれてしまい離れた6〜7番手から前を追う。 4角ではマルカラスカルとメルシーエイタイムのほぼ一騎打ちの状態となったが、直線入口でマルカラスカルが振り切ると、最終障害後は差を広げる一方。一昨年の中山大障害の強さを再び見せてくれた強いレースぶりだった。 メルシーエイタイムは最後失速し、テイエムエースに詰められたものの何とか2着を確保した。エイシンニーザンは伸びを欠き5着に敗れた。
 マルカラスカルは前哨戦を使えなかったり、1週前の調教で落馬したりとアクシデントがあり、馬体も大幅に減っていたが、地力の高さを改めて示してくれた。大障害勝ちのコース実績はもちろん、道悪が得意なので馬場状態も味方した。離れた2番手という絶好のポジションが取れたのも良かった。 今後は休養に入って、再度秋まで充電となりそうで、無事に復帰してくれることを切に願いたい。 メルシーエイタイムは外回りコースがあまり得意ではないようなレースぶりだった。外回り最初の置き障害でバランスを崩し、最後の障害後も一杯になっていた。馬場状態も道悪が不得手なこの馬にとっては向かなかった。最後2着に頑張ったのは地力とコース経験ゆえのものだろう。 3着のテイエムエースは大健闘と言える内容だった。休み明け2戦目で状態が上がっていたこともあったが、あわや2着という結果は今後につながる内容だった。平地力のある馬とのスピード勝負では分が悪いが、タフなレースとなった時にはこの馬の良さが生かされてくるようである。 順調に使っていければ、秋には重賞ウイナーとしてマルカラスカルに再戦できるような気もするが。 マイネルオーパーの4着もコース経験と道悪を苦にしないところが好走の要因と言えそうだ。1番人気のエイシンニーザンは落馬の影響が直接の敗因ではなく、中山コースの経験とタフなレースになったことによる障害レース経験が少なかったことが影響して力を出し切れなかったようである。 今回を良い経験にして、秋にはリベンジを果たしてもらいたいところだが。外国勢は力が足りなかったか。アラームコールは外回りから失速、グライディングもバンケットでスタミナを使い果たしたようなレースぶりで全く見せ場はなかった。外国馬も中山経験が必要で、ペガサスJSをパスしての参戦馬は今後も苦戦が必至だろう。
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